日本の文学賞

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鮎川哲也賞

あゆかわてつやしょう

東京創元社が主催する公募の新人文学賞。

新人文学賞長編推理小説
創設年
1990
主催
東京創元社
カテゴリー
ジャンル小説
選考方式
公募
受賞対象
新人
開催頻度
年1回
締切時期
10月頃
発表時期
10月頃
賞のステータス
活動中

説明

創意と情熱溢れる鮮烈な推理長編を募集し、受賞作は毎年10月前後に東京創元社より刊行される。正賞はアーサー・コナン・ドイル像、賞金は印税全額。贈呈式は毎年飯田橋のホテルメトロポリタンエドモント〈悠久の間〉にて行われ、ミステリーズ!新人賞と合同で開催される。

賞品

主賞品
アーサー・コナン・ドイル像
  • 印税全額

選考情報

選考プロセス

書類選考
審査員 編集部
最終選考
審査員 選考委員会
発表 ホームページ(4月頃)、ミステリーズ!誌上(6月刊)

選考基準

  • 創意と情熱溢れる鮮烈な推理長編

関連の賞

  • ミステリーズ!新人賞
  • 創元ミステリ短編賞
  • 創元推理評論賞

公式情報

https://www.tsogen.co.jp/award/ayukawa/

過去の受賞者

悠木允 ゆうき まこと 受賞
さまよえる永遠

第36回鮎川哲也賞の受賞作。未発表の長編推理小説として応募され、2025年10月31日の締切までに集まった209編から最終選考を経て選ばれた。東京創元社から2026年10月に刊行予定。徳島新聞は、異世界を舞台にしたミステリー仕立ての作品と報じている。

長編推理小説本格ミステリ異世界ミステリ
該当なし
山口未桜 やまぐち みお 受賞

救急医の相場慧は、深夜の緊急搬送で自分にそっくりな溺死体と対面する。身元不明の遺体をめぐって調査を始めた彼は、体外受精が実用化される以前の黎明期に行われた禁断の実験と、自らの出自に秘められた真実へと辿り着いていく。生命倫理と家族の絆を問う、第35回鮎川哲也賞受賞の本格医療ミステリ。

