迢空賞
ちょうくうしょう
前年刊行の歌集から最も優れた作品に贈られる短歌の賞
- 創設年
- 1967
- 主催
- 角川文化振興財団
- カテゴリー
- 短歌
- 選考方式
- 公募
- 受賞対象
- プロ
- 開催頻度
- 年1回
- 発表時期
- 6月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
日本の歌人・民俗学者・国文学者の折口信夫(釈迢空)にちなんで設けられた短歌の賞。前年1月から12月に刊行された歌集の中で最も優れた作品が選ばれ、短歌界では最も権威ある賞とされる。第1回は1967年に行われ、受賞作には賞状、記念品、および副賞100万円が贈られる。授賞式は毎年6月に蛇笏賞と合同で開催される。2013年の第47回より最終候補作が事前に公表されるようになり、2024年の選考委員は佐佐木幸綱、高野公彦、永田和宏、馬場あき子である。
賞品
- 主賞品
- 賞状、記念品
- 賞金
- 1,000,000円
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 候補作選考 | 選考委員会 | — | 非公表(2013年より最終候補作は事前に公表) |
| 最終選考 | 選考委員会 | — | 授賞式(毎年6月)で発表 |
選考基準
- 前年1月から12月に刊行された歌集の中で最も優れた作品
関連の賞
- 蛇笏賞
公式情報
https://www.kadokawa-zaidan.or.jp/kensyou/dakotu/過去の受賞者
江戸の下町を舞台に、人と街の距離や日々の気配を静かな映像でとらえる映画。
江戸の下町を舞台に、人と街の距離や日々の気配を静かな映像でとらえる映画。
ワーグナーの大作オペラを通して、芸術と共同体の緊張を立体的に立ち上げる上演。
ワーグナーの大作オペラを通して、芸術と共同体の緊張を立体的に立ち上げる上演。
水原紫苑の歌集『快樂』。短歌研究社から刊行された単独書籍として確認でき、ISBN13 9784862727329 を得た。
2022年刊の歌集。
大辻隆弘の歌集『樟の窓』。ふらんす堂から刊行された単独書籍として確認でき、ISBN13 9784781414652 を得た。
2022年刊の歌集。
春日いづみの歌集『地球見』。短歌研究社から刊行された単独書籍として確認でき、ISBN13 9784862727152 を得た。
2022年刊の歌集。
佐藤通雅の歌集『岸辺』。KADOKAWA から刊行された単独書籍として確認でき、ISBN13 9784048844826 を得た。
2022年刊の歌集。
第56回迢空賞受賞作の第七歌集。禅語の題名を掲げ、僧としての生活と日常の喜びや迷いを自在に詠み上げる。
僧としての日々を、自在で真面目な短歌に結ぶ。
九十五歳を越えてもなお前を向く姿勢を映す第14歌集。更新され続ける自己を信じ、明日へ進む感覚を静かに詠み上げる。
九十五歳を越えても、明日は常に新しい。
第13歌集にあたる『鳴禽』は、七十代後半の作者が日常、来し方、行く末を見つめる歌集。生の陰影を抱えながら、静かな視線で世界を確かめる。
今ある日常と来し方行く末を、静かに見つめる第13歌集。
動植物や風土の気配を通して、記憶や母の面影を静かに透かし見る歌集。細やかな観察から、暮らしの奥にある気配を立ち上げる。
樹木や草花のかたわらに、母の面影が静かに立ち上がる。
子どもの成長や社会の息苦しさを見つめる、31文字のアフォリズム集としての歌集。
未来は、いちばん近い日常のサイズでやってくる。
三枝浩樹の第6歌集『時禱集』は、長い時間をかけて蓄積された経験、身近な死者への思い、甲州の自然、生活の静けさを、祈りに近い調子で詠み上げる。感情をそのまま吐露するのではなく、経験に寄り添う言葉として短歌を磨き上げた歌集である。
