日本の文学賞

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小学館児童出版文化賞

しょうがくかんじどうしゅっぱんぶんかしょう

小学館が毎年度、児童出版文化の向上に貢献すると認められる、幼年ならびに少年少女に薦めたい優れた作品および作家を選び顕彰する賞。

児童文学絵本童話・文学ノンフィクション
創設年
1952
主催
小学館、日本児童教育振興財団
カテゴリー
児童文学・童話・絵本
選考方式
公募
受賞対象
プロ
開催頻度
年1回
発表時期
9月頃
賞のステータス
活動中

説明

小学館児童出版文化賞は小学館が1952年に創業30周年を記念して文学・絵画の2部門で設立、1960年から文学部門として独立、1996年から現在の名称に統合・改称され、児童文学の発展に寄与する賞である。受賞者には正賞としてブロンズ像、副賞として賞金100万円が贈られる。

賞品

主賞品
正賞としてブロンズ像、副賞として賞金100万円
賞金
1,000,000円
  • ブロンズ像

選考情報

選考プロセス

最終選考
審査員 荒井良二、鈴木のりたけ、舘野鴻、富安陽子、森絵都

関連の賞

  • 小学館絵画賞

公式情報

https://sho.jp/cpc_award

過去の受賞者

最上一平 もがみ いっぺい 受賞
じゅげむの夏
ザ・キャビンカンパニー ざ・きゃびんかんぱにー 受賞
ゆうやけにとけていく
遠藤みえ子 えんどう みえこ 受賞

朝鮮半島北部から日本へ引き揚げる一家の実話を描いた回想記。

鎮南浦で暮らす家族が、戦後の混乱のなか日本への帰還を目指す。

224ページ
引き揚げ戦争家族朝鮮半島
住野よる すみの よる 受賞

夏の四日間で片想いの感情が少しずつ形を変えていく青春小説。

夜行バスで向かう旅のなかで、二人の気持ちがゆっくりほどけていく。

252ページ
青春恋愛夏休み成長
みやこしあきこ みやこし あきこ 受賞

トガリネズミの日常を通して小さな幸せを描く絵童話。

朝から夜まで、働きもののトガリネズミはいつも決まった一日を過ごす。

72ページ
日常動物絵童話ささやかな幸せ
高柳克弘 たかやなぎ かつひろ 受賞

『そらのことばが降ってくる 保健室の俳句会』は、保健室登校をしている中学生のソラが、俳句好きの同級生ハセオや養護教諭の北村先生、途中から加わるユミとともに句会を重ね、自分と他者の傷ついた気持ちを言葉にしていく青春小説。俳句の知識や作法を物語の中に自然に織り込みながら、言葉に救われる感覚を描いている。

雪がふるそらのことばを受け止める

231ページ
俳句保健室登校青春いじめ自己表現
堀川理万子 ほりかわ りまんこ 受賞

『海のアトリエ』は、おばあちゃんが少女時代の夏を孫に語る回想絵本。学校に行けなくなっていた「わたし」が、海辺のアトリエで絵描きさんと一週間を過ごし、絵を描き、海で泳ぎ、本を読み、料理や会話を通して少しずつ心をひらいていく。静かな幸福感と、子どもを子ども扱いしない大人との出会いが核になっている。

この子は、あたしよ

32ページ
絵本回想自己受容
高畠那生 たかばたけ なお 受賞

『うしとざん』は、高畠那生らしいナンセンスな発想を前面に出した絵本で、男が牛の背をよじ登るという奇妙な行為を、軽妙なユーモアと反復で押し切る作品。小学館児童出版文化賞の受賞作として、奇想と読み聞かせの楽しさが強く打ち出されています。

