日本の文学賞

← 新潮新人賞に戻る

新潮新人賞 しんちょうしんじんしょう

第48回(2016年)

純文学小説

受賞者

2名
鴻池留衣 こうのいけ るい 受賞

教室での会話とネット的な軽口が、言葉の空回りと欲望の気配を露わにする。中学生の男子が、ほとんど返答しない女子に向けて過剰な言葉を投げ続けるうちに、自分の視線と独りよがりが返ってくる新潮新人賞受賞作。

未来人がオフ会に降臨!? 自分が信じるものだけが真実となる時代の炎上騒ぎをクールに描いた話題作と併録。

208ページ
教室言葉欲望視線ネット感覚思春期
古川真人 ふるかわ まさと 受賞

長崎の島を舞台に、一族の来歴や記憶の断片を女性の語りで縫い合わせていく。方言の揺らぎと、過去を手繰り寄せる声の運動が重なり、土地の記憶が立ち上がる新潮新人賞受賞作。

過去に、記憶に、声に、もっと深く、まっすぐ向き合っていきたい。

138ページ
長崎家族史記憶方言語り