自分と同じ顔の死体が、川から引き上げられた。

318ページ
生命倫理出自の秘密医療ミステリ家族の絆体外受精
岡本好貴 受賞

北海を目指す帆船軍艦で起こる不可能犯罪を描いた本格ミステリ。

受賞作は刊行時に『帆船軍艦の殺人』へ改題された。

336ページ
本格ミステリ海軍不可能犯罪歴史鮎川賞
小松立人 優秀賞

異常な状況下の連続殺人を描く、鮎川哲也賞優秀賞受賞の本格ミステリ。

異常な状況と死神の宣告が事件を引き寄せる。

240ページ
本格ミステリ連続殺人死神孤立状況鮎川賞
真紀涼介 まき りょうすけ 優秀賞

刊行時に『勿忘草をさがして』へ改題された受賞作。植物にまつわる小さな謎を通して、若い二人が人とのつながりを見つめ直す。

刊行時に『勿忘草をさがして』へ改題された受賞作。

382ページ
植物連作ミステリ再生
雪裏 ゆきうら 候補
ミセス・マクベスは手を〇〇ない

第31回鮎川哲也賞の最終候補作のひとつとして選ばれた作品で、単行本化は確認できない。

鮎川哲也賞の最終候補として注目された未刊行作品。

未刊行最終候補ミステリー鮎川哲也賞
福田俊紀 ふくだ としき 候補
チョコレートフルネス

第31回鮎川哲也賞の最終候補作として選ばれた長編ミステリーで、単行本化は確認できない。

最終候補に残った、チョコレートをめぐる未刊行ミステリー。

未刊行最終候補ミステリー鮎川哲也賞
伊佐木翌二郎 いさき よくじろう 候補
過去を射抜く矢

第31回鮎川哲也賞の最終候補作として残った作品で、単行本化は確認できない。

最終候補として選ばれた、未刊行のミステリー候補作。

未刊行最終候補ミステリー鮎川哲也賞
岡本好貴 おかもと よしき 候補
忍者はロンドンを駆ける

第31回鮎川哲也賞の最終候補に残った作品で、単行本化は確認できない。

ロンドンを駆ける忍者をめぐる、未刊行の候補作。

未刊行最終候補ミステリー鮎川哲也賞
千田理緒 せんだ りお 受賞
246ページ
弥生小夜子 やよい さよこ 優秀賞
261ページ
黒澤主計 くろさわ かづえ 候補
ビター・スウィート・リリパット
本能寺かぼちゃ ほんのうじ かぼちゃ 候補
今から密室殺人が5つ起きる。しかも著作累計5000万部のミステリー作家が建てた、この雪に閉ざされた館でだ
松城明 まつしろ あきら 候補
殺人機械が多すぎる
岡本好貴 おかもと よしき 候補
名探偵の軌跡
方丈貴恵 ほうじょう きえ 受賞

瀕死の妻を救うため、主人公が1960年の過去へタイムトラベルする。祖先を襲った惨劇の真相を四日間で解き明かす、時間旅行SFと本格ミステリを融合した受賞作。

タイムトラベルで過去へ向かい、惨劇の真相を暴く。

313ページ
タイムトラベルSFミステリ館もの本格ミステリ受賞作
1984 / 兵庫県姫路市
川澄浩平 かわすみ こうへい 受賞

札幌を舞台に、学校に通わない幼馴染みの名探偵・鳥飼歩と再会した少女が、日常の謎に向き合う。四つの物語で構成された青春ミステリで、受賞後に単行本化された。

少年少女が、謎を通して少しだけ大人になる。

224ページ
札幌青春ミステリ日常の謎幼馴染み受賞作
1986年 / フリーター / 北海道
方丈貴恵 ほうじょう きえ 候補
遠い星からやって来た探偵

第28回鮎川哲也賞の候補作として記録されているが、公開書誌では単独書籍化を確認できない。

公開書誌では単独刊行を確認できない候補作。

候補作未刊行鮎川哲也賞
岡本好貴 おかもと よしき 候補
ロンドンの探偵たち

第28回鮎川哲也賞の候補作として記録されているが、公開書誌では単独書籍化を確認できない。

公開書誌では単独刊行を確認できない候補作。

候補作未刊行鮎川哲也賞
小松雅 こまつ みやび 候補
眠りから覚めたヴェンデッタ

第28回鮎川哲也賞の候補作として記録されているが、公開書誌では単独書籍化を確認できない。

公開書誌では単独刊行を確認できない候補作。

候補作未刊行鮎川哲也賞
床品美帆 ゆかしな みほ 候補

京都の法衣店を舞台に、失せ物探しの依頼から密室殺人へと発展する連作ミステリ。受賞候補作「レッドカサブランカ」は、のちに『431秒後の殺人 京都辻占探偵六角』として刊行された。

