日本の文学賞

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ハヤカワSFコンテスト

はやかわえすえふこんてすと

早川書房が主催するSF小説の公募新人賞。広義のSFを対象とし、日本語の未発表小説を募集する。大賞受賞作は早川書房から単行本・電子書籍として刊行される。

SF小説
創設年
1961
主催
早川書房
カテゴリー
ジャンル小説
選考方式
公募
受賞対象
新人
開催頻度
年1回
締切時期
3月頃
発表時期
8〜9月頃
賞のステータス
活動中

説明

1961年に開始され断続的に1992年の第18回まで行われた後、2012年に『ハヤカワSF Project』の一環として18年ぶりに再開。中篇・長篇SFを対象とし、最優秀作に大賞を授与する新人賞である。

賞品

主賞品
大賞作品は書籍化および出版契約

関連の賞

  • S-Fマガジン
  • 創元SF短編賞
  • 日本SF評論賞
  • 奇想天外SF新人賞
  • 日本SF新人賞
  • 小松左京賞
  • アガサ・クリスティー賞
  • ハヤカワ・ミステリ・コンテスト

過去の受賞者

関元聡 せきもと さとし 優秀賞

深刻な高温化により人類がほぼ絶滅した数百年後の地球を舞台にした、灼熱地球のポスト・アポカリプスSF。異星人「救済者」が設置した密閉ドーム「コクーン」で生き延びる技術者エリー、高温環境に適応進化した女系民族〈結晶の民〉の娘アサヒ、一族を失い人類殲滅を決意するユズリ――過酷な環境を生き抜く者たちの罪と復讐の物語。

灼熱地球のポスト・アポカリプスSF

320ページ
気候変動ポスト・アポカリプス適応進化復讐異星人SF
土形亜理 つちがた あり 特別賞

気候変動と戦争に荒れた未来、富裕層は精神を仮想空間に移し永遠の命を得たが、全財産を次世代に託し死を選ぶ者もいた。彼らの望む最期を約束する楽園〈ヘヴンズガーデン〉で、元難民のコーディネーター・エルムは、異なる死生観を持つ人々と向き合いながら、人類の過ちと生きる意味を問い続ける。第13回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作。

温暖化と戦争によって取り返しのつかなくなった地球で、人類が残した傷を見つめ、もがく人々を描いた静謐なSF譚。

320ページ
気候変動格差社会死と選択難民仮想空間ポストアポカリプス死生観
カスガ 大賞

二十一世紀半ばに文明は滅んだ。山奥の僻村イリス沢に生き残った少数の人々は、原始的な農耕と苛酷な封建制の下で命を繋いでいる。そんな時代でも、少女たちは廃屋を改造した〈部室〉に集まり、タンポポの〈お茶〉を優雅に楽しみながら、友情に、部活に、マンガにと、青春を謳歌する。彼女ら《イリス漫画同好会》の次なる目標は〈コミケ〉、それは旧時代に東京の海辺に存在したマンガの楽園だ。文明の放課後を描く、ポストアポカリプス部活SF。

文明の放課後を描く、ポストアポカリプス部活SF。

296ページ
ポストアポカリプス部活動マンガ・サブカルチャー封建社会少女の成長旅と冒険フォークホラー
犬怪寅日子 いぬかい とらひこ 大賞

男性だけが死の間際に「御羊」へと変身する一族に仕えるアンドロイドの「わたくし」は、御羊の肉を解体し血族に食べさせることを生業としている。ある朝、当代の大旦那様が御羊になったことを発見した「わたくし」は、儀式の準備を粛々と進めるが、一族の者たちはそれぞれ複雑な思いを抱えていた。生と死、服従と反抗、そして愛を問う異色の幻想SF。

「きょうのあさ、だから今朝、大旦那様が御羊におなりになった」

176ページ
ポストヒューマンアンドロイド儀式と伝統一族の秘密生と死ジェンダー幻想文学
カリベユウキ 優秀賞

売れない役者の佐枝子はホラー映画脚本家の紹介で、都内の団地で頻発する怪奇現象を調査するドキュメンタリー映像のレポーターを務めることになる。団地内で住民の奇行や行方不明者が相次ぎ、「10年前に老婆が殺されて以来、呪われている」と噂の部屋では謎の走り書きと黒いウロコを発見する。調査を深めるにつれ、ギリシャ神話の因縁、戦前の軍部の計画、秘密結社の暗躍が浮かびあがり、やがて超物理的な宇宙論へと物語は展開していく。第12回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作のホラーSF大作。

団地ホラー×ギリシャ神話×SF大作。ギリシャ神話の世界が現実を侵食する。

384ページ
ホラーギリシャ神話団地怪奇現象秘密結社SFアクション現代日本
藤田祥平 最終候補
あなたの音楽を聞かせて

第12回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。音楽をテーマにしたSF短編・長編作品。著者・藤田祥平は2018年に早川書房より単行本『手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ』を刊行した実績があり、公平性の観点から選考から外れた。作品の詳細なあらすじは公開されていない。

