日本の文学賞

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ハヤカワSFコンテスト

はやかわえすえふこんてすと

早川書房が主催するSF小説の公募新人賞。広義のSFを対象とし、日本語の未発表小説を募集する。大賞受賞作は早川書房から単行本・電子書籍として刊行される。

SF小説
創設年
1961
主催
早川書房
カテゴリー
ジャンル小説
選考方式
公募
受賞対象
新人
開催頻度
年1回
締切時期
3月頃
発表時期
8〜9月頃
賞のステータス
活動中

説明

1961年に開始され断続的に1992年の第18回まで行われた後、2012年に『ハヤカワSF Project』の一環として18年ぶりに再開。中篇・長篇SFを対象とし、最優秀作に大賞を授与する新人賞である。

賞品

主賞品
大賞作品は書籍化および出版契約

関連の賞

  • S-Fマガジン
  • 創元SF短編賞
  • 日本SF評論賞
  • 奇想天外SF新人賞
  • 日本SF新人賞
  • 小松左京賞
  • アガサ・クリスティー賞
  • ハヤカワ・ミステリ・コンテスト

過去の受賞者

関元聡 せきもと さとし 優秀賞

深刻な高温化により人類がほぼ絶滅した数百年後の地球を舞台にした、灼熱地球のポスト・アポカリプスSF。異星人「救済者」が設置した密閉ドーム「コクーン」で生き延びる技術者エリー、高温環境に適応進化した女系民族〈結晶の民〉の娘アサヒ、一族を失い人類殲滅を決意するユズリ――過酷な環境を生き抜く者たちの罪と復讐の物語。

灼熱地球のポスト・アポカリプスSF

320ページ
気候変動ポスト・アポカリプス適応進化復讐異星人SF
土形亜理 つちがた あり 特別賞

気候変動と戦争に荒れた未来、富裕層は精神を仮想空間に移し永遠の命を得たが、全財産を次世代に託し死を選ぶ者もいた。彼らの望む最期を約束する楽園〈ヘヴンズガーデン〉で、元難民のコーディネーター・エルムは、異なる死生観を持つ人々と向き合いながら、人類の過ちと生きる意味を問い続ける。第13回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作。

温暖化と戦争によって取り返しのつかなくなった地球で、人類が残した傷を見つめ、もがく人々を描いた静謐なSF譚。

320ページ
気候変動格差社会死と選択難民仮想空間ポストアポカリプス死生観
カスガ 大賞

二十一世紀半ばに文明は滅んだ。山奥の僻村イリス沢に生き残った少数の人々は、原始的な農耕と苛酷な封建制の下で命を繋いでいる。そんな時代でも、少女たちは廃屋を改造した〈部室〉に集まり、タンポポの〈お茶〉を優雅に楽しみながら、友情に、部活に、マンガにと、青春を謳歌する。彼女ら《イリス漫画同好会》の次なる目標は〈コミケ〉、それは旧時代に東京の海辺に存在したマンガの楽園だ。文明の放課後を描く、ポストアポカリプス部活SF。

文明の放課後を描く、ポストアポカリプス部活SF。

304ページ
ポストアポカリプス部活動マンガ・サブカルチャー封建社会少女の成長旅と冒険フォークホラー
犬怪寅日子 いぬかい とらひこ 大賞

男性だけが死の間際に「御羊」へと変身する一族に仕えるアンドロイドの「わたくし」は、御羊の肉を解体し血族に食べさせることを生業としている。ある朝、当代の大旦那様が御羊になったことを発見した「わたくし」は、儀式の準備を粛々と進めるが、一族の者たちはそれぞれ複雑な思いを抱えていた。生と死、服従と反抗、そして愛を問う異色の幻想SF。

