H氏賞
えいちししょう
日本現代詩人会が、すぐれた第一詩集を中心に若い現代詩人を顕彰する詩集賞。
- 創設年
- 1950
- 主催
- 日本現代詩人会
- カテゴリー
- 詩・現代詩
- 選考方式
- 公募
- 受賞対象
- 新人
- 開催頻度
- 年1回
- 発表時期
- 3〜6月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
H氏賞(エイチししょう)は日本現代詩人会が主催する、新人の優れた現代詩の詩人の詩集を広く社会に推奨することを目的とした文学賞。詩壇の芥川賞とも呼ばれる。
賞品
- 主賞品
- 記念品と賞金50万円
- 賞金
- 500,000円
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 一次選考 | 日本現代詩人会会員 | — | — |
| 最終選考 | 選考委員 | — | — |
関連の賞
- 日本詩人クラブ新人賞
公式情報
https://www.japan-poets-association.com/award/過去の受賞者
記憶や喪失、距離の感覚をたどりながら、現代の不安定な心身に触れる詩集。見当識を失うような感覚の中で、治療とまなざしの関係を問い直す。
忘れられた隔たり、奪われた空気。見当識をなくした時代に捧ぐ、変幻自在な〈距離の治療〉。
北原千代の詩集。川辺の水、身体感覚、壊れやすい記憶を、バロック的な曲線と密度をもつ言葉で描き、感知される世界のゆらぎを追う。
水辺にひそむ気配を、身体と言葉の感覚でたぐり寄せる詩集。
『零余子回報』は、森本孝徳による詩歌・句集の受賞作です。受賞記録上の題名と作者名を基準に、作品単体の書籍化情報と内容紹介を切り分けて整理しました。
森本孝徳『零余子回報』は、受賞時の評価軸を手がかりに読み直したい作品です。
『化車』は、廿楽順治の受賞作です。Amazon JP、NDL Search、Google Books を確認しましたが、公開書誌で詳しい紹介文を確認できる範囲は限られていました。
受賞記録と公開書誌を手がかりに、『化車』の書籍情報を整理する。
『あまのがわ』は、2005年のh-shi-awardで選ばれた作品。受賞情報から確認できる範囲では、作品そのものが同賞の対象として記録されている。
h-shi-awardで選ばれた『あまのがわ』。
『アリア、この夜の裸体のために』は、河津聖恵による作品で、2003年の受賞作として記録されている。現代詩の文脈で、作者の語り口や構成の特徴が前面に出る一作である。
河津聖恵の『アリア、この夜の裸体のために』は、現代詩としての輪郭を持つ受賞作。
『密約-オブリガート』は松尾真由美の作品です。2002年の受賞作として、題名が示す人物・場所・出来事を軸に、言葉の手触りと作品世界を読者に開いていきます。
『密約-オブリガート』は、受賞時に注目された主題と言葉の力を手がかりに読む作品です。
科学や理科室のイメージを幻想へ開き、思考そのものが実験のように変化していく詩集。身近な器具や知識が、言葉の中で奇妙な感覚へ変わる。
理科室の冷たい光が、幻想と思考を混ぜ合わせる詩の場へ変わる。
見えない空気を集めるという感覚から、身体、記憶、風景を繊細に結び直す詩集です。
見えない空気を集めるという感覚から、身体、記憶、風景を繊細に結び直す詩集です。
『霊岸』は、岩佐なをによる文学作品です。1995年の受賞作として知られ、作品の題名が示す世界や人物の動きを中心に読まれます。
霊岸という題名を軸に、岩佐なをの作風と受賞時代の空気を伝える作品です。
『生きる水』は高塚かず子による作品で、h-shi-awardの1994年回で評価された。作品名と著者名で単行本・文庫・収録書籍の有無を確認したうえで、確認できた範囲の作品情報を示す。
生きる水は、高塚かず子の創作や批評の特色が受賞時に注目された作品。
