日本の文学賞

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伊藤整文学賞 いとうせいぶんがくしょう

第24回(2013年)

小説評論

受賞者

2名
三木卓 みき たく 受賞

詩の同人誌で出会った妻 K との生活を、出会いから結婚、家族、病、死までたどる私小説。相手への愛惜だけでなく、芸術家同士の自我のぶつかり合い、暮らしの貧しさ、看取りの時間が率直に描かれる。

妻であり詩人であった K の孤独な魂を、長い生活の記憶から描き出す。

226ページ
夫婦追悼記憶
小説家
辻原登 つじはら のぼる 受賞

妻の失踪をきっかけに、緒方隆雄の人生は失職、病、路上生活、罪へと崩れていく。刑期を終えた彼がひとり歩き出す姿を通じて、絶望の底に残る自由と、人がなお歩き続ける理由を問う長篇小説。

すべてを失った男が、雪のように冷たい自由のなかを歩き出す。

360ページ
転落再生孤独
小説家