日本の文学賞

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開高健ノンフィクション賞

かいこうたけしノンフィクションしょう

作家開高健を記念して創設された、未発表ノンフィクション作品を対象とした文学賞。

ノンフィクション文学賞
創設年
2003
主催
集英社
カテゴリー
ノンフィクション・記録文学
選考方式
公募
受賞対象
不問
開催頻度
年1回
締切時期
2月頃
発表時期
7月頃
賞のステータス
活動中

説明

開高健ノンフィクション賞は、作家開高健を記念して創設され、集英社主催、一ツ橋綜合財団後援の文学賞です。未発表もしくは未刊行のノンフィクション作品を対象とし、正賞として記念品、副賞として300万円(単行本化時には別途印税)が贈られます。受賞作は集英社から書籍化・刊行され、月刊誌『小説すばる』、PR誌『青春と読書』、季刊誌『kotoba』および集英社のホームページ上で発表されます。

賞品

主賞品
記念品
賞金
3,000,000円
  • 単行本化の際の印税

関連の賞

  • 大宅壮一ノンフィクション賞
  • 講談社ノンフィクション賞
  • 新潮ドキュメント賞
  • 小学館ノンフィクション大賞
  • 本屋大賞

公式情報

https://shuppan-4sho.shueisha.co.jp/award.html?4

過去の受賞者

小松由佳 こまつ ゆか 受賞
シリアの家族
窪田新之助 くぼた しんのすけ 受賞
対馬の海に沈む
青島顕 あおしま けん 受賞
MOCT(モスト):「ソ連」を伝えたモスクワ放送の日本人

モスクワ放送の日本語放送に関わった人々を追い、冷戦下の言葉と情報の往復をたどるノンフィクション。

放送の現場から、時代をまたぐ声が立ち上がる。

261ページ
ノンフィクション放送史冷戦日露関係
平井美帆 ひらい みほ 受賞
ソ連兵へ差し出された娘たち

満州黒川開拓団の女性たちの証言を中心に、終戦直後に起きた性暴力や被害の実相を明らかにする取材記録。

ソ連兵へ差し出された娘たち

戦争と性暴力被害者の証言歴史の記録
河野啓 こうの けい 受賞

栗城史多の登山とメディアの関係を追うノンフィクション。

「夢の共有」を掲げた登山家の実像に迫る。

384ページ
ノンフィクション登山メディア取材
濱野ちひろ はまの ちひろ 受賞

動物を性愛のパートナーとする人々をドイツで取材し、著者自身の性暴力体験とも向き合いながら、愛、暴力、同意、他者理解の境界を考察するノンフィクション。強い違和感を出発点にしながら、偏見そのものを問い返す構成になっている。

禁忌の奥へ踏み込みながら、人間にとって愛と暴力はどこで分かれるのかを問い続ける。

280ページ
ノンフィクションセクシュアリティ動物性愛同意暴力
川内有緒 かわうち ありお 受賞

現代美術家・蔡國強と、福島県いわき市で桜を植え続ける志賀忠重の友情と実践を追ったノンフィクション。震災後の土地、アート、記憶、境界を越える行動が重なり、型破りな二人の長い関係から希望を描く。

九万九千本の桜と現代アートが、震災後の福島で奇跡のように結びつく。

372ページ
ノンフィクション現代美術福島震災友情
畠山理仁 はたけやま りひと 受賞

『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』は、畠山理仁が長年追ってきた独立候補たちの選挙現場を描くノンフィクションです。主要候補の陰に置かれがちな候補者の言葉と行動を追い、日本の選挙報道と民主主義の見え方を問い直します。

報じられない候補者たちの戦いから、選挙と民主主義の見えにくい輪郭を浮かび上がらせます。

328ページ
選挙独立候補報道民主主義現場取材
工藤律子 くどう りつこ 受賞
マラス:暴力に支配される少年たち

『マラス:暴力に支配される少年たち』は、工藤律子による作品で、この回の受賞対象として確認される。賞の記録、公開書誌、販売書誌を照合し、単行本または文庫として確認できる情報と、確認できない識別子を分けて整理した。

受賞記録からたどる『マラス:暴力に支配される少年たち』の作品情報。

受賞作品書誌確認現代文学
三浦英之 みうら ひでゆき 受賞

旧満州の建国大学卒業生たちを追い、戦争と戦後をまたいだ人生を聞き書きでたどるノンフィクション。多民族共生を掲げた理想と、敗戦後にそれぞれが背負った現実を重ねて描く。

建国大学に集った若者たちの夢と戦後を、証言から掘り起こす。

336ページ
満州建国大学戦後史聞き書き
田原牧 たはら まき 受賞

『ジャスミンの残り香:「アラブの春」が変えたもの』は田原牧による作品で、受賞として記録されている。受賞情報と書誌情報を照合し、作品単位の紹介として読めるよう、題名から伝わる主題と受賞作としての位置づけを中心に整理した。

田原牧『ジャスミンの残り香:「アラブの春」が変えたもの』の受賞作情報と書誌状況を整理した作品紹介。

256ページ
受賞作現代文学書誌確認
黒川祥子 くろかわ しょうこ 受賞

虐待を受けた子どもたちの「その後」を追い、医師や里親、支援者との関わりから回復の可能性を見つめるノンフィクション。被害の描写だけでなく、安心できる関係を取り戻す過程に焦点を置いている。

