芸術選奨文部科学大臣賞 げいじゅつせんしょう もんぶかがくだいじんしょう
第59回(2009年)
受賞者
19名山歩きを始めた人生の後半に見える風景と、過ぎた時間への思いを描く短篇集。浅間山での再会をはじめ、稜線を渡る風のような清冽な余韻を残す。
『草すべりその他の短篇』は、南木佳士による受賞作として、題材の奥にある人の記憶と関係を見つめる作品である。
十勝の自然と暮らしを背景に、ポロシリの山を見つめる歌人の感覚が通う作品。土地に根ざした言葉で、季節と生活の手触りを残す。
『ポロシリ』は、時田則雄による受賞作として、題材の奥にある人の記憶と関係を見つめる作品である。
『マルドロールの歌』で知られるロートレアモンことイジドール・デュカスの生涯と作品を、移動、言語、文化的二重性から読み解く評伝的研究。
『ロートレアモン 越境と創造』は、石井洋二郎による受賞作として、題材の奥にある人の記憶と関係を見つめる作品である。
振付家ジェローム・ロビンスの密告者としての過去に向き合い、芸術、政治、冷戦期アメリカの緊張をたどるノンフィクション。
『ジェローム・ロビンスが死んだ』は、津野海太郎による受賞作として、題材の奥にある人の記憶と関係を見つめる作品である。
高度成長期の片隅で小さな焼肉店を営む在日コリアン一家を描く戯曲・小説。家族の衝突と愛情を通して、戦後日本の影と生きる力を映し出す。
『焼肉ドラゴン』は、鄭義信による受賞作として、題材の奥にある人の記憶と関係を見つめる作品である。
納棺師となった元チェリストを主人公に、死者を送る仕事と家族の再生を描く映画。死を扱いながら、所作の美しさと生者の回復を中心に据える。
『おくりびと』は、滝田洋二郎による受賞作として、題材の奥にある人の記憶と関係を見つめる作品である。
広島を背景に、人の記憶と人生の節目を静かに見つめるテレビドラマ作品。脚本の力で、戦後を生きる人びとの時間と感情を浮かび上がらせる。
『帽子』は、池端俊策による受賞作として、題材の奥にある人の記憶と関係を見つめる作品である。