日本の文学賞

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『このミステリーがすごい!』大賞 このミステリーがすごい! たいしょう

第19回(2020年)

ミステリー小説広義のミステリー

受賞者

7名
新川帆立 しんかわ ほたて 大賞

奇妙な遺言状をきっかけに、女性弁護士の剣持麗子が巨額の遺産をめぐる争いに巻き込まれていく。強烈な主人公像と軽快な会話で読ませる、遺産相続ミステリー。

「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」

336ページ
遺産相続リーガルミステリー女性弁護士ユーモアシリーズ作品本格ミステリー
亀野仁 文庫グランプリ

隣国に併合され、複数の統治区に分断された日本列島を舞台に、拉致作戦に巻き込まれた由佳と公安局の雑賀が逃走劇を繰り広げる。ディストピア色の濃い近未来アクションミステリー。

分断された日本を、逃走が駆け抜ける。

384ページ
ディストピア近未来逃走劇政治サスペンス公安アクション
平居紀一 ひらい きいち 文庫グランプリ

ヤクザの下っ端、自動車部品店の親子、宗教団体の少女という複数の線が、ひとつの誘拐事件を軸に交差していく。群像劇とコンゲームを組み合わせた誘拐ミステリー。

ばらばらの物語が、最後に甘くつながる。

416ページ
群像劇誘拐ミステリーコンゲーム家族宗教サスペンス
東一眞 隠し玉

読売新聞社会部の新人記者・権執印が、カラスの異常行動と鳥インフルエンザの可能性を追う。現役記者の視点を活かした、バイオサスペンス寄りのミステリー。

カラスが襲う。記者が追う。

352ページ
バイオサスペンス記者カラスウイルス社会派現代ミステリー
高野結史 隠し玉

人間嫌いの法医学者・真壁天が、児童虐待鑑定の仕事を通じて親子の闇に向き合い、やがて自身の過去とも重なる首吊り死体事件に直面する。法医学と心理の両面を追うミステリー。

死体を見続けた男が、親子の闇に触れる。

288ページ
法医学児童虐待親子過去のトラウマサスペンス事件捜査
冴内城人 隠し玉

植物学者の夢に挫折した青年・大樹が、生花店ドリアードで植物の声を聴く少女・青葉と出会い、御神木にまつわる記憶と土地の謎に向き合う。静かな温度感のある連作ミステリー。

植物の声が、失われた記憶を語り出す。

288ページ
連作ミステリー植物地方の風景ヒューマンドラマ記憶癒やし
阿部考二 隠し玉

副業推進が義務づけられた会社で起きた社長殺害事件を起点に、副業推進部長とお客様相談室の係長が、それぞれの得意分野を活かして事態に向き合う企業コメディミステリー。

仕事も事件も、副業みたいに増えていく。

288ページ
企業ミステリーコメディ副業会社組織人間関係サスペンス