『このミステリーがすごい!』大賞
このミステリーがすごい! たいしょう
『このミステリーがすごい!』の知名度を受け、2002年に創設されたミステリー小説の公募新人賞。
- 創設年
- 2002
- 主催
- 宝島社
- カテゴリー
- ジャンル小説
- 選考方式
- 公募
- 受賞対象
- 新人
- 開催頻度
- 年1回
- 締切時期
- 5〜6月頃
- 発表時期
- 10月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
ミステリー要素を第一義とし、SF小説や時代小説など幅広いジャンルを対象に、新人作家を発掘することを目的としている。1次選考は紙媒体、2次選考以降はフロッピーディスクやCD-Rなどの記憶媒体を用いて行われる。「隠し玉」など独自の制度も設け、受賞作は宝島社から出版され、多くがベストセラーや映像化されている。
賞品
- 主賞品
- 大賞:賞金1200万円、文庫グランプリ(優秀賞):賞金200万円、編集部推薦賞「隠し玉」
- 賞金
- 12,000,000円
- 文庫グランプリ賞金200万円
- 編集部推薦賞「隠し玉」
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 一次選考 | 杉江松恋、膳所善造、古山裕樹、村上貴史、北原尚彦(第5回-)、宇田川拓也(第8回-)、福井健太(第8回-)、土屋文平(第11回-) | — | — |
| 二次選考 | 千街晶之、村上貴史、大森望(第16回-)、茶木則雄(第1回-第15回) | — | — |
| 最終選考 | 大森望、香山二三郎、瀧井朝世(第19回-)、茶木則雄(第1回-第15回)、吉野仁(第1回-第18回) | — | — |
選考基準
- エンターテイメント性を第一義とした広義のミステリー
- 設定の独自性
- キャラクター造形の個性
応募のヒント
推奨
- エンターテイメント性を重視し、設定やキャラクターに個性を持たせる
- 募集要項の記載に従い、適切なメディアで応募する
注意
- 減点方式を意識せず、独創性に欠ける作品を避ける
審査員から
- 設定やキャラクター造形での個性を重視する
- エンターテイメントを第一義とする
関連の賞
- 『このライトノベルがすごい!』大賞
- 日本ラブストーリー大賞
- 『このマンガがすごい!』大賞
公式情報
https://konomys.jp/過去の受賞者
1920年、中国。北京在住の日本人絵師・一条剛は、清朝最後の皇帝・溥儀(ふぎ)に水墨画の師として雇われる。だが溥儀には秘めた目的があった。紫禁城に眠る水墨画を贋作にすり替えて真作を秘密裏に売却し、清朝復興の資金を調達するというのだ。やがて宦官のひとりが密室で不審死を遂げ、龍の絵に何者かが目を描き加え、ある宦官が感情を失うという怪事が続発する。齢十八の絵師と十五歳の少年廃帝は、謎を解き明かすうちに身分も国も超えた友情を育んでいく。
身分も国も超えた友情×歴史ミステリー。紫禁城の密室で、絵師と皇帝が謎に挑む。
温泉で知られるとある地方都市で女性の失踪事件が相次ぎ、「顔にぽっかり穴のあいた怪物がひとを攫い、穴の中に吞み込む」という都市伝説が囁かれるようになる。私立探偵の小鳥遊穂香は依頼を受けて調査を開始し、この「アナヅラさま」と呼ばれる噂の背後に連続殺人鬼の存在を疑い始める。一方、実際の犯人は思わぬ事態に直面していた。ヤクザに犯行を知られ、死体処理に利用されることになってしまったのだ。ホラー的な都市伝説とミステリーが融合した、どんでん返しのある犯罪小説。
顔にぽっかり穴のあいたバケモノが人を攫う――都市伝説の裏側に、本物の殺人者が潜んでいた。
小金井警察署盗犯係の新米刑事・馬場みどりは、ゲームセンターで起きた盗難事件を捜査するかたわら、連続車上荒らしの犯人として未成年の女性二人を逮捕した。一方、組織対策係の悪徳刑事・亀井忠之は、違法風俗店に対するガサ入れ情報を漏らして運営者を逃がす。性被害にあった女性たちの尊厳を守ろうとするみどりの成長劇と、腐敗に染まった亀井の転落劇が交錯し、クライマックスで劇的に交差する警察捜査小説。
熱意溢れる新米女性刑事と厭世的なベテラン悪徳刑事――対照的な二人の捜査官の軌跡がクライマックスで劇的に交叉する、読後感爽快な警察捜査小説。
大学一年生の市倉小春は漫画家を目指しながら、大阪府豊中市にあるパン屋〈ノスティモ〉でアルバイトをしている。ある日、親友の由貴子に一緒に行くはずだったライブビューイングをドタキャンされ、疑問を抱いた小春は観察と推理で真相に辿り着く。パン屋を舞台に繰り広げられる五つの日常の謎を描いた連作ミステリー短編集。
謎はクロワッサンのように折り重なり、カレーパンのように刺激的!
ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨。遺伝人類学を専攻する大学院生・七瀬悠がDNA鑑定を行うと、四年前に失踪した妹・紫陽のものと完全に一致した。この不可解な結果を担当教授・石見崎に相談しようとした矢先、石見崎は何者かに殺害される。さらに古人骨が盗まれ、発掘調査隊員が襲撃される。妹の消失と人骨のDNAの真相を追う悠は、宗教団体や製薬会社が絡む人類史を揺るがす巨大な陰謀へと引き込まれていく。
謎の牽引力、ストーリーの面白さは、今回これがダントツ
第23回「このミステリーがすごい!」大賞・隠し玉作品。県立神子浜高校の学生寮「七草寮」に住む高校生・古川は、好奇心旺盛でお人好しな同級生・二ノ瀬とともに、台風後のコインランドリーに残された傘、死者の署名がなされた創部届、アイスクリームを咥えた泥棒、学生寮に残されたタイムカプセルといったさまざまな謎に遭遇する。日常の謎を解きながら、古川はやがて自身の過去と向き合うことになる青春推理連作短編集。
台風が過ぎ去った日のコインランドリーに置き忘れられた傘——謎解きを通じて、古川は自分自身の過去と向き合っていく。