候補作は、のちに『431秒後の殺人』として刊行された。

317ページ
京都連作短編集密室失せ物探し改題刊行
今村昌弘 いまむら まさひろ 受賞

大学の夏合宿で発生した殺人事件を、剣崎比留子と明智恭介たちが追う。ゾンビ的な惨禍とクローズド・サークルの緊張を重ねた、鮮烈なデビュー長編。

合宿先のペンションで、想像外の惨劇が始まる。

336ページ
大学生合宿クローズド・サークルゾンビ本格ミステリ
1985 / 長崎県
一本木透 いっぽんぎ とおる 優秀賞

連続殺人犯と新聞記者が、紙面上の公開討論で対峙する。劇場型犯罪の構造と報道の力学を緊迫感たっぷりに描いた優秀賞受賞作。

「おれの殺人を言葉で止めてみろ」から始まる紙上戦。

304ページ
連続殺人新聞記者劇場型犯罪報道優秀賞
1961 / 東京都
梨江枯葉 なしえ かれは 候補
空の底に咲く

第27回鮎川哲也賞の候補作として記録されているが、公開書誌では単独書籍化を確認できない。

公開書誌では単独刊行を確認できない候補作。

候補作未刊行鮎川哲也賞
朝永理人 ともなが りと 候補

高校の文化祭のお化け屋敷で、幽霊役のクラス委員が殺害される。分刻みの検証で犯人を絞り込んでいくロジカルな学園ミステリで、のちに『幽霊たちの不在証明』として刊行された。

幽霊役の少女は、いつ本物の死体になったのか。

384ページ
高校文化祭お化け屋敷時間当て本格ミステリ
亘二舟 わたり にふね 候補
箱庭のふたり

第27回鮎川哲也賞の候補作として記録されているが、公開書誌では単独書籍化を確認できない。

公開書誌では単独刊行を確認できない候補作。

候補作未刊行鮎川哲也賞
左義長 ひだりよしなが 候補

北町奉行所の同心・戸田惣左衛門親子が、江戸から明治へ移る時代の事件を解く。四編を収めた時代ミステリ連作で、のちに創元推理文庫として刊行された。

江戸末期を舞台に、親子で謎を解く連作集。

307ページ
時代ミステリ連作短編集江戸明治最終候補
市川憂人 いちかわ ゆうと 受賞

特殊技術で開発された小型飛行船ジェリーフィッシュの最終確認試験中、閉鎖空間でメンバーの死体が見つかる。雪山に閉じ込められた技術開発チームが、脱出不能の状況で連続する惨劇と向き合う本格ミステリ。

雪山に閉じ込められた飛行船内で、死と謎が連鎖する。

340ページ
飛行船密室雪山連続殺人本格ミステリ
嵯峨伊緒 さが いお 候補
校舎西棟、推理系女子

第25回鮎川哲也賞の最終候補作として公表された作品で、公開書誌では単独書籍化を確認できない未刊行の長編推理小説。

第25回鮎川哲也賞の最終候補作。

鮎川哲也賞最終候補未刊行長編推理
そえだ信 そえだ しん 候補
宇気比の隧道

第25回鮎川哲也賞の最終候補作として公表された作品で、公開書誌では単独書籍化を確認できない未刊行の長編推理小説。

第25回鮎川哲也賞の最終候補作。

鮎川哲也賞最終候補未刊行長編推理
渡武 わたり たけし 候補
お化け屋敷の犯罪

第25回鮎川哲也賞の最終候補作として公表された作品で、公開書誌では単独書籍化を確認できない未刊行の長編推理小説。

第25回鮎川哲也賞の最終候補作。

鮎川哲也賞最終候補未刊行長編推理
井田実 いだ みのる 候補
地球儀を廻せ!

