日本の文学賞

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日本推理作家協会賞 にほんすいりさっかきょうかいしょう

第68回(2015年)

推理小説

受賞者

4名
月村了衛 つきむら りょうえ 受賞

ソマリア国境付近で活動する陸上自衛隊第一空挺団が、氏族間抗争に巻き込まれた女性を守るため、苛烈な追撃戦に身を投じる。軍事サスペンスの緊張と、国家に守られない現場の決断を描く冒険小説。

砂漠の逃走で、任務と生存の境界が剥き出しになる。

254ページ
自衛隊ソマリア軍事サスペンス冒険小説極限状況
早見和真 はやみ かずま 受賞

死刑判決を受けた女性の事件を、周囲の証言と過去からたどり直す長篇小説。罪を犯したとされる人物の人生を多面的に掘り起こし、無垢とは何か、裁きとは何かを問いかける。

彼女が犯した罪を追うほど、裁く側の確かさが揺らいでいく。

342ページ
死刑冤罪の不安証言家族社会派ミステリ
喜国雅彦 きくに まさひこ 受賞

古書を愛する著者が、蔵書整理、私家版づくり、本棚をめぐる交流を軽妙に綴る随筆集。

本を愛しすぎた探偵が、本棚との最後の対話に向き合う。

408ページ
古書蔵書随筆
霜月蒼 しもつき あお 受賞

アガサ・クリスティーの作品群を一作ずつ読み解き、魅力と弱点を率直に整理した評論。

クリスティー全作品を、愛情と批評眼で攻略する。

279ページ
ミステリ評論作品ガイド