傷ついた子どもたちが、信頼できる場所を得て生き直す過程を追う。

296ページ
ノンフィクション虐待回復
佐々涼子 ささ りょうこ 受賞

海外で亡くなった人の遺体や遺骨を故国へ送り届ける「国際霊柩送還士」の仕事を追ったノンフィクション。専門会社で働く人々と遺族への取材を通じて、死者を弔い、残された人が別れを受け止める時間を描く。

国境を越えて死者を家族のもとへ帰す仕事から、弔いの意味を見つめる。

288ページ
死と弔い国際霊柩送還遺族職業ノンフィクション
水谷竹秀 受賞

水谷竹秀によるノンフィクション。フィリピンで困窮し、帰国も生活再建も難しくなった日本人男性たちを取材し、個人の失敗だけでは語れない社会的孤立を描く。

フィリピンで帰る場所を失った日本人男性たちの現実を、現地取材から描き出す。

296ページ
ノンフィクション困窮邦人フィリピン貧困孤立
角幡唯介 かくはた ゆうすけ 受賞
空白の五マイル:人跡未踏のチベット・ツアンポー峡谷単独行

『空白の五マイル:人跡未踏のチベット・ツアンポー峡谷単独行』は、具体的な人や出来事を追いながら、記憶、社会、制度のあり方を描くノンフィクション。個別の経験から広い時代の姿を照らし出す。

『空白の五マイル:人跡未踏のチベット・ツアンポー峡谷単独行』は、角幡唯介の受賞対象作として読者に届いた一作。

ノンフィクション記憶社会
中村安希 なかむら あき 受賞

ユーラシアとアフリカを旅した日々を綴るノンフィクション。貧困、紛争、病、移動する人々の声に触れながら、世界の生活を足元から見つめる。

『インパラの朝:ユーラシア・アフリカ大陸684日』は、中村安希の持ち味が表れた受賞作である。

288ページ
ノンフィクション世界の暮らし
石川直樹 いしかわ なおき 受賞

『最後の冒険家: 太平洋に消えた神田道夫』は、石川直樹による開高健ノンフィクション賞の受賞作。

『最後の冒険家: 太平洋に消えた神田道夫』は、石川直樹による開高健ノンフィクション賞の受賞作。

214ページ
社会と記憶
ねじれ:医療の光と影を越えて

医療の現場にある希望と矛盾を見つめ、制度や人間関係のねじれを追うノンフィクション。患者と医療者の間に生じる問題を考える。

医療の光と影のあいだに生まれる、ねじれを見つめる。

医療ノンフィクション制度
伊東乾 受賞

『さよなら、サイレント・ネイビー 地下鉄に乗った同級生』は、伊東乾が地下鉄サリン事件の実行犯となった大学時代の同級生を起点に、事件の背景と人間の分岐点をたどるノンフィクションです。個人の記憶と社会的事件をつなぎ、なぜ普通の学生が重大犯罪へ向かったのかを問います。

同級生の大罪を通じて、事件と人間の分岐点を問うノンフィクション。

352ページ
地下鉄サリン事件同級生マインドコントロール戦後社会
藤原章生 ふじわら あきお 受賞

アフリカ特派員として取材を重ねた著者が、紛争、貧困、差別のただ中で生きる人々の言葉と沈黙をすくい上げるノンフィクション。応募時の題名「遠い地平」は、刊行時に『絵はがきにされた少年』へ改題された。

遠い地平に生きる人々の声を、外からの同情ではなく近くで見つめた記録。

264ページ
アフリカ報道貧困と差別記憶と証言取材者の倫理
廣川まさき ひろかわ まさき 受賞
ウーマンアローン

アラスカへ向かう旅を通じて、自分の夢と孤独に向き合うノンフィクション。ひとりで進む理由を問いながら、遠い土地への移動が内面の探索に変わっていく。

『ウーマンアローン』は、廣川まさきの視線が題材の奥にある時間と感情をすくい上げる作品です。

アラスカノンフィクション
平岡泰博 ひらおか やすひろ 受賞
虎山へ

『虎山へ』は、平岡泰博によるノンフィクション作品。受賞時の評価対象として、題名が示す情景や人物の動きを軸に、短い形式の中にも時間の厚みを感じさせる作品である。

虎山へという題名が、作品の中心にある気配と緊張を端的に伝えている。

取材社会個人史
姜誠 優秀賞
越境人たち六月の祭り

『越境人たち六月の祭り』は、姜誠によるノンフィクション作品。受賞時の評価対象として、題名が示す情景や人物の動きを軸に、短い形式の中にも時間の厚みを感じさせる作品である。

越境人たち六月の祭りという題名が、作品の中心にある気配と緊張を端的に伝えている。

取材社会個人史
駒村吉重 こまむら よししげ 優秀賞
ダッカへ帰る日:故郷を見失ったベンガル人

『ダッカへ帰る日:故郷を見失ったベンガル人』は、駒村吉重によるノンフィクション作品。受賞時の評価対象として、題名が示す情景や人物の動きを軸に、短い形式の中にも時間の厚みを感じさせる作品である。

ダッカへ帰る日:故郷を見失ったベンガル人という題名が、作品の中心にある気配と緊張を端的に伝えている。

取材社会個人史