第25回鮎川哲也賞の最終候補作として公表された作品で、公開書誌では単独書籍化を確認できない未刊行の長編推理小説。

第25回鮎川哲也賞の最終候補作。

鮎川哲也賞最終候補未刊行長編推理
内山純 うちやま じゅん 受賞

大学院生の中央が、元世界チャンプの店主が営むビリヤード場で働きながら、常連客たちの推理談義と不審死の謎に巻き込まれる安楽椅子探偵ミステリ。

ビリヤード場の雑談が、事件解決の鍵になる。

320ページ
安楽椅子探偵ビリヤード日常の謎推理談義本格ミステリ
1963 / 推理作家 / 神奈川県
市川哲也 いちかわ てつや 受賞

かつて推理界を席巻した伝説の名探偵・屋敷啓次郎が、若き名探偵・蜜柑花子とともに、脅迫状と密室事件に挑む長編ミステリ。

老いた名探偵と若き名探偵が、再起を懸けて事件に向き合う。

334ページ
名探偵再起脅迫状密室殺人本格ミステリ
青崎有吾 あおさき ゆうご 受賞

風ヶ丘高校の旧体育館で放送部部長が刺殺され、女子卓球部員の柚乃が、学内随一の天才・裏染天馬に真相解明を頼む学園本格ミステリ。

旧体育館の密室殺人に、学内随一の天才が挑む。

380ページ
学園ミステリ密室本格推理高校天才探偵
山田彩人 やまだ あやと 受賞

八年間の記憶を失った主人公は、高校時代に戻ったような違和感のなかで、演劇部の『眼鏡屋は消えた』をめぐる過去の出来事を探り始める。文化祭を前に、甘く切ない事件の真相が少しずつつながっていく。

失われた八年の先に、演劇部の過去と現在が交差する。

338ページ
青春ミステリ記憶喪失演劇部高校時代文化祭
1967 / ライター・小説家 / 東京都

1967年、東京都生まれ。千葉県在住。都立墨田川高校中退。ライターとして活躍後、2011年、『眼鏡屋は消えた』で第21回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。

花岡健太 はなおか けんた 候補
追憶のプルシアンブルー

第21回鮎川哲也賞の最終候補作として記録される作品。公開情報では単独書籍化や詳細な内容紹介を確認できず、書誌上は候補作としての位置づけが中心になる。

候補作として記録される一編。

鮎川哲也賞候補作未刊行ミステリ
桃永夏兎 ももえ かと 候補
バードランドのキングたち

第21回鮎川哲也賞の最終候補作として記録される作品。公開された書誌情報では単独書籍化を確認できず、内容紹介も見当たらないため、候補作としての位置づけを中心に記録する。

候補作として残る題名。

鮎川哲也賞候補作未刊行ミステリ
篠澤寄夫 しのざわ よりお 候補
一年生には荷が重い

第21回鮎川哲也賞の最終候補作として記録される作品。公開情報では単独書籍化を確認できず、詳細な紹介も見当たらないため、書誌上は候補作としての記録を残す。

公開記録に残る候補作。

鮎川哲也賞候補作未刊行ミステリ
安萬純一 あまんじゅんいち 受賞

探偵二人に、ある家に一晩泊まってほしいという奇妙な依頼が舞い込む。酒に酔って眠ったはずの翌朝、現場には説明のつかない殺人の気配が残され、事件は思わぬ方向へ転がっていく。

一晩の宿泊依頼が、凄惨な事件の謎へとつながっていく。

289ページ
本格ミステリ密室探偵奇怪な事件謎解き
1964 / 歯科医師 / 東京都

1964年、東京都生まれ。神奈川県在住。東京歯科大学卒。歯科医師。2010年、『ボディ・メッセージ』で第20回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。

月原渉 つきはらわたる 受賞

ニュージーランドの全寮制女子校に編入したジュリアンは、祖母の遺した手記と古い手紙を手にする。教会堂での伝統行事の夜、過去の事件をなぞるような悲劇が起こり、封じられていた真相が姿を現す。

祖母の手記と古い手紙が、女子校で起きる悲劇を過去へつなぐ。

285ページ
本格ミステリ女子校過去の事件密室復讐
1978 / 神奈川県

1978年、神奈川県生まれ。東京芸術専門学校卒。2010年、『太陽が死んだ夜』(応募時ペンネーム:月原少年)で第20回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。

相沢沙呼 あいざわ さこ 受賞

高校入学後に一目惚れした少女・酉乃初は、放課後にレストランバー『サンドリヨン』で腕を磨くマジシャンだった。須川くんは、学園で起こる不思議な出来事を彼女とともに解き明かしながら、少しずつ距離を縮めていく。

放課後のバー『サンドリヨン』で、マジックと恋が静かに動き出す。

336ページ
青春ミステリマジックボーイ・ミーツ・ガール学園日常の謎
1983-03-03 / フリーのプログラマー / 埼玉県
七河迦南 ななかわ かなん 受賞

