戦後の時間感覚を背景に、人生の残り時間を意識する人物の内面と日常の陰影を描く小説。丸谷才一の知的で端正な文体が、私的な記憶と時代の空気を重ね合わせる。
年の残りは、丸谷才一の表現が受賞時の評価と結びついた作品である。
267ページ
時間記憶戦後社会
アメリカ滞在経験を背景に、異文化のなかに置かれた女性の孤独と自由への感覚を描く小説。乾いたユーモアと不安の気配が、会話や行動の細部から立ち上がる。
三匹の蟹は、大庭みな子の表現が受賞時の評価と結びついた作品である。
441ページ
異文化女性の自立孤独