日本の文学賞

← ホームに戻る

吉田 隼人

よしだ はやと

Yoshida Hayato

プロフィール

性別
男性
生誕
1989-04-25 (福島県伊達郡保原町(現・伊達市))
国籍
日本
言語
日本語
居住地歴
福島県伊達市(出身) → 東京都(早稲田大学在学・在住)

経歴

職業
歌人, エッセイスト
活動期間
2006年〜
所属団体
早稲田短歌会(出身)
影響を受けた人物
千葉文夫, 高橋睦郎

学歴

福島県立福島高等学校
国: 日本
早稲田大学
文化構想学部 / 表象・メディア論系
学位: 学士(文化構想学)
期間: 2008–2012
卒業年: 2012
国: 日本
在学中に早稲田短歌会に入会
早稲田大学大学院 文学研究科
文学研究科 / フランス語・フランス文学コース
学位: 修士(文学)
期間: 2012–2014
卒業年: 2014
国: 日本
修士課程修了後、博士後期課程に進学
早稲田大学大学院 文学研究科(博士後期課程)
文学研究科 / フランス語・フランス文学コース
期間: 2014–2020
国: 日本
単位取得満期退学(2020年)

受賞歴

福島県文学賞 青少年奨励賞(短歌部門)
2006
主催: 福島県
結果: 受賞
角川短歌賞
2013
対象作品: 忘却のための試論
主催: 角川書店(短歌誌『短歌』)
結果: 受賞
小野梓記念芸術賞
2016
対象作品: 忘却のための試論
主催: 早稲田大学
結果: 受賞
現代歌人協会賞
2016
対象作品: 忘却のための試論
主催: 現代歌人協会
結果: 受賞

受賞・候補エディション

角川短歌賞 1回登壇
  1. 吉田隼人の短歌五十首を核にした作品で、のちに同題の第一歌集へ収録された。記憶、忘却、自己像をめぐる硬質な抒情が、フランス語副題を添えた歌集全体の主題にもつながっている。

    忘却をめぐる思考が、短歌のかたちで鋭く立ち上がる。

    144ページ
    短歌記憶抒情
  1. 「忘却のための試論」は吉田隼人による受賞作です。賞の選考対象となった作品として、タイトルが示す主題や人物の動きに焦点を当てながら、読者が作品世界へ入りやすい構成で読ませます。

    忘却のための試論を手がかりに、作者の視線と物語の核へ近づいていく一作です。

    144ページ
    受賞作現代文学人物描写記憶と時間

作品

代表作

忘却のための試論 Un essai pour l'oubli

2015年 歌集(短歌) 143ページ

若い感性による内省的な短歌を収めた歌集。喪失と忘却、自己と死の意識が主題となっている。

忘却喪失死と生内省

霊体の蝶

2023年 歌集

近年刊行の歌集。精神性や存在の境界を扱う作品群を収める。

霊性存在論変容

死にたいのに死ねないので本を読む 絶望するあなたのための読書案内

2021年 エッセイ・読書案内

絶望感に向き合う読者へ向けた読書案内とエッセイ。問題意識と救済のための書物が紹介される。

絶望読書救済

全著作

  • 忘却のための試論 Un essai pour l'oubli(2015年)
  • 桜前線開架宣言 Born after 1970 現代短歌日本代表(アンソロジー寄稿、2015年)
  • 短歌タイムカプセル(共著、2018年)
  • 死にたいのに死ねないので本を読む(2021年)
  • 霊体の蝶(2023年)
  • 現代短歌パスポート 来世イグアナ号(アンソロジー寄稿、2025年)

作家による翻訳

  • ジャン・ルーシュ関連論文 翻訳(部分)

作風・主題

文体
内省的簡潔で鋭いイメージ古典的短歌形式への現代的応答
頻出モチーフ
忘却墓碑銘・エピタフ若年の自死未遂とその後の生

健康

  • 自殺未遂(未遂)
    16歳時(少年期)
    本人のあとがきに登場する経験で、作品の主要動機・主題の一つとなっている。

評価・遺産

若い世代を代表する歌人の一人として評価され、内省的で強烈なイメージを持つ短歌作品により短歌界での注目を集めた。受賞歴により学術・文壇双方での評価を獲得している。

関連学会

  • 現代歌人協会(受賞に関係)

資料所蔵先

  • 国立国会図書館(著作目録)

大衆文化への影響

  • 大学在学中の評論がウェブで話題になり、同人誌や若手短歌シーンでの注目を集めた。
  • 『忘却のための試論』の装画がゲーム関係者のイラストを採用されるなど、サブカルチャーとの接点がある。

引用

  • 歌の神に選ばれた駿才に切に願はくは、「歌のわかれ」を口にするはまだしも、輕輕に實行に移されざらむことを。
    出典: 帯文(高橋睦郎)『忘却のための試論』 (2015年)

豆知識

  • 歌集のあとがきで、16歳で自殺を試みた経験が言及されている。
  • 大学在学中にアダルトゲーム『さよならを教えて』についての評論を発表し話題になった。
  • 『忘却のための試論』の装画にはゲーム関係者・長岡建蔵のイラスト「内省天使」が採用された。