江戸川乱歩賞
えどがわらんぽしょう
江戸川乱歩の寄付を基金として、日本推理作家協会により創設された探偵小説を奨励する文学賞。
- 創設年
- 1954
- 主催
- 日本推理作家協会
- カテゴリー
- ジャンル小説
- 選考方式
- 公募
- 受賞対象
- 新人
- 開催頻度
- 年1回
- 締切時期
- 1月頃
- 発表時期
- 5月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
第3回以降は長編小説を公募し、優秀作品に与えられる。現在では推理作家への登竜門として知られ、正賞として江戸川乱歩像が、副賞として500万円が贈呈される。受賞作は講談社から出版され、1992年の第38回からはフジテレビが後援し、ドラマ化や映画化の機会もある。第68回より豊島区とパートナーシップを結び贈呈式を一般公開し、賞金が500万円に減額された。
賞品
- 主賞品
- 江戸川乱歩像
- 賞金
- 5,000,000円
- 講談社からの出版権
- ドラマ化または映画化の機会
関連の賞
- 推理小説の賞
- メフィスト賞
- エドガー・アラン・ポー賞
- 横溝正史ミステリ&ホラー大賞
- 鮎川哲也賞
- 松本清張賞
- 山田風太郎賞
- 大藪春彦賞
- 北区 内田康夫ミステリー文学賞
- 島田荘司推理小説賞
公式情報
https://tree-novel.com/works/23053d1fc05fbb2d506c40021a695c12.html過去の受賞者
幕末の横浜・港崎遊廓を舞台に、父の死の真相を追う町娘・伊佐の視点で事件と恋が交錯する本格ミステリです。遊女屋や攘夷派の陰謀、英国海軍将校メイソンとの関係が重なり、歴史劇としての厚みと謎解きの推進力を両立させています。
父の無実を確かめるため、伊佐は遊廓島へ乗り込む。
プロ野球選手の肉体改造とドーピング疑惑を追う、潜入取材型のミステリ。
フェイクが氾濫する時代の真実を追う。
博士号を持ちながら北海道警察に入った沢村依理子が、5年前の誘拐事件と、その後に浮上する捜査資料漏洩の疑惑に向き合う警察小説です。未解決事件の真相を追う推進力と、組織の内側にある軋轢や人物の葛藤を重ねた構成が特徴です。
未解決事件の底にある真相へ、沢村依理子が踏み込む。
新宿中央公園の爆破事件をきっかけに、過去を隠して生きてきた男の時間が動き出す。ハードボイルドの緊張感と哀感が重なる。
爆破事件が、封じてきた過去を呼び戻す。
戦後の砂漠化した世界を舞台に、神格筐体と眠る少女をめぐる旅を描くSFファンタジー。
砂漠で眠る少女と神格筐体が、少年の旅を動かす。
村野ミロシリーズの第1作。女性の視点から犯罪と暴力を描くハードボイルド作品。
村野ミロシリーズの幕開けを告げる、鋭いハードボイルド。
慟哭の錨――関門海峡シージャック事件は受賞記録に残る作品で、単行本化の確認は取れていない。
慟哭の錨――関門海峡シージャック事件の詳細は受賞記録に残る。
医学的知見を背景にしたミステリー作品。1992年に第38回江戸川乱歩賞を受賞した作品で、医療現場を舞台にした緊張感ある展開が特徴。
白い廊下の先で、医療の現場に潜む謎がほどけていく。
剣道の試合会場で起きた連続殺人を軸に、剣士たちの緊張と人間関係を追う本格推理。スポーツの熱気と古典的な謎解きが重なり合う。
剣道場の熱気の中で、見えない意図がひとつずつ事件へとつながっていく。
冷戦末期の世界情勢を背景に、巨大な陰謀へ挑む警察・捜査線を描いた長編推理。国際政治の緊張と事件のサスペンスが重なり、力強く読み進めさせる。
世界がデタントへ向かう時代、ひとつの事件が国際的な陰謀の輪郭を浮かび上がらせる。
昭和初年の浅草を舞台に、エノケン一座と芝居の世界をめぐる密室ミステリ。歴史劇と本格推理がうまく噛み合った受賞作。