児童養護施設・七海学園を舞台に、七不思議めいた出来事と子どもたちの物語が連作としてつながる、叙情的な本格ミステリ。個々の謎が最後にひとつの大きな真実へ収束していきます。

六つの謎の先で、七つ目の真実が輪郭を現す。

308ページ
児童養護施設連作短編集少女たち学園七不思議成長
優騎洸 ゆうき こう 候補
聖域を作りし魔物

第18回鮎川哲也賞の候補作として記録されているが、単行本化は確認できない。書誌識別子は見つからず、作品内容の詳細も公開一次資料では追えない。

選考記録に残る題名だけが、現在確認できる手がかりです。

未刊行鮎川哲也賞選考記録書誌未確認
蓮見恭子 はすみ きょうこ 候補
巫病の島

第18回鮎川哲也賞の候補作として記録されているが、単行本化は確認できない。書誌識別子は見つからず、作品内容の詳細も公開一次資料では追えない。

選考記録に残る題名だけが、現在確認できる手がかりです。

未刊行鮎川哲也賞選考記録書誌未確認
彩坂美月 あやさか みつき 候補

実家に帰省した有馬千夏の周囲で起きる、失踪やUFOをめぐる不可思議な出来事を追う青春ミステリ。怪現象か犯罪かをめぐる二重の解釈が、夏の終わりの不穏さを強めています。

あの夏の出来事は、怪現象だったのか、それとも犯罪だったのか。

342ページ
青春怪現象どんでん返しミステリ
山口芳宏 やまぐち よしひろ 受賞

四場浦鉱山の地下牢からの脱獄予告と連続殺人を軸に、二人の探偵と弁護士が驚きの脱出トリックに挑む本格冒険ミステリ。怪人と鉱山街を使った大仕掛けを、論理の積み重ねで解いていく作品です。

地下牢から消えた男の予告が、鉱山街の殺人劇を動かす。

394ページ
冒険脱出トリック鉱山街連続殺人本格ミステリ
1973 / 推理作家 / 三重県
麻見和史 あさみ かずし 受賞

大学の解剖学教室を舞台に、遺体から見つかったチューブと不気味な四行詩を手がかりに、研究室に潜む秘密と復讐の輪郭が少しずつ浮かび上がる医療ミステリ。専門知識を謎解きの推進力に変えたデビュー作です。

解剖室に落ちた四行詩が、研究室の闇を照らす。

320ページ
医療ミステリ解剖学大学復讐本格推理
1965 / 小説家・推理作家 / 千葉県
似鳥鶏 にたどり けい 佳作

吹奏楽部の送別演奏会を前に、幽霊が出ると噂される校舎の芸術棟で起こる出来事を追う青春ミステリ。幽霊騒ぎの検証から始まる軽やかな語りのなかに、学校生活の空気と謎解きの楽しさがあります。

幽霊騒ぎの夜、第三者として呼ばれた高校生が真相に向き合う。

254ページ
学校幽霊吹奏楽部青春謎解き
1981-03-20 / 小説家・推理作家 / 千葉県
松下麻理緒 まつした まりお 佳作

毒に魅せられた仲間たちの物語が、現実の事件と不気味に響き合う長編ミステリ。作中作と外側の事件がずれていく構成が、遅れて刊行された作品ならではの余韻を生んでいます。