第12回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。

音楽SF
やまだのぼる 最終候補
クラップ、クラッパー、クラップ

第12回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。著者やまだのぼるによるSF小説。単行本未刊行のため詳細なあらすじは非公開。

水町綜 最終候補
バトルシュライナー・ジョーゴ 崩壊編/黎明編/飛翔編

第12回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。崩壊編・黎明編・飛翔編の三部構成からなるバトルSF長編。著者・水町綜はアクション・バトル描写を得意とし、パンク的な感性を持つSF作家として知られる。作品の詳細なあらすじは公開されていない。

第12回ハヤカワSFコンテスト最終候補作。崩壊編・黎明編・飛翔編の三部構成。

バトルSF三部構成アクション
ホライズン・ガール~地平の少女~
間宮改衣 特別賞
ここはすべての夜明けまえ
ナイン 最終候補
アポロ・チルドレン
山下新 最終候補
NORTHERN LIGHTS HOTEL
はにかみいちご 最終候補
新世界まであと何歩
江島周 最終候補
リ・エングラム
小川楽喜 大賞
標本作家
塩崎ツトム 特別賞
ダイダロス
江島周 最終候補
スランバー・デイズ
麻上柊 最終候補
アクアリウム・ララバイ
小田明宜 最終候補
白のマチエール
スター・シェイカー
安野貴博 優秀賞
サーキット・スイッチャー
満腹院蒼膳 最終候補
機構―In the System―
江島周 最終候補
ドーン・プロトコル
塩崎ツトム 最終候補
このしらす
十三不塔 優秀賞
ヴィンダウス・エンジン
竹田人造 優秀賞
電子の泥舟に金貨を積んで
酒田青枝 最終候補
それがぼくらのアドレセンス
毒島門左衛門 最終候補
サムライズ・リグ
満腹院蒼膳 最終候補
識閾の弔歌
春暮康一 優秀賞
オーラリメイカー
葉月十夏 特別賞
不可視の檻
成田杣道 最終候補
耳調師セツと小さな赤の女王
瀧本無知 最終候補
Earth II Europa
水町綜 最終候補
ハチェットマンズ・ディストーション
三方行成 優秀賞
トランスヒューマンガンマ線バースト童話集
梶原祐二 最終候補
陰花 kagehana
九条鷹 最終候補
無名標
耳目 最終候補
最初の殺人
小橋徹 最終候補
名前と臓器が交差する220と284
蒜山目賀田 最終候補
なかよくしようよ
コルヌトピア
構造素子
伊藤瑞彦 最終候補
赤いオーロラの街で
藍内友紀 最終候補
スターダスト・レイン
平島摂子 最終候補
オルゴール
若里実 最終候補
記憶の熱量
吉田エン 優秀賞
世界の終わりの壁際で
黒石迩守 優秀賞
ヒュレーの海
草野原々 特別賞
最後にして最初のアイドル
斧田小夜 最終候補
マキガイドリイム
西川達也 最終候補
ゴリンデン
小川哲 大賞
ユートロニカのこちら側
世界の涯ての庭
冬乃雀 最終候補
暗黒惑星
茶屋休石 最終候補
花屋旦那の事件帳 狗駆ける夜
維嶋津 最終候補
Dystopiartwork
柴田勝家 大賞
ニルヤの島
神々廻楽市 最終候補
鴉龍天晴
倉田タカシ 最終候補
母になる、石の礫で
伏見完 最終候補
オルフェウスの妻
梶原祐二 最終候補
月の王冠
六冬和生 大賞
みずは無間
坂本壱平 最終候補
ファースト・サークル
下永聖高 最終候補
オニキス
小野寺整 最終候補
テキスト9
泉氏 最終候補
新世界より
秋山完 佳作
ミューズの額縁
森岡浩之 入選(第2席)
夢の樹が接げたなら
松尾由美 入選(第3席)
バルーン・タウンの殺人
御影防人 入選(第3席)
ひとすくいの大海
山下敬 佳作
聖花
芳賀良彦 参考作
シュガーボクサー
北野勇作 参考作
Dancing Electric Bear
該当なし
金子隆一 佳作
葉末をわたる風
柾悟郎 入選(第3席)
邪眼(イーヴル・アイズ)
桜井翼 佳作
天に光を
山品千璋 参考作
コルクの上で悶えるものは
岸祐介 佳作
凍った嘴
野波恒夫 参考作
生が二人を分かつとも
藤田雅矢 参考作
一万年の貝殻都市
中井紀夫 参考作
竜の降りる夜
江黒基 参考作
半人娼婦
川村晃久 佳作
進化の運命
橋元淳一郎 努力賞
惑星〈ジェネシス〉
川瀬義行 努力賞
狂える神のしもべ
冬川正左 佳作
放浪者目覚めるとき
一人で歩いていった猫
野阿梓 入選
花狩人
川田武 入選
クロマキー・ブルー
吉原忠男 佳作
太陽連合
小松左京 入選
お茶漬けの味
山田好夫 佳作
地球エゴイズム