日本の文学賞

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直木三十五賞 なおきさんじゅうごしょう

第86回(1981年 第2回開催)

大衆文学小説

受賞者

2名
つかこうへい つかこうへい 受賞

映画撮影所の大部屋俳優ヤスは、スター俳優の銀ちゃんから、妊娠した元女優の小夏を押しつけられる。銀ちゃんへの憧れと小夏への愛のあいだで、ヤスは危険な階段落ちの仕事にまで身を投げ出していく、つかこうへいの代表作。

スターに憧れる大部屋俳優の献身が、笑いと痛みを帯びて階段落ちへ向かう。

208ページ
演劇映画撮影所スターと大部屋俳優献身昭和の喜劇
光岡明 みつおか あきら 受賞

海軍兵学校出身の梶井中尉が、前線への夢を断たれて海防艦から機雷敷設艦へ、さらに掃海の任務へと移されていく戦争小説。敵を待つだけの兵器に自分の運命を重ねる男を通して、敗戦前後の海と、戦争の終わった後にも続く「戦い」を描く。

海に沈む機雷と、死に場所を求める青年士官の運命が、敗戦前後の静かな戦場で交差する。

428ページ
太平洋戦争機雷敷設と掃海敗戦後の任務生きる意味