「きょうのあさ、だから今朝、大旦那様が御羊におなりになった」

176ページ
ポストヒューマンアンドロイド儀式と伝統一族の秘密生と死ジェンダー幻想文学
カリベユウキ 優秀賞

売れない役者の佐枝子はホラー映画脚本家の紹介で、都内の団地で頻発する怪奇現象を調査するドキュメンタリー映像のレポーターを務めることになる。団地内で住民の奇行や行方不明者が相次ぎ、「10年前に老婆が殺されて以来、呪われている」と噂の部屋では謎の走り書きと黒いウロコを発見する。調査を深めるにつれ、ギリシャ神話の因縁、戦前の軍部の計画、秘密結社の暗躍が浮かびあがり、やがて超物理的な宇宙論へと物語は展開していく。第12回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作のホラーSF大作。

団地ホラー×ギリシャ神話×SF大作。ギリシャ神話の世界が現実を侵食する。

384ページ
ホラーギリシャ神話団地怪奇現象秘密結社SFアクション現代日本
藤田祥平 最終候補
あなたの音楽を聞かせて

第12回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。音楽をテーマにしたSF短編・長編作品。著者・藤田祥平は2018年に早川書房より単行本『手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ』を刊行した実績があり、公平性の観点から選考から外れた。作品の詳細なあらすじは公開されていない。

第12回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。

音楽SF
やまだのぼる 最終候補
クラップ、クラッパー、クラップ

第12回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。著者やまだのぼるによるSF小説。単行本未刊行のため詳細なあらすじは非公開。

水町綜 最終候補
バトルシュライナー・ジョーゴ 崩壊編/黎明編/飛翔編

第12回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。崩壊編・黎明編・飛翔編の三部構成からなるバトルSF長編。著者・水町綜はアクション・バトル描写を得意とし、パンク的な感性を持つSF作家として知られる。作品の詳細なあらすじは公開されていない。

第12回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。崩壊編・黎明編・飛翔編の三部構成。

バトルSF三部構成アクション

超巨大ブラックホールの門をめぐる壮大なSF冒険譚。

応募作は刊行時に『ホライズン・ゲート 事象の狩人』へ改題された。

200ページ
SF宇宙冒険ハヤカワSFコンテスト
間宮改衣 特別賞

老化しない未来の家族史を語り直す、静かな長編SF。

九州の山奥で、一人の「わたし」が家族史を書き始める。

128ページ
SF家族老い記憶ハヤカワSFコンテスト
ナイン 最終候補
アポロ・チルドレン

第11回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。公開情報は候補発表が中心で、単独書籍は未確認。

アポロを思わせる題名の候補作。

SF宇宙コンテスト候補作未来
山下新 最終候補
NORTHERN LIGHTS HOTEL

第11回ハヤカワSFコンテストの候補作。書籍化の公開情報は確認できない。

北極圏を思わせるホテルをめぐるSF候補作。

SFホテル候補作未来
はにかみいちご 最終候補
新世界まであと何歩

第11回ハヤカワSFコンテスト候補作。小説投稿サイト掲載が確認できるが、単独書籍化は未確認。

再出発をめぐる未来志向の物語。

SF再挑戦ウェブ掲載候補作未来
江島周 最終候補
リ・エングラム

第11回ハヤカワSFコンテスト候補作。単独書籍としての公開情報は確認できない。

リ・エングラムという題名のSF候補作。

SF候補作記憶未来公開情報少
小川楽喜 大賞

人類滅亡後の地球で、異種族に再生された文豪たちが永遠に小説を書き続ける。文学とSFの境界を押し広げる、ハヤカワSFコンテスト大賞作。

西暦80万2700年、人類滅亡後の地球。

448ページ
SF文学ポストアポカリプス創作
塩崎ツトム 特別賞

ブラジルのジャングルを舞台に、ナチスの生物学者を追う文化人類学者と医師、日系青年が、生命と精霊が交差する世界に踏み込む。マジックリアリズムとバイオテクノロジーを掛け合わせたSF。

