文學界新人賞 ぶんがくかいしんじんしょう
死に瀕した父が、幼なじみの男の差し出す「救済」にすがろうとするなかで、家族の関係と信仰の輪郭が静かに揺らいでいく。青来有一の代表的な短編として、長崎を背景にした祈りと喪失の感触が深く残る。
救いを求める心は、どこへ向かうのか。