今日はこれからうしに登ります。

32ページ
絵本ユーモアナンセンス想像力動物
村山純子 むらやま じゅんこ 受賞

点字つき絵本として、指でたどる迷路を楽しめる作品。見える読者と見えない読者がともに遊べる本の可能性を広げる。

さわるめいろは、受賞歴にふさわしい密度で人と世界の関係を見つめる。

12ページ
絵本点字触覚迷路アクセシビリティ
椰月美智子 やつき みちこ 受賞

スケボーが好きな小学六年生が、田中さんという老人との出会いを通じて、戦争の記憶と自分たちの町を知っていく児童文学。

昔はおれと同い年だった田中さんとの友情は、受賞歴にふさわしい密度で人と世界の関係を見つめる。

182ページ
児童文学友情戦争の記憶地域成長
小手鞠るい こてまり るい 受賞

アメリカの高校生たちが、広島と長崎への原爆投下をめぐって公開討論を行うヤングアダルト小説。立場もルーツも異なる若者たちが、歴史、戦争責任、差別、平和を自分の言葉で考え、対話を重ねていく。

原爆投下は必要だったのか。問いを背負った八人の高校生が、平和をめぐる言葉を交わす。

206ページ
原爆戦争と平和公開討論多文化歴史認識
田中清代 たなか きよよ 受賞

ひとりで帰る女の子の前に現れる、まっくろで大きな目の不思議な存在「くろいの」を描いた絵本。言葉を交わさないまま、女の子はくろいのについていき、古い家の中で静かであたたかな時間を過ごす。

ことばがなくても、くろいののそばには安心できる場所がある。

64ページ
絵本不思議な存在孤独安心銅版画
おくはらゆめ おくはら ゆめ 受賞

小学三年生のあやが、けんかやすれ違いで心細さを抱えるなか、家に現れる大きなねこや小さなねこと出会う童話。日常とふしぎのあわいを行き来しながら、思い出や決心が少しずつ形になっていく。

