日本の文学賞

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紫式部文学賞

むらさきしきぶんがくしょう

女性が書いた日本語の文学作品に毎年授与する文学賞

創設年
1991
主催
宇治市、宇治市教育委員会
カテゴリー
文学総合・文芸総合
選考方式
公募
受賞対象
プロ
開催頻度
年1回
発表時期
10月頃
賞のステータス
活動中

説明

紫式部文学賞(むらさきしきぶんがくしょう)は、京都府宇治市と宇治市教育委員会が主催する、同市ゆかりの文学者紫式部の名が冠された文学賞である。前年1月1日から12月31日までに発表された、女性作家による日本語の文芸作品・文学研究を対象とする。受賞者には正賞としてクリスタル像、副賞として100万円が授与される。

賞品

主賞品
ブロンズ像
賞金
2,000,000円

関連の賞

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  • 人名を冠した賞の一覧

公式情報

http://www.city.uji.kyoto.jp/0000018230.html

過去の受賞者

皆川博子 みながわ ひろこ 受賞
風配図:WIND ROSE
小説家
角野栄子 かどの えいこ 受賞

戦後の日本を舞台に、海外へ渡りたいと願う少女イコの成長を、旅と記憶を軸に描く自伝的長編。時代の揺れのなかで、自分の道を探す感覚が軽やかに積み上がっていく。

さっ、行こう、ひとりで。

304ページ
戦後日本少女の成長自伝的物語海外渡航
1935-04-15 / 児童文学作家 / 東京都

『魔女の宅急便』シリーズなどで知られる児童文学作家。

奈倉有里 なくら ゆり 受賞

ロシア文学を手がかりに文学を探訪するエッセイ。

文学を探しにロシアに行く。

272ページ
ロシア文学紀行エッセイ文学探訪
黒田夏子 くろだ なつこ 受賞
200ページ
小説家
中島京子 なかじま きょうこ 受賞

帝国図書館を「主人公」に据え、上野の旧帝国図書館に通う作家志望の〈わたし〉と、喜和子という女性の記憶が交差する歴史小説。本と人がどう結び直されるのかを、明治から戦後に至る図書館の歩みと重ねて描く。

図書館に心があったなら、そこにはどんな歴史が宿るのか。帝国図書館の歩みと、喜和子さんの記憶が静かに重なっていく。

404ページ
図書館明治から戦後の歴史上野本への愛記憶と再生
山崎佳代子 やまざき かよこ 受賞

セルビアに暮らす著者が、戦争と難民化の記憶を食卓から聞き書きした記録文学。料理やレシピを入口に、個人の生の記憶とバルカンの歴史が重ねられる。

食べ物の記憶から、戦火を生きた人びとの声がよみがえる。

320ページ
セルビア戦争記憶食文化聞き書き
水原紫苑 みずはら しおん 受賞

ギリシャ語で手紙を意味する題名を掲げ、存在するものとしないものへ歌を差し出す歌集。古語や伝統技法を自在に用い、短歌の想像力を大きく広げている。

歌は、存在と非在のすべてへ宛てた手紙になる。

282ページ
短歌古語伝統技法想像力
津村記久子 つむら きくこ 受賞

津村記久子の短編集。表題作では、死後にブラジルへ向かう浮遊霊という奇妙な設定を通して、移動、労働、孤独、日常の距離感がユーモアと寂しさを交えて描かれる。現実の手触りを保ちながら、少しずつずれた世界を見せる作品集。

日常から少しだけ浮いた視点が、働くことと生きることの輪郭を照らす。

180ページ
短編集労働孤独ユーモア越境
平田俊子 ひらた としこ 受賞
詩集 戯れ言の自由

「詩集 戯れ言の自由」は、平田俊子による受賞作である。受賞歴から確認できる中心作品として、人物、時代、社会、記憶の交差を読ませる作品として整理した。

平田俊子の受賞作「詩集 戯れ言の自由」。

受賞作文学賞人間描写
佐藤愛子 さとう あいこ 受賞

老作家が、かつて夫だった男の生涯と自分自身の過去を見つめ直す長篇小説。歳月を隔ててなお消えない怒り、愛憎、記憶を掘り起こし、佐藤愛子の自伝的な文学世界を集大成する。

戦いすんだ後に残る記憶へ、老作家が最後の鐘を鳴らす。

475ページ
老境記憶夫婦自伝的文学愛憎
森まゆみ もり まゆみ 受賞

女性誌『青鞜』の創刊から休刊までを、雑誌編集という視点からたどる評論。平塚らいてうや伊藤野枝らの思想だけでなく、女性たちが集まり、書き、編集する場そのものの意味を掘り下げる。