アマゾンに奇怪な陰謀劇を構築する、バイオテクノロジーSF×幻想文学。

376ページ
SFマジックリアリズムブラジル生命
江島周 最終候補
スランバー・デイズ

第10回ハヤカワSFコンテストの最終候補作。単独書籍化は確認できず、作品情報は候補作としての位置づけにとどめる。

第10回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。

SF最終候補未刊行
麻上柊 最終候補
アクアリウム・ララバイ

第10回ハヤカワSFコンテストの最終候補作。単独書籍化は確認できず、候補作としての位置づけのみを記録する。

第10回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。

SF最終候補未刊行
小田明宜 最終候補
白のマチエール

第10回ハヤカワSFコンテストの最終候補作。単独書籍化は確認できず、候補作としての位置づけのみを記録する。

第10回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。

SF最終候補未刊行

第9回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作。テレポート能力をインフラ化した未来社会で、能力を失った青年と少女の逃避行が宇宙規模の秘密へつながっていく。

ハイパーインフレ瞬間移動SF。

416ページ
テレポート未来社会逃亡秘密宇宙SF
安野貴博 優秀賞

第9回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作。完全自動運転が普及した近未来日本を舞台に、車内で拘束された社長と襲撃犯の対決が進むAIサスペンス。

自動運転社会の陥穽を突く緊迫のサスペンス。

288ページ
自動運転AIサスペンス近未来犯罪
満腹院蒼膳 最終候補
機構―In the System―

第9回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。商業書籍化は確認できない。

公開情報が限られる。

江島周 最終候補
ドーン・プロトコル

第9回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。書籍化は確認できなかった。

公開情報が少ない。

塩崎ツトム 最終候補
このしらす

第9回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。商業書籍化は確認できない。

公開情報が限られる。

十三不塔 優秀賞

第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作。動くものしか認識できない病を抱えた青年が、近未来の中国で都市AI計画に巻き込まれていく。

見えるものが限られる病を軸にした近未来都市SF。

320ページ
近未来中国都市AI疾患認識
竹田人造 優秀賞

第8回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作。AI技術者とフリーランス犯罪者が、自動運転現金輸送車の強奪に挑む。

サイバー犯罪と一攫千金を描く近未来クライムSF。

400ページ
近未来AI犯罪強奪自動運転
酒田青枝 最終候補
それがぼくらのアドレセンス

第8回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。書籍化は確認できない。

公開情報が限られる。

毒島門左衛門 最終候補
サムライズ・リグ

第8回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。商業書籍化は確認できなかった。

公開情報が少ない。

満腹院蒼膳 最終候補
識閾の弔歌

第8回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。書籍化は確認できない。

公開情報は少ない。

春暮康一 優秀賞

第7回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作。遠未来の銀河辺境を舞台に、知性の本質を問い直す宇宙ハードSFで、後に「虹色の蛇」を加えた完全版も刊行された。

銀河辺境の恒星系を巡る、知性探索の宇宙SF。

304ページ
宇宙SF知性人工知能遠未来探索
葉月十夏 特別賞
不可視の檻

第7回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。商業書籍化は確認できない。

公開情報が限られる。

成田杣道 最終候補
耳調師セツと小さな赤の女王

第7回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。書籍化は確認できなかった。

内容紹介の公開は少ない。

瀧本無知 最終候補
Earth II Europa

第7回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。商業書籍化は確認できない。

公開情報が限られる。

水町綜 最終候補
ハチェットマンズ・ディストーション

第7回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。書籍化を確認できなかった。

公開情報は少ない。

三方行成 優秀賞

第6回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作。童話の型を遠未来SFに置き換えた連作短編集で、シンデレラや竹取物語などを題材にした全6篇を収録する。

童話とSFガジェットを重ねた、全6篇の改変童話集。

280ページ
童話改変連作短編集遠未来SF家族進化
梶原祐二 最終候補
陰花 kagehana

第6回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。公開された単行本・文庫・電子書籍は確認できなかった。