浅草の芝居小屋と密室の謎が、昭和初年の空気の中で動き出す。
候補作として記録されているが、単独書籍化は確認できなかった。作品情報は受賞記録を中心にたどるのが確実。
書籍化は確認できないため、受賞記録を中心に追う作品。
候補作として記録されているが、単独書籍化は確認できなかった。作品の具体像は候補一覧と受賞記録で追う。
書誌記録は残るが、単行本としては追えない。
候補作として記録されているが、単独書籍化は確認できなかった。雑誌掲載中心の受賞記録として扱うのが妥当。
書籍化は確認できないため、受賞記録を中心に追う作品。
横浜の夜を疾走する青年の視点で、母の死や事件の真相を追う物語。乱歩賞らしいサスペンスの推進力に、スピード感のある青春小説の手触りが重なり、疾走する構図が印象に残る。
Z2を駆り、青年は真相を追う。
上海を舞台に、刑事たちの捜査と暗号の謎が交錯する本格警察小説。街の空気や社会の手触りを背景に、事件の破局へと収束していく緊張感が前面に出る。
上海市公安局の捜査線上で、暗号が破局を呼び込む。
1987年江戸川乱歩賞の候補作の一つ。Amazon JP、NDL OPAC、出版社公式ページを確認したが、受賞作の単独書籍化は確認できなかった。
単独書籍化は確認できなかった1987年の候補作。
1987年江戸川乱歩賞の候補作『上海カタストロフ』。Amazon JP、NDL OPAC、出版社公式ページを確認したが、候補作の著者名と一致する単独書籍は確認できず、同名の別著者本だけが見つかった。
単独書籍化は確認できなかった1987年の候補作。
1987年江戸川乱歩賞の候補作の一つ。Amazon JP、NDL OPAC、出版社公式ページを確認したが、単独書籍化は確認できなかった。
単独書籍化は確認できなかった1987年の候補作。
横浜の遊郭に売られてきた二人の少女を起点に、昭和初期の歓楽街で起こる連続殺人と秘密を描く長編。第32回江戸川乱歩賞受賞作として発表された。
歓楽の町に投げこまれた少女たちの前で、欲望と死が静かに牙をむく。
第32回江戸川乱歩賞の候補作として記録されているが、Amazon JP、NDL、出版社公式の順で確認しても単独書籍化は見つからなかった。
書籍版は確認できない。
第32回江戸川乱歩賞の候補作として記録されているが、Amazon JP、NDL、出版社公式の順で確認しても単独書籍化は見つからなかった。
書籍版は確認できない。
江戸川乱歩賞候補作「大河の殺意」は、のちに『天皇の船』へ改題して刊行された。日本とブラジルで起きた事件をつなぎ、日系移民史の影を追うミステリー。
改題後の一冊では、移民の記憶と事件の謎が一本の線でつながっていく。
第32回江戸川乱歩賞の候補作として記録されているが、Amazon JP、NDL、出版社公式の順で確認しても単独書籍化は見つからなかった。
書籍版は確認できない。
女子校を舞台に、生徒指導の教師の死を起点に疑いが広がり、仮装行列の第二の殺人へと進む学園ミステリー。犯人候補たちの視線と関係性のずれが、青春の気配とともに緊張感を生む。
閉ざされた校内で起こる二つの殺人が、日常の顔を少しずつ崩していく。
モーツァルトの子守唄の楽譜に隠された暗号を手がかりに、ベートーヴェンがモーツァルトの死の謎に挑む音楽史ミステリー。弟子やシューベルトも動員され、作曲家たちの才気と人間臭さが軽やかに交差する。
楽譜に残された暗号を、ベートーヴェンが追う。
1970年夏の海辺の町を舞台に、帰省した「僕」と友人の鼠、そして偶然知り合った女の子との気ままな時間を通して、青春の戸惑いと喪失感を乾いた筆致で描く。村上春樹の出発点となったデビュー作。
あの夏の風は、ものうく、ほろ苦く通りすぎていった。
アルキメデスは手を汚さない は、受賞作として発表された作品。
アルキメデスは手を汚さない を手がかりに、作品の来歴をたどる。