いろんなねことの出会いが、ひとりぼっちの気持ちを少しずつほどいていく。

93ページ
児童文学ねこ友情孤独日常とふしぎ
今井恭子 いまい きょうこ 受賞

江戸時代に実在した犬の代参を題材に、金毘羅参りへ向かう犬と人々の交流を描く児童文学。旅の道中で出会う人情と文化が、物語の楽しさを広げる。

犬が人に代わって旅をする、江戸の風習から生まれた物語。

344ページ
児童文学江戸時代信仰
シゲリカツヒコ しげり かつひこ 受賞

格式高い大名行列が、犬や殿様、思いがけないものを巻き込みながら大騒ぎへ変わっていく絵本。権威ある行列をユーモラスに崩す発想が魅力。

おごそかな行列が、次々と予想外の騒動に変わっていく。

32ページ
絵本ナンセンス江戸行列ユーモア
市川朔久子 いちかわ さくひさこ 受賞

父との関係に苦しむ中学生の夏芽が、山寺でのサマーステイを通じて自分の感情と向き合う児童文学。小さなヤギとの出会いが心を動かす。

小やぎのかんむりは、受賞歴にふさわしい密度で人と世界の関係を見つめる。

258ページ
児童文学家族山寺ヤギ成長
舘野鴻 たての こう 受賞

ヒメツチハンミョウの生態を、長い観察と精密な絵で描いた絵本。小さな虫の一生を通じて、自然界の複雑なつながりを見せる。

つちはんみょうは、受賞歴にふさわしい密度で人と世界の関係を見つめる。

40ページ
絵本昆虫観察自然細密画
にしがきようこ にしがき ようこ 受賞

『川床にえくぼが三つ』はにしがきようこの作品で、受賞対象として記録されている。書誌データベースで単行本またはそれに準じる刊行形態の識別子を確認できた。

受賞記録から読む、にしがきようこ『川床にえくぼが三つ』の輪郭。

240ページ
受賞作現代文学書誌確認
夢枕獏 ゆめまくら ばく 受賞

『ちいさなおおきなき』は夢枕獏の作品で、受賞対象として記録されている。書誌データベースで単行本またはそれに準じる刊行形態の識別子を確認できた。

受賞記録から読む、夢枕獏『ちいさなおおきなき』の輪郭。

32ページ
受賞作現代文学書誌確認
山村浩二 やまむら こうじ 受賞

『ちいさなおおきなき』は山村浩二の作品で、受賞対象として記録されている。書誌データベースで単行本またはそれに準じる刊行形態の識別子を確認できた。

受賞記録から読む、山村浩二『ちいさなおおきなき』の輪郭。

32ページ
受賞作現代文学書誌確認
福田幸広 ふくだ ゆきひろ 受賞
オオサンショウウオ

オオサンショウウオは、福田幸広による受賞・候補作品。賞の記録で作品名は確認できるが、Amazon JP、NDL OPAC、出版社公式で同名の単行本・文庫・短編集として確実に対応する書誌を確認できなかったため、雑誌号や応募原稿の識別子は採用しない。

オオサンショウウオをめぐる確認済み情報を、受賞作データとして整理する。

受賞作未刊行確認文学賞
ゆうきえつこ ゆうき えつこ 受賞
オオサンショウウオ

オオサンショウウオは、ゆうきえつこによる受賞・候補作品。賞の記録で作品名は確認できるが、Amazon JP、NDL OPAC、出版社公式で同名の単行本・文庫・短編集として確実に対応する書誌を確認できなかったため、雑誌号や応募原稿の識別子は採用しない。

オオサンショウウオをめぐる確認済み情報を、受賞作データとして整理する。

受賞作未刊行確認文学賞
斉藤倫 さいとう りん 受賞
どろぼうのどろぼん

どろぼうのどろぼんは、斉藤倫による受賞・候補作品。賞の記録で作品名は確認できるが、Amazon JP、NDL OPAC、出版社公式で同名の単行本・文庫・短編集として確実に対応する書誌を確認できなかったため、雑誌号や応募原稿の識別子は採用しない。

どろぼうのどろぼんをめぐる確認済み情報を、受賞作データとして整理する。

受賞作未刊行確認文学賞
朽木祥 くちき しょう 受賞

広島の記憶を受け継ぐ子どもたちを描く児童文学。過去の声に耳を澄ませながら、平和への祈りを物語へ結晶させている。

光のうつしえ 廣島 ヒロシマ 広島は、受賞記録と書誌確認から輪郭を整理できる朽木祥の作品である。

196ページ
広島の記憶受賞作書誌確認
ミロコマチコ みろこまちこ 受賞

布団から海へと想像が広がる絵本。大胆な色彩と自由な発想で、眠りと遊びの境目を楽しく揺らす。

ぼくのふとんは うみでできているは、受賞記録と書誌確認から輪郭を整理できるミロコマチコの作品である。

32ページ
想像力受賞作書誌確認
伊藤遊 いとう ゆう 受賞

神社の狛犬に宿る石工の魂を主人公にした児童文学。迷子の犬を探す出来事を通して、町の人々と見守る存在の温かい関係を描く。

石の狛犬から抜け出した佐助が、迷子探しをきっかけに町の人と心を通わせます。

188ページ
児童文学神社狛犬見守り
鈴木のりたけ すずき のりたけ 受賞

東京スカイツリーの建設に関わった仕事を細密な絵で紹介する絵本。設計士、鉄工員、現場監督など多様な職種を通して、大きな建造物ができる過程を描く。

世界的なタワーの裏側で働く人々の手仕事を、細かな絵でたどります。

48ページ
仕事建築東京スカイツリー絵本社会
中田永一 なかた えいいち 受賞

長崎県五島列島の中学校合唱部を舞台に、教師と生徒たちが合唱を通じてそれぞれの痛みと向き合う青春小説。手紙と歌が物語の軸になる。

くちびるに歌をは、中田永一の受賞作として、題名のモチーフから作品世界へ読者を導く。

285ページ
文学賞受賞作人物の選択記憶と関係性
佐藤多佳子 さとう たかこ 受賞

教会の鍵盤に親しんできた高校生が、聖書、ロック、メシアンの楽曲と向き合いながら少年期の終わりを迎える青春小説です。音楽と祈り、家族への複雑な感情が濃密に響き合います。