書籍化確認なし。

九条鷹 最終候補
無名標

第6回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。商業書籍化は確認できない。

公開情報が限られる。

耳目 最終候補
最初の殺人

第6回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。書籍化は確認できなかった。

公開情報は少ない。

小橋徹 最終候補
名前と臓器が交差する220と284

第6回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。単独の商業書籍化は確認できない。

内容紹介の公開は見当たらない。

蒜山目賀田 最終候補
なかよくしようよ

第6回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。書籍化を確認できなかった。

公開情報が限られる。

植物の生理機能を演算に応用する技術フロラが普及した近未来の東京を舞台に、環状緑地帯に囲まれた計算資源都市で若者たちのドラマが展開する。植物と人類の新たな共生を描くミステリーSF。

植物を計算資源に変えた東京で、人と自然の共生を描く。

192ページ
植物計算資源近未来東京ミステリーSF

売れないSF作家だった父ダニエルの死後、息子エドガーは残された草稿を通じて、人工意識エドガー001と向き合う。物語が物語を生み出す構造のなかで、親子の記憶と現代SFの系譜を重ねる長編。

未完の草稿が、親子の記憶とSFの歴史をつなぐ。

408ページ
人工意識草稿親子自己増殖SF史SF
伊藤瑞彦 最終候補

仕事に倦んだプログラマーが知床を訪れた夜、空に現れた赤いオーロラが世界停電の始まりとなる。未曾有の災厄に直面する人びとの姿を描く、災害SFの長編。

赤いオーロラが、世界の停電を告げる。

288ページ
災害SF停電知床太陽嵐近未来SF
藍内友紀 最終候補

第5回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。改題後の『星を墜とすボクに降る、ましろの雨』として2018年にハヤカワ文庫JAで刊行された、軌道庭園で星を撃ち墜とす少女のSF恋愛譚。

星を墜とす機械として生きる少女の、小さな恋の唄。

320ページ
宇宙少女恋愛宿命改題刊行
平島摂子 最終候補
オルゴール

第5回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。商業書籍化は確認できない。

公開情報が限られる。

若里実 最終候補
記憶の熱量

第5回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。書籍化は確認できなかった。

公開情報が少ない。

吉田エン 優秀賞

大規模な環境変動に備えて築かれた壁都市を舞台に、外側で育った少年と、内側の真実を求める少女たちが出会う。人工知能コーボやゲーム〈フラグメンツ〉を軸に、壁の内外をめぐる青春SFを描く。

壁の内側の真実へ、ゲームとAIが少年たちを導く。

400ページ
壁都市AIゲーム青春未来社会SF
黒石迩守 優秀賞

文明が崩壊し、人類が生体コンピュータ化した未来を舞台に、地下都市で育った少年と少女が本物の海を探し始める。地球の記録媒体化という設定の中で、喪われた自然への憧れを描くポストサイバーパンクSF。

失われた海を探す少年少女の、ポストサイバーパンクSF。

416ページ
ポストサイバーパンク崩壊後世界記録媒体探査青春SF
草野原々 特別賞

アイドル戦国時代を舞台に、生後6か月でアイドルオタクになった少女みかが、アイドル部で仲間と出会い、自分なりの“最高のアイドル”を目指していく。百合、プロレタリアート、宇宙創世のイメージが爆発する特異なSF短編集。

アイドルの極北を突き抜ける、特異なSF短編集。

336ページ
アイドル百合宇宙創世短編集SF
斧田小夜 最終候補
マキガイドリイム

第4回ハヤカワSFコンテストの最終候補作として記録されている作品。書籍化された単行本や文庫は確認できず、公開情報も限られるため、現時点ではコンテスト候補作としての情報を中心に扱う。

第4回ハヤカワSFコンテスト最終候補作の一つ。

コンテスト最終候補未刊行SF
西川達也 最終候補
ゴリンデン

第4回ハヤカワSFコンテストの最終候補作として記録されている作品。書籍化された単行本や文庫は確認できず、公開情報も限られるため、現時点ではコンテスト候補作としての情報を中心に扱う。

