赤い鳥文学賞
あかいとりぶんがくしょう
日本の児童文学の賞
- 創設年
- 1971
- 主催
- 赤い鳥の会
- カテゴリー
- 児童文学・童話・絵本
- 選考方式
- 非公募
- 受賞対象
- プロ
- 開催頻度
- 年1回
- 賞のステータス
- 終了
説明
鈴木三重吉を記念して作られた赤い鳥の会が主催し、小峰書店が事務局を務めた。前年1月1日から12月31日までに刊行された児童文学作品が対象。1971年に創設され、2010年の第40回で終了した。
関連の賞
- 赤い鳥さし絵賞
- 新美南吉児童文学賞
公式情報
http://akaitori.jpn.org/過去の受賞者
江戸時代の寺子屋を舞台に、名主の娘ハナが学びや友だちとの関わりを通して成長していく物語。読むこと、書くこと、遠歩きのけいこなど、学ぶ喜びが柔らかく描かれる。
『ハナと寺子屋のなかまたち』は、森山京による受賞作として、題材の奥にある人の記憶と関係を見つめる作品である。
たかしよいちによる児童向け妖怪物語。黒沼から現れた妖怪に対し、大天狗と多くの天狗たちが戦いを挑む、奇想天外な民話風ファンタジー。
大天狗たちが黒沼の妖怪に挑む、奇想天外な妖怪伝。
児童雑誌『赤い鳥』を創刊した鈴木三重吉と、長女すずの生き方を描くノンフィクション。児童文学史と戦後ファッションの流れを、親子それぞれの理想と葛藤からたどる。
『赤い鳥』を創った父と、新しい時代を生きた娘の足跡を描く。
「そして、カエルはとぶ!」は、広瀬寿子による受賞作品です。人物の感情や関係の揺れを軸に、時代や場所の空気を映しながら読者を作品世界へ導きます。
そして、カエルはとぶ!は、受賞歴を通じて広く知られるようになった作品です。
はたちよしこの詩を、佐野洋子の絵とともに収めた児童詩集。別れや愛すること、草や道しるべといった身近な言葉から、子どもにも届くやわらかな詩情を開く。
また会えるという言葉が、別れの寂しさをやさしく包む。
小さなハリネズミの冒険を通して、子どもの発見、友情、森の季節を軽やかに描く幼年童話シリーズ。物語のやわらかい語りと絵の魅力が一体になっている。
『ハリネズミのプルプルシリーズ』は、二宮由紀子の作風が凝縮された受賞作。
『ハテルマ シキナよみがえりの鳥・波照間』は、1999年の受賞対象となった児童文学作品です。題名が示すイメージを軸に、作者の関心や同時代の表現感覚がうかがえる作品として位置づけられます。
『ハテルマ シキナよみがえりの鳥・波照間』は、題名の余韻から作品世界へ読者を引き込む児童文学作品です。
清水たみ子『かたつむりの詩』は、児童詩のあたたかさと身近な自然へのまなざしを収めた詩集。小さな生きものや日常の風景を、子どもにも届くやさしい言葉でうたい上げる。
小さな生きものへのまなざしが、やさしい詩の声になる。
『扉のむこうの物語』は岡田淳による受賞作です。受賞時に評価された主題、語りの調子、人物や場面の立ち上げ方を通じて、作者の関心が凝縮された作品として読むことができます。
『扉のむこうの物語』は、受賞時に注目された表現の核を手がかりに読み解きたい作品です。
山下明生による児童文学作品です。海辺の生きものや子どもの目線を通して、自然への驚きと成長の感覚をやわらかく描きます。
海の気配が、子どもの心に小さな冒険を呼び込む。
ゴビ砂漠を走るシルクロードの広がりを、子どもにも届く詩の言葉で描いた山本和夫の詩集です。旅、砂漠、歴史の道が、想像力の中で一つに結ばれます。
砂漠を渡る道の広がりが、詩の言葉で子どもの想像力へ開かれます。
飛べないこと、飛ばないことをめぐる対比から、自分らしさと他者との違いを考えさせる児童文学。寓話的な構成で、弱さや選択をやさしく問いかける。
『とべないカラスととばないカラス』は、舟崎靖子の受賞作として、題名に込められた象徴から人間の記憶や感情を照らし出す。