経験と祈りが静かに重なる、十六年ぶりの第6歌集。
佐藤通雅の第11歌集『連灯』は、東日本大震災後の場所と時間を背負いながら、転覆した日常、死者の気配、生の側へ残された者の思考を詠む。灯を連ねるように、個の記憶と社会的な災厄の記憶が結び合わされていく歌集である。
震災後の地から、生と死のあわいに灯をともす歌集。
外塚喬の第12歌集『散録』は、父や師の年齢を意識しながら、心のおもむくままに日々の断章を詠み留めた歌集である。生活の細部、時間の経過、記憶の揺らぎを、散らばった記録のように積み重ねていく。
父と師の年齢を遠くに見ながら、日々の断章を拾い集める第12歌集。
橋本喜典の歌集。高齢期の日常、病、戦争の記憶、社会へのまなざしを、淡々としながら深い感慨を含む短歌としてまとめる。
老いを引き受けながら、見るもの触れるものへの愛惜を歌う。
三枝昂之の歌集。雑誌連載と結社誌掲載作をもとに、故郷、文学館での仕事、家族や社会の変化をめぐる歌を収める。
それぞれの場所に咲く桜を通して、故郷と現在が重なる。
花山多佳子の歌集。日常の景物や季節の移ろいを、凹凸のある言葉と軽いユーモアを交えてすくい取り、静かな観察の奥に揺れる感情を置く。
晴れた空に風が立つように、身近な景色が思いがけない表情を見せる歌集。
福島泰樹の第29歌集。歌友や詩人、作家たちへの追悼を軸に、個人史と戦後文学の記憶を重ねて、死者に向けた声を短歌へ凝縮する。
死者たちの名を呼びながら、哀悼の声が歌の形を取る。
『時のめぐりに』は、hikaru-koikeによる作品です。2005年のchoku awardで評価された作品で、題名が示す人物や場所、出来事を軸に物語性や言葉の力を伝えます。
『時のめぐりに』は、受賞時に注目された主題と語りを手がかりに読む作品です。
「一点鐘」は、岡部桂一郎による受賞作品です。人物の感情や関係の揺れを軸に、時代や場所の空気を映しながら読者を作品世界へ導きます。
一点鐘は、受賞歴を通じて広く知られるようになった作品です。
『射祷』は竹山広の作品です。2002年の受賞作として、題名が示す人物・場所・出来事を軸に、言葉の手触りと作品世界を読者に開いていきます。
『射祷』は、受賞時に注目された主題と言葉の力を手がかりに読む作品です。
『夕霧峠』は、尾崎 左永子による受賞対象として記録されている作品です。受賞時期の文学・評論・児童文学・ミステリなどの文脈の中で評価された作品として位置づけられます。
『夕霧峠』は、尾崎 左永子の創作や批評の特色が表れた受賞作です。
『不穏の華』は、富小路 禎子の受賞作として注目された作品。題名が示す中心的なイメージを軸に、人物や出来事の変化を追う。
『不穏の華』は、受賞時の時代感覚と作者の関心が交わる作品。
『至福の旅びと』は、篠弘による迢空賞受賞作。受賞時の評価対象となった作品で、題名やジャンルの特性を手がかりに、作者の関心が凝縮された一作として読める。
篠弘の表現が、至福の旅びとという題名に凝縮された迢空賞受賞作。
『瀧の時間』は佐佐木幸綱による作品で、choku-awardの1994年回で評価された。作品名と著者名で単行本・文庫・収録書籍の有無を確認したうえで、確認できた範囲の作品情報を示す。
瀧の時間は、佐佐木幸綱の創作や批評の特色が受賞時に注目された作品。
森岡貞香の第六歌集で、身体感覚と時間の陰影を鋭い言葉で刻む短歌作品集です。生の手触りと内面の緊張が、凝縮された形式の中に立ち上がります。
百乳文は、森岡貞香の表現世界を凝縮した受賞作です。
不變律は、塚本邦雄による受賞作品。受賞時の評価対象として、人物・時代・表現の焦点を通じて読者や観客に余韻を残す作品である。
不變律は、塚本邦雄の表現が受賞という形で評価された作品である。
