中日詩賞 ちゅうにちししょう
『ぼくらの地方』は、黛元男の詩集で、地方に生きる感覚と時代の空気を素朴な言葉の奥に抱え込む。土地の手触りを通じて、個人の生活と共同体の気配を詩へ移している。
地方に生きる感覚を、静かな言葉で受け止めた詩集。
『山椒魚の故郷』は、谷澤辿の詩集で、郷土的な自然と生の記憶を重ね合わせる作品である。山椒魚という生きものの湿った存在感を手がかりに、帰属と孤独を見つめる。
郷土の自然を通じて、帰る場所と孤独を見つめる詩集。