第4回ハヤカワSFコンテスト最終候補作の一つ。

コンテスト最終候補未刊行SF
小川哲 大賞

巨大情報企業が運営する実験都市アガスティア・リゾートを舞台に、個人情報を差し出す代わりに豊かな生活を手にする人々の暮らしと、その外側にはじき出された者たちの姿を描く。連作形式で管理社会の未来を切り取ったポスト・ディストピアSF。

個人情報の提供と引き換えに理想の暮らしが保証される都市の果てを描く。

336ページ
個人情報管理社会ディストピア連作短編未来都市SF

地球を侵食しながら巨大化する異次元存在〈涯て〉が現れた近未来を舞台に、離島で出会った少年と少女、終末世界で生きる3Dデザイナー、そして〈涯て〉と向き合う人々の視点が交差する。記憶と時間を軸に、世界の終わりとその先を描くSF長編。

異次元存在〈涯て〉が世界を侵食する、夏の終末SF。

241ページ
終末世界異次元存在記憶時間離島SF
冬乃雀 最終候補
暗黒惑星

第3回ハヤカワSFコンテストの最終候補作として記録されている作品。書籍化された単行本や文庫は確認できず、公開情報も限られるため、現時点ではコンテスト候補作としての位置づけを中心に扱う。

第3回ハヤカワSFコンテスト最終候補作の一つ。

コンテスト最終候補未刊行SF
茶屋休石 最終候補
花屋旦那の事件帳 狗駆ける夜

第3回ハヤカワSFコンテストの最終候補作として記録されている作品。書籍化された単行本や文庫は確認できず、公開情報も少ないため、現時点ではコンテスト候補作としての情報を中心にまとめる。

第3回ハヤカワSFコンテスト最終候補作の一つ。

コンテスト最終候補未刊行SF
維嶋津 最終候補
Dystopiartwork

第3回ハヤカワSFコンテストの最終候補作で、後に改稿版『カリス・イン・ポストワールド』として公開された。AIに創作を委ねる世界を通して、芸術と創造性の意味を問い直すディストピアSF。

AIに創作を委ねる世界で、芸術の意味を問い直すディストピアSF。

AI芸術創造性ディストピア改稿作品SF
柴田勝家 大賞

死後の世界が否定された未来の南洋を舞台に、文化人類学者イリアス・ノヴァクが、ニルヤの島の伝承をめぐる調査に巻き込まれていく。生と死の観念をめぐる宗教、記録技術、共同体の記憶が交錯するSF長編。

死後の世界を失った未来、南洋でニルヤの島の伝承が揺らぎ始める。

338ページ
死生観宗教南洋未来社会記録技術SF
神々廻楽市 最終候補

関ヶ原以後に東西で分断された日ノ本を舞台に、京で暮らす医学生・竹中光太郎と、帝国側の武官・真田幸成の運命が交錯する。科学と妖術がぶつかる幕末スチームパンクの大河活劇。

科学と妖術が衝突する、分断国家の幕末スチームパンク。

349ページ
幕末スチームパンク妖術科学分断国家歴史SF
倉田タカシ 最終候補
母になる、石の礫で

第2回ハヤカワSFコンテストの最終候補作として記録されている作品。書籍化された単行本や文庫は確認できず、公開情報も限られるため、現時点ではコンテスト候補作としての情報を中心に扱う。

第2回ハヤカワSFコンテスト最終候補作の一つ。

コンテスト最終候補未刊行SF
伏見完 最終候補
オルフェウスの妻

第2回ハヤカワSFコンテストの最終候補作として記録されている作品。書籍化された単行本や文庫は確認できず、公開情報も限られるため、現時点ではコンテスト候補作としての情報を中心に扱う。