聖夜は、受賞時の評価点を手がかりに作品世界へ入っていける一冊です。

232ページ
音楽青春祈り
帚木蓬生 ははきぎ ほうせい 受賞

アフガニスタンのカブールに暮らす少女ビビの視点から、戦争と抑圧のなかで学ぶこと、生き抜くことの意味を描く児童文学です。平和への願いを、家族と日常の描写に託します。

ソルハは、受賞時の評価点を手がかりに作品世界へ入っていける一冊です。

353ページ
アフガニスタン平和教育
柏葉幸子 かしわば さちこ 受賞

田舎の小さな図書館で働く司書の桃さんの前に、物語の続きを知りたい絵本の登場人物たちが現れる。図書館を舞台に、物語を読むこと、語り継ぐこと、人と人が出会い直すことの温かさを描く児童文学。

物語の続きを求める声が、司書の桃さんを不思議な出来事へ連れていく。

242ページ
図書館物語の力絵本の登場人物再出発ファンタジー
大西暢夫 おおにし のぶお 受賞

鹿児島の豚舎を追った写真絵本。生まれ、乳を飲み、成長し、やがて食卓へつながっていく豚の姿を、写真と言葉で静かに見つめる。食べることが命を受け取ることでもあると伝える作品。

食卓の肉がどこから来るのかを、豚の一生を通して見つめる写真絵本。

87ページ
食育命をいただく畜産写真絵本日常の食
篠原勝之 しのはら かつゆき 受賞

少年が相棒のマウンテンバイクに乗り、故郷へ向かって走る児童文学。家族、土地、犬との記憶をたどりながら、成長の痛みと再生を描く。

自転車のペダルを踏む少年の旅が、家族と故郷への思いを呼び戻す。

206ページ
児童文学自転車の旅家族故郷
松岡達英 まつおか たつひで 受賞

里山の自然と暮らしを、精密な絵と遊びの視点で案内する児童向け図鑑。身近な生きもの、植物、季節の営みを通して、環境と人の関係を体験的に伝える。

百年先にも残したい里山の楽しさを、絵と遊びから学べる図鑑。

96ページ
里山自然観察環境教育児童図鑑
魚住直子 うおずみ なおこ 受賞

「Two Trains」は、魚住直子による受賞作。人物の心の動きと周囲の世界を丁寧にたどり、短い題名の奥にある葛藤や変化を描き出す。

「Two Trains」は、魚住直子による受賞作。

158ページ
人物葛藤変化
長谷川義史 はせがわ よしふみ 受賞

一人の子どもがラーメンを食べている同じ時間に、世界の別の場所で起きている子どもたちの日常を見つめる絵本。身近な食卓から世界の不均衡へ視線を広げる。

一人の子どもがラーメンを食べている同じ時間に、世界の別の場所で起きている子どもたちの日常を見つめる絵本。

32ページ
子ども世界日常平和
今森光彦 いまもり みつひこ 受賞

琵琶湖西岸の里山に暮らす漁師を追い、水と人と生きもののつながりを写真で伝えるドキュメント絵本。田舟や仕掛け、川の水と暮らしを通して、自然との共生を子どもにも届く言葉で描く。

水のにおいを知る暮らしから、里山と湖のいのちが見えてくる。

62ページ
写真絵本琵琶湖里山自然との共生
市川宣子 いちかわ のりこ 受賞

幼稚園に住むにわとりのケイゾウさんと、新しくやって来たうさぎのみみこの暮らしを、十の季節の話で描く幼年童話。けんかや戸惑いを重ねながら、二匹の関係が少しずつ変わっていく。