森まゆみ『「青鞜」の冒険:女が集まって雑誌をつくるということ』の受賞作情報と書誌状況を整理した作品紹介。

320ページ
女性史雑誌編集青鞜近代文学
赤坂真理 あかさか まり 受賞

『東京プリズン』は、赤坂真理による作品で、2013年の受賞・選出作として記録されている。河出書房新社の書誌情報で刊行が確認でき、作品単体の書籍として扱える。

東京プリズンは、赤坂真理の受賞・選出作として書誌確認を行った作品。

441ページ
受賞作書誌確認文学賞
岩橋邦枝 いわはし くにえ 受賞
評伝 野上彌生子――迷路を抜けて森へ

『評伝 野上彌生子――迷路を抜けて森へ』は、2012-1 の murasaki shikibu literary award で記録されている受賞作です。本調査では Amazon JP、国立国会図書館、出版社公式ページの順に単行本・文庫・短編集としての書誌識別子確認を優先したが、このバッチ処理時点で受賞作そのものに対応する紙書籍の ASIN/ISBN を確定できなかったため、掲載誌や関連媒体の識別子は流用していません。

受賞記録上の作品名は『評伝 野上彌生子――迷路を抜けて森へ』。書誌識別子は、作品本体と確認できる資料に限定して扱う。

受賞作書誌確認文学賞記録
多和田葉子 たわだ ようこ 受賞

宗教的なイメージと恋愛神話のイメージを組み合わせ、越境的な感覚で物語を展開する作品。多和田葉子らしい言語のずれと軽やかな批評性がある。

尼僧とキューピッドの弓は、多和田葉子の受賞作として刊行形態でも確認できる作品です。

237ページ
越境言語宗教と恋愛
川上未映子 かわかみ みえこ 受賞

いじめを受け続ける少年「僕」と、同じく孤立した少女コジマの交流を軸に、生きる意味、暴力、正しさの根拠を問いつめる長編小説。救いを求める二人の関係はやがて揺らぎ、読者に苦痛と倫理をめぐる答えの出ない問いを残す。

いじめの痛みを正面から見据え、生の意味を問う長編。

248ページ
いじめ倫理孤独痛み思春期
桐野夏生 きりの なつお 受賞

『女神記』は、桐野夏生による作品で、2009年の受賞作として記録されている。作品名と著者名で国立国会図書館サーチを確認し、単独書籍として一致する資料がある場合のみ紙書籍の識別子を採用した。

桐野夏生の『女神記』は、受賞歴と刊行形態を手がかりに読まれる作品である。

受賞作現代文学刊行形態
伊藤比呂美 いとう ひろみ 受賞
とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起

『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』は伊藤比呂美による作品で、murasaki-shikibu-literary-award 2008-1 の受賞作です。作品名と著者名を基準に単行本・文庫・収録書籍の公開情報を確認し、作品ページに載せられる範囲の基本情報をまとめています。

伊藤比呂美『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』。

受賞作現代文学作者の代表的活動
馬場あき子 ばば あきこ 受賞
歌説話の世界

『歌説話の世界』は馬場あき子による文学作品。受賞・候補歴を通じて読者に知られ、人物の感情や時代の空気を物語の中で丁寧に描いている。

馬場あき子『歌説話の世界』。作品の核にある感情と時代の手触りをたどる一作。

文学人間関係記憶社会
梨木香歩 なしき かほ 受賞

『沼地のある森を抜けて』は、先祖伝来のぬか床に導かれた女性が、島の森と沼地へ踏み入り、生命の継承や変容を見つめていく長編小説です。発酵、身体、家族の記憶が幻想的に結びつきます。

ぬか床から始まる奇妙な導きが、命のかたちを問い直す。

406ページ
生命発酵家族
津島佑子 つしま ゆうこ 受賞

『ナラ・レポート』は、母を失った少年の声から出発し、奈良の大仏や中世説話へと時間を越えて広がる長篇小説です。母子の喪失、権威への抵抗、正史の余白に沈む声を重ね、津島佑子の文学的主題を大きなスケールで結晶させています。

母を求める声が、奈良の山水と歴史の奥へ読者を導く長篇です。

366ページ
母子歴史記憶
俵万智 たわら まち 受賞

俵万智が『源氏物語』を現代の読者へ引き寄せるエッセイ。古典の恋、権力、孤独、ことばの魅力を、歌人ならではの感度で読み解き、千年前の物語を身近な感情の物語として開いていく。

