文學界新人賞 ぶんがくかいしんじんしょう
木崎さと子の出発点となった短編で、帰国後の感覚や、ひとりの女性の内面に寄り添う静かな視線が印象に残る。大きな事件を追うより、記憶や喪失のかすかな揺れをすくい取る作品。
ひとりの女性の輪郭を、静かな言葉で浮かび上がらせる。
文學界新人賞の佳作として発表された短編で、ゆらりと揺れる感覚や、ためらいの気配を淡くすくい取る。大きな転換よりも、気持ちのかすかな傾きが残る作品。
ゆらり、とした揺れが、気持ちの輪郭を変えていく。