第2回ハヤカワSFコンテスト最終候補作の一つ。

コンテスト最終候補未刊行SF
梶原祐二 最終候補
月の王冠

第2回ハヤカワSFコンテストの最終候補作として記録されている作品。書籍化された単行本や文庫は確認できず、公開情報も限られるため、現時点ではコンテスト候補作としての情報を中心に扱う。

第2回ハヤカワSFコンテスト最終候補作の一つ。

コンテスト最終候補未刊行SF
六冬和生 大賞

無人宇宙探査機に転写された科学者の人格と、地球に残した恋人みずはの記憶が、はるかな銀河の旅のなかで交錯する。孤独と回想を軸にした思弁的な宇宙SF長編。

恋人の記憶が、宇宙の旅路を揺さぶる。

332ページ
宇宙SF記憶恋愛孤独思弁AI
坂本壱平 最終候補

奇妙な手拍子をきっかけに、頭を失った語り手や謎の穴を持つ少年たちが不可思議な空間へ迷い込んでいく。複数の異変が重なり合う、幻想味の強いSF連作。

手拍子ひとつで、世界の輪郭が崩れはじめる。

328ページ
幻想異変連作短編SF不条理
下永聖高 最終候補

過去を書き換える物質マナをめぐって、記憶保持装置のモニターとなった男が、変わり続ける現実と向き合う。時間改変と記憶の揺らぎを軸にした短編集。

過去を書き換える世界で、記憶だけが手がかりになる。

318ページ
時間SF記憶改変世界短編集SF
小野寺整 最終候補

老物理学者サローベンと弟子カレンの旅が、超権力組織ムスビメの召喚状をきっかけに始まる。惑星ユーンから地球、さらに未知の惑星へと広がる、要約不能のスペースオペラ。

召喚状ひとつで、宇宙の旅は予想外の方向へ転がりだす。

448ページ
スペースオペラ惑星探査異言語SF
泉氏 最終候補
新世界より

第1回ハヤカワSFコンテストの最終候補作として記録されている作品。書籍化された単行本や文庫は確認できず、公開情報も限られるため、現時点ではコンテスト候補作としての情報を中心に扱う。

第1回ハヤカワSFコンテスト最終候補作の一つ。

コンテスト最終候補未刊行SF
森岡浩之 入選(第2席)

人工的に作られた言語と、その言語が支える世界のあり方を描くSF長編。

言語の本質を問い直す、森岡浩之のデビュー作。

353ページ
SF言語認識異星文明
松尾由美 入選(第3席)

人工子宮が普及した近未来を舞台に、バルーン・タウンで起きた殺人の謎を追うSFミステリー。

自然出産を望む女性たちが暮らす街で、奇妙な事件が連鎖する。

394ページ
SFミステリー生殖共同体近未来
御影防人 入選(第3席)
ひとすくいの大海
山下敬 佳作
聖花
芳賀良彦 参考作
シュガーボクサー
北野勇作 参考作
Dancing Electric Bear
該当なし
金子隆一 佳作
葉末をわたる風
柾悟郎 入選(第3席)

表題作を含む短編集で、人工的な未来社会と個性的な人物像が強く印象に残る。SFマガジン・セレクションでも注目されたデビュー作で、和製サイバーパンクの気配を濃く感じさせる。

表題作を含む短編集で、人工的な未来社会が立ち上がる。

305ページ
短編集未来社会サイバーパンクデビュー作SF
桜井翼 佳作
天に光を

第33回ハヤカワ・SFコンテストの佳作として『SFマガジン』1987年の誌面で扱われた短篇。単行本化は確認できず、誌面掲載の作品として読むのが自然な一篇。

第33回ハヤカワ・SFコンテストの佳作として扱われた短篇。

佳作SFマガジン短篇初期作品
山品千璋 参考作
コルクの上で悶えるものは

第33回ハヤカワ・SFコンテストの参考作として扱われた短篇。単行本化は確認できず、コンテスト誌面に残る初期作品として整理するのが自然。

第33回ハヤカワ・SFコンテストの参考作。

参考作SFマガジン短篇初期作品
岸祐介 佳作
凍った嘴

『S-Fマガジン』1986年11月号掲載の佳作として確認できるが、Amazon JP、NDL、出版社公式の順で調べても単独書籍化は見つからなかった。のちの『新世界より』の原点として知られる。