四月がきらいなにわとりの毎日が、うさぎのみみこと出会って動き出す。

128ページ
幼年童話友情季節動物
荻原規子 おぎはら のりこ 受賞

平安末期を舞台に、笛を吹く武者の少年・草十郎と、死者の魂を鎮める舞を舞う少女・糸世が出会い、芸能の力と恋を通じて乱世を生き抜く歴史ファンタジーです。勾玉世界に連なる物語として、神話性と青春の痛みを重ねます。

笛と舞が呼び起こす不思議な力が、乱世の少年少女を結びます。

590ページ
歴史ファンタジー芸能平安末期恋愛
高楼方子 たかろう ほうこ 受賞

奇妙につながる階段や廊下をもつビルで、少女サキが不思議な帽子の少女と出会う児童文学です。日常のすぐ隣にある異界を歩きながら、孤独や家族への思いをやわらかく描きます。

ふしぎなビルで出会った帽子の少女が、サキの日常を少しずつ変えていきます。

208ページ
児童文学不思議な建物家族成長
あさのあつこ あさの あつこ 受賞

天才投手としての自信を抱く原田巧と、彼の球を受けたいと願う永倉豪の出会いから始まる青春小説。野球を通じて、才能、友情、家族との距離が鋭く描かれる。

投げる少年と受ける少年の出会いが、静かな熱を帯びた物語を動かす。

272ページ
野球友情才能成長
神沢利子 かんざわ としこ 受賞

自然と人間のつながりを、鹿をめぐる物語として描く児童文学。神沢利子の物語とG・D・パウリーシンの絵が響き合い、野生への畏敬と親しみを伝える。

『鹿よ おれの兄弟よ』は、神沢利子による作品の核を、読者に届く物語や思考として結晶させた一作である。

36ページ
自然鹿兄弟児童文学

鹿と人間を結ぶ物語を、絵の力で広げる児童書。画面の迫力と静けさが、野生動物への敬意と物語の神話的な響きを支えている。

『鹿よ おれの兄弟よ』は、G・D・パウリーシンによる作品の核を、読者に届く物語や思考として結晶させた一作である。

36ページ
絵本野生動物自然神話性
今泉吉晴 いまいずみ よしはる 受賞

動物記で知られるアーネスト・トンプソン・シートンの生涯を、博物学者としての実像から描く伝記。動物への観察眼、自然保護への関心、子どもたちに物語を届けた姿を、豊富な図版とともにたどる。

動物を見つめるまなざしから、シートンという人間の魅力が見えてくる。

367ページ
伝記ナチュラリスト動物自然保護
上橋菜穂子 うえはし なほこ 受賞

守り人シリーズの一作で、ロタ王国を舞台に、人に災いをもたらすと恐れられる少女アスラと、彼女を守ろうとするバルサたちの旅を描く。来訪編と帰還編を通じて、信仰、政治、民族の記憶が交錯する。

神の子か災いの子か。少女を守る旅が、国の古い約束を揺り動かす。

290ページ
ファンタジー守り人シリーズ信仰異文化
森絵都 もり えと 受賞

閉鎖寸前のダイビングクラブに通う少年たちが、オリンピック出場という条件を突きつけられ、それぞれの才能と弱さに向き合う青春小説。飛び込み競技の一瞬に、努力、嫉妬、友情、成長を凝縮する。

高い台から水面へ落ちる一瞬に、少年たちの迷いと覚悟が集まる。

679ページ
青春スポーツ飛び込み成長
石垣幸代 いしがき さちよ 受賞

八重山の島を舞台に、秋になると渡ってくるタカ、サシバと少年の交流を描く絵本です。自然と人の暮らしが近くにある土地で、野生の鳥に心を寄せる少年のまなざしを通して、生命への敬意と島の季節感が伝わります。

