中山義秀文学賞 なかやまぎしゅうぶんがくしょう
第16回(2010年)
歴史小説時代小説
受賞者
4名上田秀人の歴史小説。大友家の武将として島津と戦い、豊臣政権下の朝鮮出兵、関ヶ原後の改易を経てなお名を残した立花宗茂の生涯を描く。武勇と義を貫く姿だけでなく、政治の荒波のなかで揺れる人間としての懊悩に焦点を当てる。
乱世に義を貫いた立花宗茂の奮闘と懊悩を描く歴史長編。
356ページ
歴史小説立花宗茂戦国時代義武将の生涯
冲方丁の時代小説。江戸前期、碁打ちとして生まれた渋川春海が、天文と数学への情熱をもとに日本独自の暦作りへ挑む。知的な探究、師友との出会い、失敗を越える粘り強さを通じて、文化を変える大事業を青春小説の熱量で描く。
碁打ちから暦学者へ、渋川春海が日本の時間を作り直す。
480ページ
時代小説暦天文学数学渋川春海
下川博の歴史小説。日本では武士が好まなかった弩という武器を手にした百姓たちを軸に、因幡の地で起こる戦いと共同体の運命を描く。名のある武将ではなく、土に生きる人びとの視点から戦乱を捉える。
弩を手にした百姓たちが、戦乱のただ中で生き残ろうとする。
288ページ
歴史小説弩百姓の戦い因幡共同体