福田清人賞
ふくだきよとしょう
児童文学者・福田清人の業績にちなみ、少年少女小説や児童向けノンフィクション、啓蒙的教養書を顕彰する賞。現在は児童文芸ノンフィクション文学賞ページ内で紹介されている。
- 創設年
- 2006
- 主催
- 一般社団法人日本児童文芸家協会
- カテゴリー
- 児童文学・童話・絵本
- 受賞対象
- プロ
- 開催頻度
- 年1回
- 賞のステータス
- 終了
説明
福田清人賞は、日本児童文芸家協会第2代理事長・会長として児童文学・児童文化への多岐にわたる業績を残した福田清人を顕彰するため、2005年に創設された賞です。前年1年間に出版された児童向けのノンフィクション、歴史的及び自伝的文芸作品、教養書を対象とし、第10回をもって終了し、児童文芸ノンフィクション文学賞に引き継がれました。
関連の賞
- 児童文芸ノンフィクション文学賞
公式情報
http://www.jidoubungei.jp/cn9/nonfiction.html過去の受賞者
光のうつしえ 廣島 ヒロシマ 広島は、朽木祥による受賞作です。賞の記録上の作品名を基準に確認し、刊行形態が確定できる範囲で書誌情報を整理しています。
朽木祥の受賞作として記録されている作品。
日本人と深く関わってきた鳥トキの歴史、絶滅へ向かった過程、保護と野生復帰に取り組んだ人々をたどる児童向けノンフィクション。自然保護を遠い理想ではなく、人と地域の具体的な営みとして考えさせる。
トキを守る人々の足跡から、人と生きものの関係を考える。
井上こみちの『往診は馬にのって』は、淡路島で馬に乗って往診する獣医師・山崎博道の診療の日々を描く児童向けノンフィクション。動物の命に向き合う仕事と、ゆっくり進む馬だからこそ生まれる出会いを伝える。
馬で行くから見える命の表情を、淡路島の往診の日々から描く。
『ああ保戸島国民学校』は、小林しげるによる児童文学。人物の選択、関係の揺れ、場面ごとの緊張を通じて、読者を作品世界へ導く。
『ああ保戸島国民学校』は、児童文学としての輪郭と受賞作らしい焦点を備えた一作。
江戸時代の天文学者・麻田剛立の生涯を、科学への好奇心と時代の制約の中で描く児童向け歴史読み物。月を見つめるまなざしから、学ぶことの喜びを伝える。
月のえくぼを見た男 麻田剛立は、受賞時の評価を支えた設定と語り口が作品の核になっている。
『北方ルート シベリアの旅』と『北方ルート サハリンの旅』は、関野吉晴が日本人の来た道を自分の体でたどる「新グレートジャーニー」の北方ルートを描く児童向けノンフィクションです。シベリアからサハリン、北海道へ至る旅を通して、人類移動と土地の暮らしを伝えます。
人がどこから来たのかを、地図ではなく身体で確かめていく旅の記録です。
『オホーツクの十二か月』は竹田津実による受賞作です。題名から立ち上がる人物関係や場面の緊張を軸に、同時代の文学賞で評価された表現を伝える作品として位置づけられます。
『オホーツクの十二か月』は、受賞歴と著者の作風を手がかりに読み継がれる作品です。
新聞記者に憧れた少年時代から、NHK の地方記者を経て子ども向けニュース番組のキャスターになるまでを語る自伝的エッセイ。報道の現場で何を見て、どう考えるのかを、若い読者にも届く言葉で伝えている。
ニュースの向こう側には、現場で考え続ける人の歩みがある。