朝霧の淡い気配を軸に、日々の時間と心の揺れをすくい取る歌集。静かな自然描写のなかに、人生の移ろいが滲む。
朝の霧は、吉田正俊の表現の核を伝える一作である。
雪の明るさと寒さを背景に、戦後短歌の抑制された感情と生活感を刻む歌集。自然の景と内面の陰影が、簡潔な言葉のなかで響き合う。
雪天は、岡部文夫の表現の核を伝える一作である。
馬場あき子の歌集です。古典への深い呼吸と現代の身体感覚を響かせながら、植物文様を思わせる連なりの中に成熟した抒情を展開します。
古典の呼吸と現代の感覚が、葡萄唐草のように絡み合う。
山中智恵子『星肆』は、神話的想像力と古典への深い感応を背景にした歌集である。星や天象のイメージを通して、時間、死者、古代へのまなざしを緊密な短歌の言葉に結晶させている。
星のイメージを媒介に、古代と死者へのまなざしを結晶させる歌集である。
禁忌とエロスをめぐる感覚を、短歌的な言葉の密度で掘り下げる作品。身体、欲望、表現の境界を見つめ、近現代短歌の緊張を浮かび上がらせる。
『禁忌と好色』は、短歌評論・歌集として人の記憶と時代の手触りを静かに浮かび上がらせる。
『冬すでに過ぐ』は、前田透が1981年前後に発表し、迢空賞の対象となった作品である。受賞文脈では、同時代の文学・詩歌・芸術表現のなかで独自の主題や形式が評価された。
迢空賞で注目された前田透の作品。
生方たつゑの歌集。秋から冬へ吹く野分のような孤独と痛みを背景に、故郷、家族、老い、ひとりで歩く者の心を詠む。
冷たい風の中で顔を上げて歩く心が、歌の一首一首に宿る。
『われら地上に』は、玉城徹の第三歌集で、植物や身体、孤独、思索の動きを端正な言葉で刻む短歌集である。知性による抑制と、自然や日常の細部へ向かう微視的なまなざしが同居し、前歌集以後の詩境をさらに自在で多様なものへ広げている。
かすかな心の震動を、植物、身体、思索の像へ沈めていく歌集。
『縄文記』は、前登志夫が短歌集の形式で人物の感情や時代の気配を描いた作品です。受賞歴からも、題材の扱いと文体の緊張感が同時代の読者に強い印象を残したことがうかがえます。
『縄文記』は、短歌集の枠組みの中で、自然と土地を印象的に浮かび上がらせる作品です。
『ひたくれなゐ』は、斎藤史の強靭な視線が生と死、身体、歴史を見据える歌集です。激しい色彩感と冷静な観察が同居し、近代短歌の緊張を保ったまま個の生を掘り下げています。
生と死を見据える強い視線が、短歌の言葉を深い紅に染めます。
孤独な石馬を思わせる題名を持つ歌集。戦後を生きた身体感覚、自然、記憶を、硬質で静かな短歌の言葉に刻む。
石の馬の孤独に、戦後を生きる心の姿が重なる。
医師でもあった上田三四二の感覚を背景に、身体と自然、老いと生を見つめる歌集。抑制された言葉のなかに生命感を湧き上がらせ、迢空賞の対象となった。
『湧井』は、上田三四二の表現を受賞作として伝える作品です。
『水晶の座』は、田谷鋭によるの受賞作です。題名が示す人物・場所・出来事を軸に、当時の文学・芸術表現の文脈で評価された作品として位置づけられます。
で評価された、田谷鋭の『水晶の座』。
『黒豹』は、近藤芳美の戦後短歌の歩みを刻む歌集である。社会への視線と個の感情を緊張のある言葉に収め、戦後派歌人としての批評精神を保ったまま抒情を展開する。
社会を見つめる眼と抒情が、硬質な短歌として結ばれる歌集。
故郷への記憶と生活感を短歌に託した歌集。人形作家としても知られる著者の造形感覚が、言葉の陰影にも反映されている。
故郷の灯は、鹿児島寿蔵の表現を歌集として伝える作品。
病室という限られた場所から、牡丹の姿に生の明るさと衰えの気配を重ねる歌集。晩年の身体感覚と自然へのまなざしが響き合う。
病室の牡丹は、病室という限られた場所から、牡丹の姿に生の明るさと衰えの気配を重ねる歌集。