日本の文学賞

← ホームに戻る

高良 留美子

こうら るみこ

Kōra Rumiko

プロフィール

性別
女性
生誕
1932-12-16 (東京)
死没
2021-12-12 (東京) 88歳
国籍
日本
言語
日本語

経歴

職業
詩人, 評論家, 女性史研究者, 翻訳家, 編者
活動期間
1958年〜2021年
影響を受けた人物
シモーヌ・ド・ボーヴォワール, 高群逸枝

学歴

自由学園初等部
期間: 1940年代-1950年代
国: 日本
日本女子大学附属高等学校
国: 日本
東京藝術大学(転学)
美術学部
国: 日本
在学後転学
慶應義塾大学(中退)
法学部 / 法学科
国: 日本
中退

受賞歴

H氏賞
1963
対象作品: 場所
主催: H氏賞選考委員会
結果: 受賞
現代詩人賞(第6回)
1988
対象作品: 仮面の声
主催: 現代詩人賞選考委員会
結果: 受賞
丸山豊記念現代詩賞
2000
対象作品: 風の夜
主催: 丸山豊記念財団
結果: 受賞

受賞・候補エディション

H氏賞 1回登壇
  1. 受賞作: 場所

    『場所』は、高良留美子の第二詩集で、物と自己、現実とイメージが入れ替わるような危うい瞬間を詩の対象にした作品である。感情の直接的な表出よりも、存在のあり方を問い直す硬質なことばの運動が中心に置かれている。

    物と自己の境界が揺らぐ地点から、現代詩の課題に向き合った詩集。

    現代詩自己と物存在女性詩
現代詩人賞 1回登壇
  1. 受賞作: 仮面の声

    仮面という像を通して、社会的な顔と内なる声のずれを探る詩集。個人史と時代への意識が、鋭い抒情として結晶している。

    仮面の声は、高良留美子の表現の核を伝える一作である。

    141ページ
    風景身体感覚言葉

作品

代表作

生徒と鳥

1958年 詩集

初期詩集。若い感性と日常のイメージが交錯する短詩を収録。

自然青春日常

場所

1962年 詩集

代表的詩集の一つ。個人と場所の関係を探る詩篇を収める。

記憶場所時間

仮面の声

1987年 詩集

個と他者、仮面や声をモチーフにした詩群。批評でも高い評価を得た作品。

主体性他者

風の夜

1999年 詩集

晩年の詩集で、自然と歴史、女性の視点を織り交ぜた詩篇を収録。受賞歴がある。

自然女性史記憶

神々の詩

1999年 詩集

神話的要素や古代のモチーフを取り入れた詩集。

神話女性性文化

全著作

  • 詩集 生徒と鳥
  • 詩集 場所
  • 物の言葉 詩の行為と夢
  • 見えない地面の上で
  • 恋人たち
  • 仮面の声
  • 発つ時はいま 連作長篇
  • 風の夜
  • 神々の詩
  • 百年の跫音
  • 崖下の道
  • 高良留美子詩集(各種)
  • その声はいまも
  • 見出された縄文の母系制と月の文化

作家による翻訳

  • 太陽と生の荒廃から アフリカ共同体の詩と文学(共編訳)
  • アジア・アフリカ詩集(編訳)

作風・主題

文体
象徴的でイメージ重視の詩断片的で内省的な語り
頻出モチーフ
女性自然記憶

健康

  • 膵臓癌
    2021(晩年)
    膵臓癌により死去

評価・遺産

戦後から晩年にかけて活躍した詩人・評論家・女性史研究者。詩集や評論を通じて女性の視点や文化史を提示し、女性文化賞の創設など研究と社会貢献を行った。遺稿や資料は娘によって資料室が開設されるなど保存・公開の動きがある。

記念館・博物館

  • 高良留美子資料室 2022年開館

資料所蔵先

  • 高良留美子資料室(娘・竹内美穂子により開設)

豆知識

  • 夫は作家の竹内泰宏である。
  • 妹・高良美世子の遺稿を編纂して刊行している。
  • 娘・竹内美穂子が2022年に『高良留美子資料室』を開設した。