日本推理作家協会賞 にほんすいりさっかきょうかいしょう
第38回(1985年)
推理小説
受賞者
4名『渇きの街』は、北方謙三の長編小説。道を踏み外した者たちの生き方を、乾いた文体と都会的な緊張感で描くハードボイルド色の濃い作品である。
乾いた街で、男たちの孤独と矜持がぶつかり合う。
312ページ
ハードボイルド都市孤独
『壁・旅芝居殺人事件』は、皆川博子の長編ミステリ。旅芝居の小屋を舞台に、過去と現在の事件が重なり、隠された因縁が明らかになっていく。
芝居小屋の闇に、過去の事件と現在の死が重なる。
199ページ
旅芝居過去の事件因縁
『金属バット殺人事件』は、佐瀬稔による事件ルポルタージュ。川崎で起きた家庭内殺人事件を追い、家族・教育・社会のひずみを掘り下げる。
幸福に見えた家庭の内側に、何が積み重なっていたのかを追う。
230ページ
少年犯罪家族ルポルタージュ
『乱歩と東京 1920都市の貌』は、松山巌による評論。江戸川乱歩の探偵小説を、1920年代東京の都市文化や風景の変容と結びつけて読み解く。
乱歩の探偵小説を、都市東京の誕生とともに読み直す。
227ページ
江戸川乱歩東京都市論