芥川龍之介賞 あくたがわりゅうのすけしょう
家族の暗い記憶を背負う大学生の「私」が、小料理屋で働く志乃と出会い、互いの傷をいたわりながら結ばれていく恋愛小説。清冽な抒情のなかに、生き抜こうとする切実さが流れている。
いたましい過去を抱えた二人が、静かな川の流れのような愛によって再生へ向かう。