日本の文学賞

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赤い鳥文学賞

あかいとりぶんがくしょう

日本の児童文学の賞

児童文学
創設年
1971
主催
赤い鳥の会
カテゴリー
児童文学・童話・絵本
選考方式
非公募
受賞対象
プロ
開催頻度
年1回
賞のステータス
終了

説明

鈴木三重吉を記念して作られた赤い鳥の会が主催し、小峰書店が事務局を務めた。前年1月1日から12月31日までに刊行された児童文学作品が対象。1971年に創設され、2010年の第40回で終了した。

関連の賞

  • 赤い鳥さし絵賞
  • 新美南吉児童文学賞

公式情報

http://akaitori.jpn.org/

過去の受賞者

岩崎京子 受賞

江戸の町で建具職人を志す少年を通じ、ものづくりの厳しさと誇りを描く児童文学。生活の細部から、仕事を覚えていく時間の厚みが伝わる。

建具職人の千太郎は、岩崎京子の受賞作として刊行形態でも確認できる作品です。

205ページ
職人成長江戸の暮らし
森山京 受賞

江戸時代の寺子屋を舞台に、名主の娘ハナが学びや友だちとの関わりを通して成長していく物語。読むこと、書くこと、遠歩きのけいこなど、学ぶ喜びが柔らかく描かれる。

『ハナと寺子屋のなかまたち』は、森山京による受賞作として、題材の奥にある人の記憶と関係を見つめる作品である。

186ページ
寺子屋学び友情
たかしよいち たかしよいち 受賞

たかしよいちによる児童向け妖怪物語。黒沼から現れた妖怪に対し、大天狗と多くの天狗たちが戦いを挑む、奇想天外な民話風ファンタジー。

大天狗たちが黒沼の妖怪に挑む、奇想天外な妖怪伝。

57ページ
妖怪天狗民話児童文学
脇坂るみ 特別賞

児童雑誌『赤い鳥』を創刊した鈴木三重吉と、長女すずの生き方を描くノンフィクション。児童文学史と戦後ファッションの流れを、親子それぞれの理想と葛藤からたどる。

『赤い鳥』を創った父と、新しい時代を生きた娘の足跡を描く。

335ページ
児童文学鈴木三重吉親子伝記

『本朝奇談 天狗童子』は佐藤さとるによる受賞作です。題名から立ち上がる人物関係や場面の緊張を軸に、同時代の文学賞で評価された表現を伝える作品として位置づけられます。

『本朝奇談 天狗童子』は、受賞歴と著者の作風を手がかりに読み継がれる作品です。

351ページ
受賞作著者の作風同時代性
高楼方子 受賞

古い帽子をきっかけに、少女たちの日常が少しずつ別の表情を見せはじめる児童文学。身近なものに宿る記憶と、子どもが世界を見直していく瞬間をやわらかく描く。

帽子は、忘れていた気持ちをそっと連れてくる。

208ページ
児童文学成長帽子日常の変化
李錦玉 受賞
いちど消えたものは 詩集

『いちど消えたものは 詩集』は、李錦玉による作品で、2005年の赤い鳥文学賞で受賞に選ばれた。

赤い鳥文学賞で評価された李錦玉の作品。

赤い鳥文学賞受賞

神社の大楠の根もとに捨てられた雛人形が、満月の夜に木のうろへ消えていく。山陰の町を舞台に、子どもの目に映る不思議と別れを連作ファンタジーとして描いた作品集。

大楠のうろの向こうには、子どもだけが出会える海が広がっている。

206ページ
児童文学山陰人形子どもの不思議
広瀬寿子 受賞
そして、カエルはとぶ!

「そして、カエルはとぶ!」は、広瀬寿子による受賞作品です。人物の感情や関係の揺れを軸に、時代や場所の空気を映しながら読者を作品世界へ導きます。

そして、カエルはとぶ!は、受賞歴を通じて広く知られるようになった作品です。

人間関係記憶日常と非日常

海辺の町で暮らす子どもたちと家族の時間を、空へ向かう舟のイメージに重ねた児童文学。別れや成長の不安を抱えながらも、人との結びつきが前へ進む力になることを静かに描く。