「地球の水辺」は以倉紘平による受賞作品。受賞分野の文脈で評価された作品として、作者の主題意識や表現上の特色を伝える。
地球の水辺は、以倉紘平の表現世界を示す受賞作品。
日常の感覚と内面の揺れを、果樹園というひらけた場のイメージに重ねる詩集。生活の細部から立ち上がる静かな余韻が、読者を思索へ導く。
『果樹園』は、作者の視線と文体が凝縮された一作である。
杉谷昭人の詩集で、副題は「続・宮崎の地名」。土地の名と暮らしの感触を結び、宮崎という場所から人間の営みを見つめる作品である。
宮崎の地名から、人の暮らしと土地の記憶を詩にする。
『キリンの洗濯』は、高階杞一による作品。身近な言葉と意外なイメージを組み合わせ、日常の景色を少しずらして見せる詩集。明るい題名の背後に、孤独や生の手触りが静かににじむ。
『キリンの洗濯』は、高階杞一の表現の核がよく表れた一作である。
『別れの準備』は藤本直規による受賞作です。受賞時に評価された主題、語りの調子、人物や場面の立ち上げ方を通じて、作者の関心が凝縮された作品として読むことができます。
『別れの準備』は、受賞時に注目された表現の核を手がかりに読み解きたい作品です。
『神サマの夜』は真下章による作品で、H氏賞の1988年回で選ばれた。受賞作として、作者の関心や表現の特徴を伝える一作である。
H氏賞で選ばれた真下章の『神サマの夜』。
鈴木ユリイカの詩集。移動、都市、愛、身体感覚を鋭い言語感覚で結び、現代詩のなかで個の声が揺れながら立ち上がる瞬間を描く。
移動する身体と愛の感覚を、現代詩の速度でとらえる詩集。
『ヘンゼルとグレーテルの島』は水野るり子による詩集。童話的な題名を入り口に、孤独、記憶、島の閉ざされた感覚を現代詩として展開する作品。
『ヘンゼルとグレーテルの島』は、水野るり子の表現の特徴を示す受賞作である。
一色真理の第3詩集。身体、文字、顔、傷、夢、迷路などのイメージを通じて、自己の内奥へ降りていくような詩世界を展開する。
日常の語がねじれ、心の深い場所へ降りていく通路に変わる。
『小航海26』は、小長谷清実の第二詩集。日常の身体感覚や小さな移動の感触を、軽さと奇妙な緊張を帯びた言葉で組み立てる。1977年にれんが書房新社から刊行され、H氏賞を受けた。
小さな航海の連なりとして、身体と日常のずれを詩へ変える。
星座名を思わせる題名に、水の感触と宇宙的な距離感を重ねる詩集。清水哲男の初期詩業を代表する作品として、H氏賞の対象となった。
『水甕座の水』は、清水哲男の表現を受賞作として伝える作品です。
『カナンまで』は郷原宏による詩集で、H氏賞の受賞作として位置づけられている。作品は当時の文学的関心や作家の表現上の特色を伝える一冊である。
H氏賞が評価した『カナンまで』は、郷原宏の表現をたどる入口となる作品である。
『天鼓』は一丸章による詩集で、H氏賞の受賞作として位置づけられている。作品は当時の文学的関心や作家の表現上の特色を伝える一冊である。
H氏賞が評価した『天鼓』は、一丸章の表現をたどる入口となる作品である。
粒来哲蔵の詩集。孤島という像を軸に、隔絶、記憶、内面の風景を重ね、静かな緊張を帯びた詩篇を配している。
孤島は遠い場所ではなく、言葉の奥にひらく内なる地形として現れる。
『聖なる淫者の季節』は白石かずこによる作品で、刊行年不詳年に思潮社から図書として刊行された。
白石かずこの受賞歴の中で記録される『聖なる淫者の季節』。
『みやらび』は、知念栄喜による作品で、1970年のh-shi-awardで受賞対象となった。受賞記録と公開書誌をもとに、作品単位で参照できる項目として整理される。
h-shi-awardで受賞対象となった『みやらび』。
都市の夜更けを舞台に、孤独、記憶、若い感受性を描いた詩集。暗い時間帯の静けさを通して、戦後都市に生きる身体感覚が立ち上がる。
東京午前三時は、都市の夜更けを舞台に、孤独、記憶、若い感受性を描いた詩集。
