日本の文学賞

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上田 五千石

うえだ ごせんごく

Ueda Gosenkoku

ペンネーム: 五千石学生時代に校内で評判になった俳句に由来する俳号として採用

プロフィール

性別
男性
生誕
1933-10-24 (東京都渋谷区代々木山谷町)
死没
1997-09-02 (杏林大学付属病院(東京都)) 63歳
国籍
日本
言語
日本語
宗教
法相宗
居住地歴
東京都渋谷区代々木山谷町(出生) → 静岡県岩松村(後の富士市、転居) → 静岡県富士市(在住) → 東京都練馬区(晩年転居)

経歴

職業
俳人, 雑誌主宰・編集者, 鍼灸師, 事業経営者
活動期間
1953年〜1997年
所属
氷海(俳誌), 氷海新人会, 畦(創刊・主宰), 俳人協会
所属団体
氷海, 俳人協会
影響を受けた人物
秋元不死男, 西東三鬼
影響を与えた人物
上田日差子(娘、俳誌の継承者)

学歴

上智大学 文学部
文学部 新聞学科 / 新聞学科
期間: 1953–1957
卒業年: 1957
国: 日本
卒論「新聞俳壇の発生」は西東三鬼の推薦で要約が掲載される
静岡県立富士高等学校(旧・富士中学校)
期間: 1947–1952
国: 日本
校内文芸誌「若鮎」に参加し俳句を発表

受賞歴

俳人協会賞
1968
対象作品: 田園
主催: 俳人協会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

俳人協会賞 1回登壇
  1. 受賞作: 田園

    田園の風景と季節の移ろいを、明澄な写生と精神性でとらえる句集。身近な自然の中に、静かな時間と生活の深みを見いだす。

    田園は、上田五千石の表現を句集として伝える作品。

    140ページ
    俳句田園季節

作品

代表作

田園

1968年 句集(俳句)

初句集。情感と俳諧性を特徴とする作品群。刊行により俳人協会賞を受賞。

自然季節感日常の情景

森林

1978年 句集(俳句)

第二句集以降に展開した『眼前直覚』論が現れる時期の句を収録。

眼前直覚時間と瞬間自然観

風景

1982年 句集(俳句)

風景や暮らしの細部を捉えた句を多く収める句集。

風景日常情感

琥珀

1992年 句集(俳句)

成熟期の作を集めた句集。個人的回想や自然観が深まる。

回想成熟自然

天路

1998年 句集(俳句)

生前の作をまとめた晩年の句集(1998年刊)。

晩年回想時間

上田五千石全句集

2003年 全集(俳句)

生涯の句を収めた全集(2003年刊)。

全集生涯の作

全著作

  • 田園
  • 森林
  • 風景
  • 琥珀
  • 天路
  • 上田五千石全句集
  • 上田五千石 生きることをうたう
  • 俳句塾
  • 春の雁
  • 俳句に大事な五つのこと 五千石俳句入門

作風・主題

文体
情と俳諧性を重んじる文体眼前直覚(「いま」「ここ」「われ」の詩)を唱える平易で情感に富む句風
頻出モチーフ
渡り鳥・季節の移ろい日常の風景回想と時間の断片

健康

  • 神経症
    1954 (一時期)
    在学中に発症したが、師事と同人入会を経て快癒した

評価・遺産

戦後を代表する俳人の一人として評価される。情感と俳諧性を特色とし、『田園』で俳人協会賞を受賞、俳誌『畦』を創刊・主宰したことでも知られる。句碑が各地に残り、全集や研究書も刊行されている。

関連学会

  • 俳人協会

資料所蔵先

  • 岩本山公園(富士市) 句碑(句集『田園』より)
  • ビュー福島潟(新潟市) 所蔵句碑
  • 富士見書房(『上田五千石全句集』刊行元)

大衆文化への影響

  • NHKの俳句番組への出演や教育番組を通じて俳句普及に貢献

引用

  • さびしさに引き出され、やがて静かさに深まってゆく句づくりが、もし俳句固有の詩法だと仮定すれば、五千石俳句はその詩法を身につけている。
    出典: 秋元不死男(『田園』序文) (1968年)
  • 萬緑や死は一弾を以て足る
    出典: 代表句

豆知識

  • 本名は明男(本名表記は資料によって異なることがある)
  • 句碑が静岡県や新潟県などに複数設置されている
  • 富士市立富士中央小学校の校歌の作詞を担当
  • 俳誌『畦』を1973年に創刊・主宰した