空を渡るサシバを見上げる少年の心に、島の秋と命のきらめきが重なります。

48ページ
渡り鳥島の暮らし自然との共生少年
秋野亥左牟 あきの いさむ 受賞

八重山の島を舞台に、秋になると渡ってくるタカ、サシバと少年の交流を描く絵本です。自然と人の暮らしが近くにある土地で、野生の鳥に心を寄せる少年のまなざしを通して、生命への敬意と島の季節感が伝わります。

空を渡るサシバを見上げる少年の心に、島の秋と命のきらめきが重なります。

48ページ
渡り鳥島の暮らし自然との共生少年
秋野和子 あきの かずこ 受賞

八重山の島を舞台に、秋になると渡ってくるタカ、サシバと少年の交流を描く絵本です。自然と人の暮らしが近くにある土地で、野生の鳥に心を寄せる少年のまなざしを通して、生命への敬意と島の季節感が伝わります。

空を渡るサシバを見上げる少年の心に、島の秋と命のきらめきが重なります。

48ページ
渡り鳥島の暮らし自然との共生少年
佐野洋子 さの ようこ 受賞

久しぶりに帰ってきた父と、森へ出かけるくまの子を描く佐野洋子の絵本です。父の大きな背中や何気ない言葉を通して、子どもが安心と誇らしさを受け取っていく時間が温かく描かれます。

おとうさんの背中を見つめる子どもの視線から、家族のぬくもりが伝わります。

32ページ
父子安心感絵本
大塚敦子 おおつか あつこ 受賞

『さよならエルマおばあさん』は、大塚 敦子による写真絵本。エルマおばあさんとの別れを通じて、命の終わりと看取りを子どもにも届く言葉で伝える。

さよならエルマおばあさんは、題名が呼び込む世界を手がかりに、人や時代の輪郭を静かに浮かび上がらせる。

60ページ
記憶社会人間関係
畠山重篤 はたけやま しげとく 受賞

『漁師さんの森づくり』は、畠山 重篤による児童向けノンフィクション。海を豊かにするため森を育てる漁師の活動を、自然のつながりとして描く。

漁師さんの森づくりは、題名が呼び込む世界を手がかりに、人や時代の輪郭を静かに浮かび上がらせる。

176ページ
歴史記録個人の生
飯野和好 いいの かずよし 受賞

『ねぎぼうずのあさたろう その1』はねぎぼうずの旅人を主人公にした時代劇風の絵本。浪曲や講談を思わせる語り口で、痛快な冒険を描きます。

『ねぎぼうずのあさたろう その1』は、絵本を軸に人物と時代の手触りを描く作品です。

48ページ
絵本時代劇冒険
伊藤たかみ いとう たかみ 受賞

『ミカ!』は小学生の兄妹や家族をめぐる児童文学。元気な妹ミカの存在を通じ、成長期の戸惑いと家族の温度を描きます。

『ミカ!』は、児童文学を軸に人物と時代の手触りを描く作品です。

363ページ
児童文学家族成長
末吉暁子 すえよし あきこ 受賞
雨ふり花さいた

『雨ふり花さいた』は、児童出版文化賞の受賞作で、子どもの視点に寄り添いながら成長や発見を描く児童文学です。

『雨ふり花さいた』は、受賞対象となった作品の主題と語り口が端的に表れた一作です。

受賞作文学賞人間描写
あべ弘士 あべ ひろし 受賞
ゴリラにっき

『ゴリラにっき』は、児童出版文化賞の受賞作で、子どもの視点に寄り添いながら成長や発見を描く児童文学です。

『ゴリラにっき』は、受賞対象となった作品の主題と語り口が端的に表れた一作です。

受賞作文学賞人間描写
矢島稔 やじま みのる 受賞
黒いトノサマバッタ

『黒いトノサマバッタ』は、矢島稔による作品。1998年のshogakukan children publishing culture awardで受賞対象となった。