季節の移ろいを思想と感覚の両面から捉えた詩集。叙景にとどまらず、時間の循環と人間の意識の変化を精密にたどる。
季節についての試論は、季節の移ろいを思想と感覚の両面から捉えた詩集。
『火の分析』は、沢村光博の詩集としてH氏賞の受賞記録に残る作品である。公開オンライン書誌で確認できる情報は限られるが、題名が示すように、火のイメージを軸にした詩的思考と分析的な語り口を想起させる一冊として整理できる。
公開書誌の情報が少ない、1960年代現代詩の受賞詩集。
『サンチョ・パンサの帰郷』は、石原吉郎がシベリア抑留後の経験と失語の感覚を背景に、沈黙に抗して書いた戦後詩の代表的詩集である。極限状態の記憶を直接の証言に閉じず、言葉の不可能性そのものを詩の緊張として刻んでいる。
抑留体験と沈黙のあいだから、戦後詩の深部を切り開いた名詩集。
『場所』は、高良留美子の第二詩集で、物と自己、現実とイメージが入れ替わるような危うい瞬間を詩の対象にした作品である。感情の直接的な表出よりも、存在のあり方を問い直す硬質なことばの運動が中心に置かれている。
物と自己の境界が揺らぐ地点から、現代詩の課題に向き合った詩集。
風山瑕生の詩集。開拓地や土地に根ざした生活感を背景に、濃密な生への讃歌を基調とする作品として評価された。
大地の片隅に立つ人間の生を、濃く静かにたたえる詩集。
石川逸子の第二詩集。社会の傷や見捨てられた者たちへの視線を、怒りと哀しみを含む言葉で描き、戦後の現実に向き合う社会派詩人としての出発点を示す。
狼の気配と「私たち」の声を重ね、戦後社会の傷を詩へ刻む。
黒田喜夫の第一詩集。戦後の不安、抵抗、政治的な緊張を、遊撃という言葉の運動感とともに刻み込む。社会へ向かう怒りと個の内側の痛みが鋭く交差する作品である。
不安のただ中から、詩は遊撃のように社会と自己の境界へ斬り込む。
吉岡実の詩集で、宗教的なイメージ、肉体感覚、異様な幻想が緊密に組み合わされる。限定部数で刊行された作品ながら、戦後詩の前衛的な展開を示す重要な詩集として読まれている。
僧侶のイメージが、肉体と幻想の暗い詩空間をひらく。
『けものみち』は、鳥見迅彦による詩集・詩作品で、H氏賞の1956-1回で受賞対象となった作品です。公開資料で確認できる範囲では、刊行形態や後年の収録状況を中心にたどれる作品です。
鳥見迅彦の『けものみち』は、受賞歴を通して現在も作品名をたどることができる一作です。
『ひとりの女に』は、黒田三郎の第一詩集であり、戦後詩の中で一人の女性への呼びかけを軸に、孤独、愛、生活の実感を平明な言葉で描いた作品である。日常語に近い抑制された表現が、私的な感情を社会の空気と結びつけている。
一人の女性への呼びかけから、戦後の生活感情を静かに立ち上げる詩集である。
『ボタンについて』は、桜井勝美が戦後詩の場で発表した詩集で、第4回H氏賞を受けた。身近な物に向ける視線を通して、生活の中にひそむ感情や思考をすくい上げる詩人の姿勢が表れている。
身近な物への凝視から、戦後の生活と詩の感覚を掘り起こす詩集。
『都市幻想』は、上林猷夫が戦後の都市生活に潜む人間喪失と実存の不安を見つめた詩集。社会意識と内面の格闘が重なり、都市という場を幻想と現実のあわいとして描き出している。
都市生活者の不安と人間喪失を、幻想の像として刻んだ戦後詩集。
長島三芳『黒い果実』は、敗戦後の記憶と戦争体験を凝縮した詩集です。身体に残る痛み、死者への思い、平和への切実な願いを、暗い果実のような重いイメージで表現します。
戦争の傷を体と記憶の奥から見つめる、第二回H氏賞受賞詩集です。
『断層』は、殿内芳樹による作品で、1951年のH氏賞で受賞対象となった。受賞記録で作品名と著者名を確認できる一方、単行本、文庫、短編集としての刊行を確認できる公開情報が限られるため、掲載誌や雑誌号の識別子は採用しない。
『断層』は、H氏賞の受賞履歴に残る殿内芳樹の作品である。