書籍版は確認できないが、のちの長編につながる原点として位置づけられる。

S-Fマガジン掲載佳作未単行本化SF
野波恒夫 参考作
生が二人を分かつとも

『S-Fマガジン』1986年11月号で参考作として確認できるが、Amazon JP、NDL、出版社公式の順で調べても単独書籍化は見つからなかった。

書籍版は確認できない。

S-Fマガジン掲載参考作未単行本化SF
藤田雅矢 参考作
一万年の貝殻都市
中井紀夫 参考作
竜の降りる夜
江黒基 参考作
半人娼婦
川村晃久 佳作
進化の運命

早川SFコンテストの候補作として記録されているが、書籍化は確認できなかった。

Amazon JP、NDL OPAC、出版社公式で書籍化は確認できなかった。

文学賞候補作文芸誌発表
橋元淳一郎 努力賞
惑星〈ジェネシス〉

"惑星〈ジェネシス〉" は 早川SFコンテスト の発表作として確認できる初期作品。単独の書籍化や ISBN は確認できなかった。

早川SFコンテスト の発表作として確認できる初期作品。

早川SFコンテスト初期作品
川瀬義行 努力賞
狂える神のしもべ

川瀬義行の初期作として発表された作品で、書籍化は確認できなかった。

川瀬義行の初期作として発表された作品で、書籍化は確認できなかった。

SF異形信仰
冬川正左 佳作
放浪者目覚めるとき

冬川正左の初期作として発表された作品で、書籍化は確認できなかった。

冬川正左の初期作として発表された作品で、書籍化は確認できなかった。

SF覚醒
一人で歩いていった猫

早川未来コンテストの佳作として発表された作品で、ひとりで歩いていった猫という題が示す、孤独な移動や気まぐれな自由の気配をたどる。余白の大きいイメージが残る短編。

ひとりで歩く猫の背中が、静かに遠ざかる。

孤独移動自由余白イメージ
野阿梓 入選

惑星みどりを舞台に、花のような頭部を持つ草人たちの社会と、弟の死の真相を追うGメンの視点を重ねる。耽美な文体と濃密なイメージが際立つ、野阿梓の第一作品集。

惑星みどりに隠された真相へ、花狩人が踏み込む。

298ページ
惑星耽美デビュー作SFコンテスト
川田武 入選
クロマキー・ブルー

クロマキー・ブルー は、受賞作として発表された作品。

クロマキー・ブルー を手がかりに、作品の来歴をたどる。

受賞作書誌確認作品確認
吉原忠男 佳作
太陽連合

第3回ハヤカワSFコンテストの佳作第一席。宇宙をめぐる発想と初期SFらしい勢いが印象に残るが、単行本化は確認できない。

宇宙テーマの発想が光る、早川SFコンテスト期の一篇。

宇宙初期SFSFコンテスト
小松左京 入選

小松左京の初期短編で、日常の食卓を起点に戦後の空気と不穏さをにじませる。ユーモアと風刺が交錯する、初期作品ならではの熱量がある。

お茶漬けという日常の風景から、戦後社会の空気を浮かび上がらせる。

399ページ
戦後ユーモア風刺初期短編
山田好夫 佳作

第1回ハヤカワSFコンテストの受賞作で、のちに『日本SFの世界』に収録された。宇宙生物ホラーの発想が際立つ、初期国産SFの荒々しい魅力を伝える一篇。

地球に忍び込む宇宙生物の恐怖を描く、初期SFの荒削りな魅力作。

363ページ
宇宙生物ホラー初期SFSFコンテスト