日本の文学賞

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本格ミステリ大賞 ほんかくみすてりたいしょう

第22回(2022年)

小説部門評論・研究部門

受賞者

5名
芦辺拓 あしべ たく 受賞

戦時下の大阪・船場を舞台に、大鞠家に嫁いだ陸軍少将の娘・中久世美禰子が、一族に起こる惨劇の渦中へ巻き込まれる。商家の空気と戦争の影を重ね、家の内部で進む連続事件を本格推理として描く長編。

大阪大空襲前夜、商家に嫁いだ娘が一族の惨劇と向き合う。

363ページ
本格ミステリ戦時下の大阪商家家族の秘密
小説家
米澤穂信 よねざわ ほのぶ 受賞

有岡城に立て籠もる荒木村重が、囚われの黒田官兵衛に城内で起きる難事件の解明を求める。戦国の籠城戦と論理の応酬を結びつけた、歴史本格ミステリの快作。

戦国の城で、知略だけが真相に届く。

448ページ
歴史ミステリ戦国時代籠城戦頭脳戦本格推理
小説家
浅倉秋成 あさくら あきなり 候補

就活の最終選考に残った六人の学生が、閉ざされた議論の場で互いの嘘と罪を暴かれていく。会話主体で進む構成のなか、人物像と印象が次々に反転するサスペンス小説。

採用試験の場で、六人の本音と偽りが剥がれていく。

304ページ
就活サスペンス心理戦反転劇
小説家
阿津川辰海 あつかわ たつみ 候補

雨の降り続く青海館で連続殺人が起こり、名探偵を求めて訪れた少年が事件の深層へ引き込まれる。閉ざされた館と論理の応酬で押し切る、王道の本格ミステリ。

濁流に沈みかける館で、逃げ場のない謎が始まる。

640ページ
館もの連続殺人本格ミステリクローズドサークル
小説家
結城真一郎 ゆうき しんいちろう 候補

過疎集落で発見された首なし死体をきっかけに、地方切り捨てを主張するテロリストと官僚たちの対立が深まっていく。現代日本の地方問題と不可能犯罪を重ねた本格ミステリ。

救国を掲げる脅迫が、地方の現実をえぐり出す。

382ページ
本格ミステリサスペンス地方問題不可能犯罪現代社会
小説家