日本の文学賞

← 直木三十五賞に戻る

直木三十五賞 なおきさんじゅうごしょう

第130回(2003年 第2回開催)

大衆文学小説

受賞者

2名
江國香織 えくに かおり 受賞

恋愛や別れの手前にいる女性たちの心を描く短編集。泣くことに向かう準備のような静かな時間を通じて、愛情、孤独、記憶の痛みが、江國香織らしい透明な文体で浮かび上がる。

泣き出す前の静けさの中で、恋の終わりと記憶の痛みが輪郭を持ちはじめる。

252ページ
恋愛別れ孤独記憶
小説家
京極夏彦 きょうごく なつひこ 受賞

明治期を舞台に、老いた又市が怪異と人の業に向き合う巷説百物語シリーズの一作。怪談の形を借りながら、人の恨み、救い、始末のつけ方を濃密な語りで描く。

怪異は人の業を映す鏡となり、老いた又市の前で明治の闇がほどけていく。

779ページ
怪談明治人の業巷説百物語
小説家