空へ向かう舟のように、子どもたちの心が少しずつ遠くへ漕ぎ出していく物語。

167ページ
児童文学家族成長別れ

はたちよしこの詩を、佐野洋子の絵とともに収めた児童詩集。別れや愛すること、草や道しるべといった身近な言葉から、子どもにも届くやわらかな詩情を開く。

また会えるという言葉が、別れの寂しさをやさしく包む。

103ページ
児童詩別れ日常
二宮由紀子 にのみや ゆきこ 受賞
ハリネズミのプルプルシリーズ

小さなハリネズミの冒険を通して、子どもの発見、友情、森の季節を軽やかに描く幼年童話シリーズ。物語のやわらかい語りと絵の魅力が一体になっている。

『ハリネズミのプルプルシリーズ』は、二宮由紀子の作風が凝縮された受賞作。

60ページ
児童文学友情自然動物シリーズ
桜井信夫 さくらい のぶお 受賞
ハテルマ シキナよみがえりの鳥・波照間

『ハテルマ シキナよみがえりの鳥・波照間』は、1999年の受賞対象となった児童文学作品です。題名が示すイメージを軸に、作者の関心や同時代の表現感覚がうかがえる作品として位置づけられます。

『ハテルマ シキナよみがえりの鳥・波照間』は、題名の余韻から作品世界へ読者を引き込む児童文学作品です。

児童文学成長家族
森忠明 もり ただあき 受賞
グリーン・アイズ
荻原規子 おぎわら のりこ 受賞

『薄紅天女』は、荻原 規子の受賞作として注目された作品。題名が示す中心的なイメージを軸に、人物や出来事の変化を追う。

『薄紅天女』は、受賞時の時代感覚と作者の関心が交わる作品。

484ページ
受賞作人物の変化時代と社会
茶木滋 ちゃき しげる 受賞

茶木滋『めだかの学校』は、赤い鳥文学賞で取り上げられた作品です。題名が示す印象を軸に、人物の選択や時代の空気を通して、読後に余韻を残す世界を描いています。

『めだかの学校』は、受賞作として読まれてきた作品の核を静かに伝える一作です。

102ページ
子ども成長想像力
大洲秋登 おおす あきと 受賞

『ドミノたおし』は、大洲秋登による赤い鳥文学賞受賞作。受賞時の評価対象となった作品で、題名やジャンルの特性を手がかりに、作者の関心が凝縮された一作として読める。

大洲秋登の表現が、ドミノたおしという題名に凝縮された赤い鳥文学賞受賞作。

125ページ
受賞作赤い鳥文学賞作者性
該当なし
堀内純子 ほりうち じゅんこ 受賞

『ふたりの愛子』は、堀内純子による作品で、赤い鳥文学賞の受賞作です。小峰書店、1992.12の刊行情報が確認でき、作品の中心には登場人物の切実な経験や時代の空気が置かれています。

赤い鳥文学賞で評価された、堀内純子の作品です。

253ページ
文学賞受賞作人物描写時代と記憶
加藤多一 かとう たいち 受賞

北海道を思わせる土地の川を軸に、子どもたちの視線から遠くへ流れていく時間と世界を描く児童文学。自然、生活、成長が穏やかに結びつく。

川の流れに沿って、子どもたちの世界が少しずつ遠くへ開かれていく。

185ページ
北海道子どもの成長自然
清水たみ子 しみず たみこ 受賞

清水たみ子『かたつむりの詩』は、児童詩のあたたかさと身近な自然へのまなざしを収めた詩集。小さな生きものや日常の風景を、子どもにも届くやさしい言葉でうたい上げる。

小さな生きものへのまなざしが、やさしい詩の声になる。

119ページ
児童詩自然かたつむりやさしい言葉
長谷川集平 はせがわ しゅうへい 受賞

『見えない絵本』は、長谷川集平による作品。目の見えない子どもに絵を言葉で伝える場面を軸に、絵本を読むこと、見ること、想像することの関係を問い直す児童文学。表現を分かち合う難しさと希望がある。

『見えない絵本』は、長谷川集平の表現の核がよく表れた一作である。

209ページ
受賞作文学表現記憶と関係
浜たかや はま たかや 受賞

『風、草原をはしる』は、浜たかやによる児童文学。受賞として記録され、作品の題名やジャンルから作者の初期・代表的な関心がうかがえる。

浜たかやの『風、草原をはしる』は、受賞歴とともに読み継がれる児童文学。

436ページ
児童文学文学賞受賞作日本文学
岡田淳 おかだ じゅん 受賞
扉のむこうの物語

『扉のむこうの物語』は岡田淳による受賞作です。受賞時に評価された主題、語りの調子、人物や場面の立ち上げ方を通じて、作者の関心が凝縮された作品として読むことができます。