作中の『毒殺倶楽部』が、現実の事件を呼び寄せる。

352ページ
作中作長編ミステリ現実と虚構文庫化
日向旦 ひゅうが あきら 佳作

大阪近郊の小さなショッピングモールを舞台に、探偵役の男が家出人探しの途中で奇妙な事件に巻き込まれる軽快な長編ミステリです。

『六月の雪』は『世紀末大(グラン)バザール 六月の雪』として刊行された。

288ページ
ショッピングモール探偵終末感本格ミステリ改題
九条菜月 くじょう なつき 候補
群青

第15回鮎川哲也賞の候補作として記録されているが、公開書誌では単独の書籍刊行を確認できなかった作品です。

『群青』は、公開書誌で単独刊行を確認できなかった。

候補作公開書誌不足単行本化未確認
神津慶次朗 かみづ けいじろう 受賞

戦後の孤島を舞台に、密室殺人と怪死が連続する中、若き名探偵が驚くべきからくりに迫る本格ミステリです。

『月夜が丘』は『鬼に捧げる夜想曲』として刊行された受賞作。

297ページ
戦後孤島密室本格ミステリ改題
岸田るり子 きしだ るりこ 受賞

失踪事件の真相と絵に隠された謎が、連続する密室殺人を通して明かされていく本格ミステリです。

『屍の足りない密室』は『密室の鎮魂歌』として刊行された受賞作。

306ページ
密室失踪事件絵画本格ミステリ改題
森谷明子 もりや あきこ 受賞

平安時代の宮中を舞台に、紫式部が猫の失踪と『源氏物語』幻の巻をめぐる謎に挑む王朝推理絵巻です。

『源氏物語』幻の巻をめぐる消失事件に、紫式部が挑む。

317ページ
平安時代源氏物語紫式部王朝推理消失事件
後藤均 ごとう ひとし 受賞

終戦直後のドイツを舞台に、雪に閉ざされた城館で起こる殺人と、作中作をめぐる推理合戦が重なる本格ミステリ。書簡や手記の謎が何重にも組み合わされ、読者をだます構造そのものを楽しむ作品。

雪の城館に収められた手記が、推理ゲームをさらに深い迷宮へ導く。

278ページ
本格ミステリ終戦直後のドイツ城館作中作推理ゲームミスディレクション
江東うゆう えとう うゆう 候補

同じゼミの告白から始まる、女子大生を主人公にした心理サスペンス。本格ミステリらしい密室の仕掛けに、主人公と先輩の関係や心の揺れが重ねられている。

告白と密室が、主人公と先輩の心理を追い詰めていく。

332ページ
女子大生告白心理サスペンス密室同じゼミ鮎川哲也賞最終候補
岸田るり子 きしだ るりこ 候補
ファミリー・シークレット

第12回鮎川哲也賞の候補作として記録されているが、公開書誌では岸田るり子版の単行本を確認できなかった。今回は作品本文や正式な書誌情報を裏づける一次情報が不足している。

公開された作品紹介は確認できず。

鮎川哲也賞候補作公開情報不足単行本化未確認
ほしおさなえ ほしお さなえ 候補

中高一貫の女子校で、美術部に所属する少女たちの墜落死が相次ぐ。遺された未発表小説や密室の謎が重なり、少女期の揺らぎと不穏さを鮮烈に描く長編ミステリです。

なんでもない透明なものになるの。少女たちの心理のゆらぎを鮮烈に描いた長編ミステリ。

432ページ
女子校少女心理密室連続死長編ミステリ
門前典之 もんぜん のりゆき 受賞

建設中のビルを舞台に、解体されナンバリングされた三つの死体と人間消失の謎が、名探偵・蜘杙啓司の推理で組み上がっていく本格ミステリです。受賞時の題名は『人を喰らう建物』でしたが、刊行時には『建築屍材』に改題されました。

解体された死体が、建築中のビルの中で不気味に組み上がる。

352ページ
本格ミステリ密室建築猟奇殺人探偵小説
金沢整 かなざわ ひとし 候補

建設中のビルを舞台に、解体されナンバリングされた三つの死体と人間消失の謎が、探偵役の推理で組み上がっていく本格ミステリです。建築現場という閉ざされた空間を使った発想と、猟奇性の強い仕掛けが印象に残る一作です。

解体された死体が、建築中のビルの中で不気味に組み上がる。

352ページ
本格ミステリ密室建築猟奇殺人探偵小説
九条菜月 くじょう なつき 候補
月見草

第11回鮎川哲也賞の候補作として記録されている作品で、Amazon JP・NDL OPAC・出版社公式では単独書籍化を確認できませんでした。公開情報が限られるため、本文由来の詳細な紹介は現時点では作れません。

