日本の文学賞

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山尾 悠子

やまお ゆうこ

Yamao Yūko

ペンネーム: 山尾 悠子筆名(本名は非公開)

プロフィール

性別
女性
生誕
1955-03-25 (岡山県岡山市)
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
岡山県都窪郡(2018年時点) → 岡山市(出生地、幼少期)

経歴

職業
小説家, 幻想文学作家, 歌人
活動期間
1975年〜
所属
日本文藝家協会
所属団体
日本文藝家協会, 日本SF作家クラブ(過去に所属していたが、2020年時点では会員名簿に記載なし)
影響を受けた人物
澁澤龍彦, 塚本邦雄, 高橋睦郎, C.S.ルイス, ボルヘス

学歴

同志社大学
文学部 / 国文科
国: 日本
在学中に作品発表を開始(1975年頃デビュー)

受賞歴

泉鏡花文学賞
2018
対象作品: 飛ぶ孔雀
主催: 泉鏡花文学賞選考委員会
結果: Winner
日本SF大賞
2019
対象作品: 飛ぶ孔雀
主催: 日本SF作家クラブ
結果: Winner
芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)
2019
主催: 文化庁
結果: Winner

受賞・候補エディション

泉鏡花文学賞 1回登壇
  1. 受賞作: 飛ぶ孔雀

    『飛ぶ孔雀』は、火が燃えにくくなった世界を舞台に、回遊式庭園の茶会、火を運ぶ女、孔雀、大蛇、地下世界などがゆるやかに連なっていく幻想小説。緻密な言葉と断片的な構成が読者を異界へ引き込み、泉鏡花文学賞、日本SF大賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受けた。

    火が燃えにくい世界で、孔雀と大蛇と人の記憶が幻想の地図を描く。

    248ページ
    幻想小説孔雀異界記憶
日本SF大賞 1回登壇
  1. 受賞作: 飛ぶ孔雀

    庭園の大茶会を襲う孔雀と、地下世界をめぐる男の遍歴が交錯する幻想小説。濃密な言葉と神話的なイメージが、終わりきらない物語の感触を残す。

    飛ぶ孔雀は、幻想文学を軸に読者を作品世界へ導く。

    248ページ
    幻想文学庭園地下世界変容

作品

代表作

夢の棲む街

1978年 幻想文学

詩的でクールな文体で構築された幻想的な都市を舞台にした短編・中編集。虚構的で寓意的な事件が連鎖する作品群。

滅び退廃寓意異世界

仮面物語 或は鏡の王国の記

1980年 長編小説(幻想)

書き下ろし長編。鏡や仮面といったモチーフを通して別世界的な寓意を展開する作品。

変容アイデンティティ

飛ぶ孔雀

2018年 長篇/幻想

2018年発表の長篇。山尾の復帰以降の成熟した作風を示す作品で、滅びと美の混交する幻想譚。

滅びと美寓意的風景崩壊

全著作

  • 夢の棲む街(1978)
  • 仮面物語 或は鏡の王国の記(1980)
  • 角砂糖の日(歌集、1982)
  • 山尾悠子作品集成(2000)
  • 歪み真珠(2010)
  • ラピスラズリ(2003)
  • 飛ぶ孔雀(2018)
  • 山の人魚と虚ろの王(2021)

作家による翻訳

  • 白い果実(ジェフリー・フォード著、金原瑞人・谷垣暁美と共訳、国書刊行会、2004)

作風・主題

文体
冷静で詩的な文体精密に構築された幻想世界象徴性の強い描写
頻出モチーフ
滅び・崩壊鏡・仮面寓意的な風景絵画的イメージ

評価・遺産

独自の幻想世界を言葉で構築する作家として高く評価される。寡作で伝説化した時期を経て復帰後に再評価され、泉鏡花文学賞や日本SF大賞など主要賞を受賞した。

関連学会

  • 日本文藝家協会

引用

  • 私の小説はSFでは場違いではないか、現代詩から出発していればと思っていた。
    出典: 『幻想文学58 特集 女性ファンタジスト2000』東雅夫インタビュー(2000) (2000年)

豆知識

  • 本名は非公開(過去に一度明かしたことがあるという記述あり)
  • 1975年に雑誌掲載でデビュー(20歳頃)
  • 1985年以降長期の作品発表休止があり、1999年に執筆を再開した
  • 2004年に翻訳に参加(ジェフリー・フォード『白い果実』)