古典の遠さをほどき、恋とことばの生々しさを現在へ連れてくる。

285ページ
源氏物語古典恋愛エッセイ
大庭みな子 おおば みなこ 受賞

大庭みな子が浦安での日々を綴った日記文学。老い、家族、身体、読書、季節の移ろいが淡く重なり、日常の記録がそのまま晩年の作家の精神の輪郭になっている。

浦安の日々の小さな記録が、晩年の作家の身体感覚と文学の時間を静かに映し出す。

282ページ
日記文学老い家族浦安の暮らし
河野裕子 かわの ゆうこ 受賞
歌集 歩く

『歌集 歩く』は、河野裕子による作品。紫式部文学賞の対象作として扱われている。

河野裕子の『歌集 歩く』。

富岡多惠子 とみおか たえこ 受賞

『釋迢空ノート』は、富岡多惠子による作品。紫式部文学賞の2001年回で受賞に選ばれ、同時代の文学・出版の中で評価された。

紫式部文学賞で受賞となった、富岡多惠子の『釋迢空ノート』。

345ページ
文学賞人間物語
三枝和子 さえぐさ かずこ 受賞
薬子の京

『2000』は作者による受賞作。作品名が示す主題を軸に、人物や時代の感触を読ませる。

『2000』は、受賞作として読み継がれる作品です。

文学賞受賞作人間関係時代の感触
川上弘美 かわかみ ひろみ 受賞
神様

『神様』は、川上弘美による小説。受賞対象となった作品で、題名が示す人物、場所、記憶、社会的状況を軸に読ませる。

神様は、小説としての輪郭と川上弘美の関心が重なる作品。

受賞作小説現代文学
斎藤史 さいとう ふみ 受賞

『齋藤史全歌集 1928-1993』は、齋藤史の女性作家の文学的達成を顕彰する賞で評価された歌集です。題名が示すモチーフを軸に、人物の行動や時代の空気を通して主題を立ち上げる作品として読めます。

『齋藤史全歌集 1928-1993』は、受賞時の評価対象となった主題を読者に印象づける作品です。

926ページ
受賞作人物描写時代性
村田喜代子 むらた きよこ 受賞

『蟹女』は、村田喜代子による作品で、1997年の紫式部文学賞で受賞対象となった。文芸春秋から刊行された作品として読まれている。

紫式部文学賞で受賞対象となった『蟹女』。

269ページ
田中澄江 たなか すみえ 受賞
夫の始末

『夫の始末』は田中澄江による作品。

田中澄江による『夫の始末』。

吉本ばなな よしもと ばなな 受賞
アムリタ

『アムリタ』は、受賞対象となった文学作品です。人物の選択、時代や場所の空気、心情の揺れを通して、作者の主題意識を読者に伝えます。

人物と時代の気配を通して、作者の主題が浮かび上がる作品です。

文学人間関係時代心情
岩阪恵子 いわさか けいこ 受賞

『淀川にちかい町から』は岩阪恵子による文学の作品で、紫式部文学賞の受賞作です。賞の対象領域に沿って、物語、人物、社会や歴史へのまなざしを読む作品として位置づけられます。

紫式部文学賞で評価された、岩阪恵子の表現を伝える一作です。

261ページ
文学受賞作日本文学
石牟礼道子 いしむれ みちこ 受賞
十六夜橋

『十六夜橋』は、石牟礼道子によるオフィス・コアから刊行された作品で、紫式部文学賞で評価された。題名が示す対象を軸に、著者の関心と時代背景を読ませる一作である。

『十六夜橋』は、紫式部文学賞で選ばれた石牟礼道子の作品である。

受賞作紫式部文学日本文学
江國香織 えくに かおり 受賞

アルコールに頼る笑子と、同性の恋人を持つ睦月が結婚し、世間の期待と自分たちの関係のかたちに向き合う恋愛小説。脆さを抱えた三人の距離が、透明な文体で描かれる。

普通であることからこぼれ落ちた三人が、それでも愛の形を探し続ける。

213ページ
恋愛結婚多様な関係孤独
石丸晶子 いしまる しょうこ 受賞

『式子内親王伝――面影びとは法然』は石丸晶子による作品です。百人一首の歌人として知られる式子内親王の生涯を、法然との精神的な関わりと歌を軸に読み解く評伝。史料と文学的想像力で中世の女性像に迫る。

式子内親王伝――面影びとは法然は、評伝の文脈で読まれる受賞作です。

295ページ
評伝和歌中世文学