日本推理作家協会賞 にほんすいりさっかきょうかいしょう
第7回(1954年)
推理小説
受賞者
3名『鉛の小函』は、丘美丈二郎による長編SF・探偵小説。理科系の知識を背景にした空想科学的な設定と、謎解きの興味を組み合わせた作品で、日本SF黎明期と戦後探偵小説の交差点に位置づけられる。第7回日本探偵作家クラブ賞の奨励賞を受けた。
鉛の小函に封じられた謎が、科学的想像力と探偵小説の推理を結びつける。
376ページ
SF探偵小説科学謎解き戦後ミステリ
「睡蓮夫人」は、氷川瓏の幻想味を帯びた推理小説です。美しさと不穏さが同居する人物像を中心に、日常の奥に潜む異様な気配を探偵小説の枠組みで描きます。
幻想と推理が重なり合う、氷川瓏の代表的な受賞短編です。
451ページ
幻想ミステリ怪奇女性像探偵小説戦後推理
雪崩
「雪崩」は、鷲尾三郎が日本探偵作家クラブ賞の新人奨励賞を受けた探偵小説。険しい状況が一気に崩れ落ちる題名の感触を帯び、戦後探偵小説の中で緊迫した事件展開を読ませる作品として位置づけられる。
崩れ落ちる雪のように、事件の均衡が一気に変わっていく探偵小説。
探偵小説戦後ミステリ新人奨励賞事件緊迫鷲尾三郎