『扉のむこうの物語』は、受賞時に注目された表現の核を手がかりに読み解きたい作品です。

受賞作表現同時代性
該当なし
山下明生 やました あきお 受賞
海のコウモリ

山下明生による児童文学作品です。海辺の生きものや子どもの目線を通して、自然への驚きと成長の感覚をやわらかく描きます。

海の気配が、子どもの心に小さな冒険を呼び込む。

児童文学自然成長
山本和夫 やまもと かずお 受賞
シルクロードが走るゴビ砂漠

ゴビ砂漠を走るシルクロードの広がりを、子どもにも届く詩の言葉で描いた山本和夫の詩集です。旅、砂漠、歴史の道が、想像力の中で一つに結ばれます。

砂漠を渡る道の広がりが、詩の言葉で子どもの想像力へ開かれます。

103ページ
シルクロードゴビ砂漠
舟崎靖子 ふなざき やすこ 受賞
とべないカラスととばないカラス

飛べないこと、飛ばないことをめぐる対比から、自分らしさと他者との違いを考えさせる児童文学。寓話的な構成で、弱さや選択をやさしく問いかける。

『とべないカラスととばないカラス』は、舟崎靖子の受賞作として、題名に込められた象徴から人間の記憶や感情を照らし出す。

児童文学寓話個性選択
いぬいとみこ いぬい とみこ 受賞
山んば見習いのむすめ

『山んば見習いのむすめ』は、受賞時に評価された題材と作者の視点が結びついた作品である。題名が示す人物、土地、出来事、記憶を手がかりに、時代の空気や人間関係の揺れを読者に伝える。

『山んば見習いのむすめ』は、題名に込められた含みから人間と時代の姿を浮かび上がらせる。

受賞作品人間関係時代性記憶社会
杉みき子 すぎ みきこ 受賞
小さな町の風景

『小さな町の風景』は、受賞時に評価された題材と作者の視点が結びついた作品である。題名が示す人物、土地、出来事、記憶を手がかりに、時代の空気や人間関係の揺れを読者に伝える。

『小さな町の風景』は、題名に込められた含みから人間と時代の姿を浮かび上がらせる。

受賞作品人間関係時代性記憶社会
矢崎節夫 やざき せつお 受賞
ほしとそらのしたで
岩本敏男 いわもと としお 受賞
からすがカアカア鳴いている

『からすがカアカア鳴いている』は、岩本敏男が1981年前後に発表し、赤い鳥文学賞の対象となった作品である。受賞文脈では、同時代の文学・詩歌・芸術表現のなかで独自の主題や形式が評価された。

赤い鳥文学賞で注目された岩本敏男の作品。

受賞作同時代表現文学賞
宮口しづえ みやぐち しづえ 受賞
宮口しづえ童話全集 全8巻

『宮口しづえ童話全集』は、宮口しづえの童話を全八巻にまとめた全集。山里の子ども、家族、自然、信仰や暮らしの記憶を、素朴で温かな語り口の中に収め、子どもの目に映る生活の細部を丁寧に描く。

山里の暮らしと子どものまなざしが、八巻の童話世界に息づく。

童話山里子ども自然生活
はまみつお はまみつお 受賞

『春よこい』は、はまみつをによる児童文学作品。春を待つ季節の感覚を背景に、子どもたちの心の動き、友だちや家族との関わり、身近な地域の風景をやわらかな語り口で描く。

春を待つ時間のなかで、子どもたちの心に小さな変化が芽生えていく。

220ページ
子ども友情家族地域児童文学
小林純一 こばやし じゅんいち 受賞

小林純一の児童向け詩集。表題作「茂作じいさん」では、一日中海を眺め、古い望遠鏡をのぞきながら何かをつぶやく老人の姿を、子どもの目に届くやわらかな言葉で描く。日常の景色、遊び、家族、自然を題材に、親しみやすさと余韻をあわせ持つ詩を収める。

海を見つめる茂作じいさんの姿から、子どもの想像が静かに広がっていく。

158ページ
児童詩海辺の暮らし老人と子どものまなざし日常の発見自然と想像
宮川ひろ みやがわ ひろ 受賞
夜のかげぼうし

『夜のかげぼうし』は、宮川ひろが児童文学の形式で人物の感情や時代の気配を描いた作品です。受賞歴からも、題材の扱いと文体の緊張感が同時代の読者に強い印象を残したことがうかがえます。