『山んば見習いのむすめ』は、受賞時に評価された題材と作者の視点が結びついた作品である。題名が示す人物、土地、出来事、記憶を手がかりに、時代の空気や人間関係の揺れを読者に伝える。
『山んば見習いのむすめ』は、題名に込められた含みから人間と時代の姿を浮かび上がらせる。
『小さな町の風景』は、受賞時に評価された題材と作者の視点が結びついた作品である。題名が示す人物、土地、出来事、記憶を手がかりに、時代の空気や人間関係の揺れを読者に伝える。
『小さな町の風景』は、題名に込められた含みから人間と時代の姿を浮かび上がらせる。
『からすがカアカア鳴いている』は、岩本敏男が1981年前後に発表し、赤い鳥文学賞の対象となった作品である。受賞文脈では、同時代の文学・詩歌・芸術表現のなかで独自の主題や形式が評価された。
赤い鳥文学賞で注目された岩本敏男の作品。
『宮口しづえ童話全集』は、宮口しづえの童話を全八巻にまとめた全集。山里の子ども、家族、自然、信仰や暮らしの記憶を、素朴で温かな語り口の中に収め、子どもの目に映る生活の細部を丁寧に描く。
山里の暮らしと子どものまなざしが、八巻の童話世界に息づく。
『春よこい』は、はまみつをによる児童文学作品。春を待つ季節の感覚を背景に、子どもたちの心の動き、友だちや家族との関わり、身近な地域の風景をやわらかな語り口で描く。
春を待つ時間のなかで、子どもたちの心に小さな変化が芽生えていく。
小林純一の児童向け詩集。表題作「茂作じいさん」では、一日中海を眺め、古い望遠鏡をのぞきながら何かをつぶやく老人の姿を、子どもの目に届くやわらかな言葉で描く。日常の景色、遊び、家族、自然を題材に、親しみやすさと余韻をあわせ持つ詩を収める。
海を見つめる茂作じいさんの姿から、子どもの想像が静かに広がっていく。
『夜のかげぼうし』は、宮川ひろが児童文学の形式で人物の感情や時代の気配を描いた作品です。受賞歴からも、題材の扱いと文体の緊張感が同時代の読者に強い印象を残したことがうかがえます。
『夜のかげぼうし』は、児童文学の枠組みの中で、成長と家族を印象的に浮かび上がらせる作品です。
『アルファベット群島』は、庄野英二の児童文学らしい冒険心と詩情を備えた物語です。言葉や島のイメージを手がかりに、子どもの想像力を広げる世界が描かれます。
文字と島が結びつく不思議な世界へ、読者を軽やかに誘います。
『また七ぎつね自転車にのる』は、民話的な親しみやすさと子どもの日常感覚を重ねた児童文学です。自転車に乗るきつねの軽やかな姿を通して、ユーモアと温かさが広がります。
七ぎつねが自転車にまたがると、身近な道がふしぎな物語の入口になります。
『モモちゃんとアカネちゃん』は、モモちゃんシリーズの中で、妹アカネちゃんの誕生と家族の変化を描く幼年童話である。子どもの日常にファンタジーを重ねながら、別れや親子関係の揺れも避けずに扱う。
幼い姉妹の日常に、家族の変化と小さなファンタジーを重ねた児童文学。
『佐藤義美全集』は、童謡詩人・佐藤義美の仕事をまとめた全集である。子どもの言葉、歌、生活感情を大切にした詩作を集成し、児童文学における童謡の位置を伝える。
童謡詩人の仕事を集め、子どもの言葉と歌の豊かさを伝える全集。
大学の裏の沼を舞台に、ぽっぺん先生が不思議な生きものと出会うファンタジー。生態系への好奇心とユーモアが、児童文学としての楽しさを生む。
帰らずの沼で、先生の知識と想像力が奇妙な冒険へ転がり出す。
『でんでんむしの競馬』は、安藤美紀夫によるの受賞作です。題名が示す人物・場所・出来事を軸に、当時の文学・芸術表現の文脈で評価された作品として位置づけられます。
で評価された、安藤美紀夫の『でんでんむしの競馬』。
『マヤの一生、モモちゃんとあかね』は、椋鳩十による児童文学作品。受賞時期の文学・出版状況を映し、題名が示す人物、場所、事件を軸にした表現が作品の核になっている。
『マヤの一生、モモちゃんとあかね』は、受賞作として残る題材の強さと作者の視点を伝える作品である。