候補作として名前を残した一編。

候補作未刊行本格ミステリ
迫光 さこ ひかり 候補
シルヴィウス・サークル

第11回鮎川哲也賞の候補作として残った、九条菖蒲名義の作品です。Amazon JP・NDL OPAC・出版社公式では単独書籍化を確認できず、公開記録は候補作としての位置づけに限られます。

候補作として記録された、公開情報の少ない一編。

候補作未刊行本格ミステリ
該当なし
飛鳥部勝則 あすかべ かつのり 受賞

自殺した画家・東条寺桂が遺した二枚の絵「殉教」と「車輪」の謎を追う学芸員・矢部直樹が、図像学の手法で二十年前の聖夜に起きた二重密室殺人の真相へと辿り着く本格ミステリです。作者自身が描いた絵画が物語に組み込まれ、美術と推理が有機的に融合した第9回鮎川哲也賞受賞のデビュー作です。

憑かれたように描き続け、やがて自ら命を絶った画家の遺作に隠された二重密室の秘密。

301ページ
本格ミステリ二重密室図像学美術密室殺人
谺健二 こだま けんじ 受賞
366ページ
満坂太郎 みつさか たろう 受賞
263ページ
柄刀一 つかとう はじめ 候補
朱の絢爛
舞子悦司 まいこ えつじ 候補
唖吼の輪廻
北森鴻 きたもり こう 受賞

悲劇の名女形・三世澤村田之助と、河鍋暁斎の幽霊画をめぐる謎を軸に、明治初期の歌舞伎界で起こる連続殺人を描いた北森鴻のデビュー長編。人物の執念と舞台の熱気が重なり、歴史ものとしても本格ミステリとしても読み応えがある。

悲劇の名女形と幽霊画が、明治初期の舞台で連続殺人を呼び込む。

574ページ
明治初期歌舞伎連続殺人幽霊画執念歴史ミステリ
愛川晶 あいかわ あきら 受賞

作者のデビュー長編。大がかりな仕掛けを備えた本格ミステリ。

大がかりな仕掛けが、物語の芯を支える。

464ページ
本格ミステリ仕掛け復讐
近藤史恵 こんどう ふみえ 受賞

孤島を舞台にしたデビュー長編で、人間関係の歪みと不穏な事件がじわじわ広がる。

孤島の静けさの下で、不穏な事件が広がる。

280ページ
孤島ミステリー不穏
加納朋子 かのう ともこ 受賞

短大生の駒子が一冊の本と手紙のやり取りを通じて、日常の中に潜む小さな謎をほどいていく連作ミステリ。

一冊の本に惹かれた少女が、手紙の往復のなかで事件の輪郭に近づいていく。

310ページ
日常の謎手紙連作ミステリ
石川真介 いしかわ しんすけ 受賞
350ページ
芦辺拓 あしべ たく 受賞

大学サークルの共同下宿で始まった連続殺人を、映画や小ネタを織り込みながら追う本格長編。

ひとり、またひとりと犠牲者が増えていくなか、共同体の空気が崩れていく。

382ページ
本格ミステリー下宿連続殺人サークル
二階堂黎人 にかいどう れいと 佳作

旧家に渦巻く予告殺人と二つの惨劇を、二階堂蘭子が解き明かす本格長編。

雪に閉ざされた旧家で、密室と足跡なき殺人の謎が重なる。

599ページ
本格ミステリー密室旧家二階堂蘭子
西澤保彦 にしざわ やすひこ 最終候補

キャンパスで出会った三人組が、イブの夜に起きた転落死の謎を追う探偵ミステリー。

抱腹絶倒の推理の裏で、三人の関係が少しずつ形を取っていく。

375ページ
探偵ミステリーキャンパス三人組転落死