日本の文学賞

← 野間文芸新人賞に戻る

野間文芸新人賞 のまぶんげいしんじんしょう

第34回(2012年)

純文学小説

受賞者

2名
日和聡子 ひより さとこ 受賞

現在という地平に、神、人、小さな生き物たちの時間が交錯する幻想小説。古文書をめぐる探索を軸に、此岸と彼岸、私と彼方の境界がゆらぎ、日和聡子の詩的な言語感覚が夢幻的な世界を立ち上げる。

古文書の向こうで、神と人と小さな生き物の時間が重なり合う。

189ページ
幻想文学古文書此岸と彼岸詩的言語
山下澄人 やました すみと 受賞

彼女と友人に裏切られたフリーターの「わたし」が海へ向かい、不思議な出来事に遭遇する。物語の決まりごとを意図的に揺さぶりながら、現実、記憶、身体感覚が混ざり合う、山下澄人の初単行本。

裏切りのあとに向かった海で、語りは思いがけない形にほどけていく。

144ページ
実験的な語り裏切り記憶