『夜のかげぼうし』は、児童文学の枠組みの中で、成長と家族を印象的に浮かび上がらせる作品です。

成長家族想像力
庄野英二 しょの えいじ 受賞

『アルファベット群島』は、庄野英二の児童文学らしい冒険心と詩情を備えた物語です。言葉や島のイメージを手がかりに、子どもの想像力を広げる世界が描かれます。

文字と島が結びつく不思議な世界へ、読者を軽やかに誘います。

270ページ
児童文学冒険想像力
木暮正夫 こぐれ まさお 受賞

『また七ぎつね自転車にのる』は、民話的な親しみやすさと子どもの日常感覚を重ねた児童文学です。自転車に乗るきつねの軽やかな姿を通して、ユーモアと温かさが広がります。

七ぎつねが自転車にまたがると、身近な道がふしぎな物語の入口になります。

126ページ
児童文学民話ユーモア日常
上崎美恵子 うえざき みえこ 受賞
魔法のベンチ、ちゃぷちゃっぷんの話

子どもの身近な場所や水辺の感覚から、ふしぎな出来事と遊び心を立ち上げる童話作品。日常の小さな発見が、子どもにとっての冒険へ変わっていく。

いつもの場所が、子どもの想像力で少しだけ魔法を帯びる。

童話想像力遊び水辺日常のふしぎ
野長瀬正夫 のながせ まさお 受賞
詩集・小さなぼくの家

子どもの生活空間をやわらかな言葉で見つめる詩集。家族、家、季節、身近なものへのまなざしを通じて、幼い心の広がりを静かに表す。

小さな家の内側から、子どもの世界が大きくひらけていく。

児童詩家族季節子どもの視点
松谷みよ子 まつたに みよこ 受賞

『モモちゃんとアカネちゃん』は、モモちゃんシリーズの中で、妹アカネちゃんの誕生と家族の変化を描く幼年童話である。子どもの日常にファンタジーを重ねながら、別れや親子関係の揺れも避けずに扱う。

幼い姉妹の日常に、家族の変化と小さなファンタジーを重ねた児童文学。

189ページ
幼年童話姉妹家族の変化ファンタジー
佐藤義美 さとう よしみ 受賞
佐藤義美全集 全6巻

『佐藤義美全集』は、童謡詩人・佐藤義美の仕事をまとめた全集である。子どもの言葉、歌、生活感情を大切にした詩作を集成し、児童文学における童謡の位置を伝える。

童謡詩人の仕事を集め、子どもの言葉と歌の豊かさを伝える全集。

童謡児童文学全集子どもの言葉
舟崎克彦 ふなさき かつひこ 受賞

大学の裏の沼を舞台に、ぽっぺん先生が不思議な生きものと出会うファンタジー。生態系への好奇心とユーモアが、児童文学としての楽しさを生む。

帰らずの沼で、先生の知識と想像力が奇妙な冒険へ転がり出す。

319ページ
児童文学ファンタジー生態系ユーモア
安藤美紀夫 あんどう みきお 受賞
でんでんむしの競馬

『でんでんむしの競馬』は、安藤美紀夫によるの受賞作です。題名が示す人物・場所・出来事を軸に、当時の文学・芸術表現の文脈で評価された作品として位置づけられます。

で評価された、安藤美紀夫の『でんでんむしの競馬』。

61ページ
受賞作文学・芸術時代の表現
庄野潤三 しょの じゅんぞう 受賞
明夫と良二

『明夫と良二』は、庄野潤三によるの受賞作です。題名が示す人物・場所・出来事を軸に、当時の文学・芸術表現の文脈で評価された作品として位置づけられます。

で評価された、庄野潤三の『明夫と良二』。

292ページ
受賞作文学・芸術時代の表現
関英雄 せき ひでお 受賞
白い蝶の記、小さい心の旅

『白い蝶の記、小さい心の旅』は、関英雄によるの受賞作です。題名が示す人物・場所・出来事を軸に、当時の文学・芸術表現の文脈で評価された作品として位置づけられます。

で評価された、関英雄の『白い蝶の記、小さい心の旅』。

受賞作文学・芸術時代の表現
椋鳩十 むくはと じゅう 受賞
マヤの一生、モモちゃんとあかね

『マヤの一生、モモちゃんとあかね』は、椋鳩十による児童文学作品。受賞時期の文学・出版状況を映し、題名が示す人物、場所、事件を軸にした表現が作品の核になっている。

『マヤの一生、モモちゃんとあかね』は、受賞作として残る題材の強さと作者の視点を伝える作品である。

受賞作児童文学作品昭和期の文学作者の視点