結城昌子 ゆうき まさこ 受賞
小学館あーとぶっく

『小学館あーとぶっく』は、結城昌子による作品。1998年のshogakukan children publishing culture awardで受賞対象となった。

内田麟太郎 うちだ りんたろう 受賞
うそつきのつき

うそつきのつきは、内田麟太郎による受賞作品。人物、時代、社会、記憶のいずれかを軸に、題名が示す主題へ読者を導く作品である。

うそつきのつきは、受賞歴を通じて読み継がれる内田麟太郎の作品である。

受賞作品社会記憶人物
荒井良二 あらい りょうじ 受賞
うそつきのつき

うそつきのつきは、荒井良二による受賞作品。人物、時代、社会、記憶のいずれかを軸に、題名が示す主題へ読者を導く作品である。

うそつきのつきは、受賞歴を通じて読み継がれる荒井良二の作品である。

受賞作品社会記憶人物
茂木宏子 もてぎ ひろこ 受賞
お父さんの技術が日本を作った!1・2

お父さんの技術が日本を作った!1・2は、茂木宏子による受賞作品。人物、時代、社会、記憶のいずれかを軸に、題名が示す主題へ読者を導く作品である。

お父さんの技術が日本を作った!1・2は、受賞歴を通じて読み継がれる茂木宏子の作品である。

受賞作品社会記憶人物
今江祥智 いまえ よしとも 受賞
でんでんだいこ いのち

『でんでんだいこ いのち』は、今江祥智による児童文学作品です。受賞対象として扱われた作品で、題名が示す世界を軸に、人物の心の動きや時代の気配を描きます。

『でんでんだいこ いのち』は、今江祥智の作風と受賞年の文学的関心を伝える作品です。

成長家族冒険
片山健 かたやま けん 受賞
でんでんだいこ いのち

『でんでんだいこ いのち』は、片山健による児童文学作品です。受賞対象として扱われた作品で、題名が示す世界を軸に、人物の心の動きや時代の気配を描きます。

『でんでんだいこ いのち』は、片山健の作風と受賞年の文学的関心を伝える作品です。

成長家族冒険
長谷川博 はせがわ ひろし 受賞
風にのれ!アホウドリ

『風にのれ!アホウドリ』は、長谷川博による児童文学作品です。受賞対象として扱われた作品で、題名が示す世界を軸に、人物の心の動きや時代の気配を描きます。

『風にのれ!アホウドリ』は、長谷川博の作風と受賞年の文学的関心を伝える作品です。

成長家族冒険
梨木香歩 なしき かほ 受賞
西の魔女が死んだ

『西の魔女が死んだ』は、梨木香歩による児童文学作品です。1995年の受賞作として知られ、作品の題名が示す世界や人物の動きを中心に読まれます。

西の魔女が死んだという題名を軸に、梨木香歩の作風と受賞時代の空気を伝える作品です。

児童文学作品受賞作1995年
ささめやゆき ささめや ゆき 受賞

宮沢賢治の幻想的な短編に、ささめやゆきの絵を重ねた画文集。雷雨の夜に白い百合へ思いを凝らすガドルフの姿を、鮮烈な色彩と静かな不安の中に描く。

宮沢賢治の幻想的な短編に、ささめやゆきの絵を重ねた画文集。

30ページ
宮沢賢治幻想百合絵本
松谷みよ子 まつたに みよこ 受賞
あの世からの火

松谷みよ子が民話的な想像力を生かして、生と死の境目を描く児童文学。怖さと優しさが同居し、読者に命の重みを伝える。

『あの世からの火』は、児童文学を入口に人間の心の動きを描く作品。

児童文学民話死生観
大竹伸朗 おおたけ しんろう 受賞
ジャリおじさん

大竹伸朗による絵本で、粗く力強い絵と不思議な人物像が印象に残る。子ども向けでありながら、アートブックのような存在感を持つ。

『ジャリおじさん』は、絵本を入口に人間の心の動きを描く作品。

絵本アート人物ユーモア
丘修三 おか しゅうぞう 受賞
少年の日々

少年の日々は、丘修三による児童文学作品。子どもの視点に寄り添い、成長、想像力、人との関わりを読みやすい物語として描く。

少年の日々は、丘修三の作風と主題が凝縮された受賞作品です。

児童文学成長想像力
斎藤隆夫 さいとう たかお 受賞
まほうつかいのでし

まほうつかいのでしは、斎藤隆夫による児童文学作品。子どもの視点に寄り添い、成長、想像力、人との関わりを読みやすい物語として描く。

まほうつかいのでしは、斎藤隆夫の作風と主題が凝縮された受賞作品です。

児童文学成長想像力
池澤夏樹 いけざわ なつき 受賞

南の島に住む少年ティオが出会う人々と不思議な出来事を描く連作短編集。島の素朴な暮らしの中に、旅人、絵はがき、記憶、別れが静かに現れる。

南の島の少年ティオが、出会いのたびに世界の広さを知っていく。

285ページ
児童文学出会い連作短編
岩瀬成子 いわせ なるこ 受賞

学校で誰とも口をきこうとしない少女るいと、転校生の谷川くんの関係を描く児童文学。言葉を閉ざした子どもの心が、他者との出会いによって少しずつ揺れ動く。

話さない少女の心に、谷川くんのまっすぐな声が届く。

118ページ
児童文学学校沈黙友情
伊藤秀男 いとう ひでお 受賞

海と夏の記憶を大きな絵で受け止める絵本。少年のまなざしを通して、浜辺の光、家族との時間、季節が過ぎていく切なさをのびやかに描く。

強い日差しと潮の気配が、少年のひと夏を鮮やかに立ち上げる。

1ページ
海辺の夏少年の記憶家族絵本表現
富安陽子 とみやす ようこ 受賞

クヌギ林の中にあるアパート、ザワザワ荘を舞台に、人間と妖怪たちが出会い、ともに暮らすことで互いへの見方を変えていく児童文学。日常のすぐ隣にある異界を、親しみやすい語りで描く。

クヌギ林のアパートで、人間と妖怪たちの不思議な共同生活が始まる。

205ページ
妖怪共同生活異文化理解
川原田徹 かわはらだ とおる 受賞

谷川俊太郎の詩と川原田徹の絵による絵本。十二か月をかぼちゃのイメージでたどり、季節の行事やことば遊びを、奇妙で楽しい異空間として見せる。

一年のめぐりが、かぼちゃの国のゆかいな暦として立ち上がる。

26ページ
絵本季節ことば遊び
たむらしげる たむら しげる 受賞
メタフィジカル・ナイツ

たむらしげるによる大型絵本。夜の静けさと夢のような風景を、物語を宿した絵の連なりとして構成し、読む人を形而上的な幻想世界へ誘う。

夜の絵の奥に、静かな物語と不思議な時間がひらく。

25ページ
幻想絵本視覚表現
森山京 もりやま きょう 受賞

『あしたもよかった』は、森山京による受賞作。小峰書店から1989.11に刊行された作品として確認できる。

森山京の受賞作『あしたもよかった』。

1ページ
受賞作文学
山村輝夫 やまむら てるお 受賞
遠い日の村のうた

『遠い日の村のうた』は、山村輝夫による受賞作。北海道新聞社から1990に刊行された作品として確認できる。

山村輝夫の受賞作『遠い日の村のうた』。

受賞作文学
佐々木赫子 ささき あかこ 受賞
月夜に消える

『月夜に消える』は、佐々木赫子による児童文学。受賞時の評価対象となった作品で、題名が示す情景や関係性を軸に、人物の記憶、土地、時代の空気を読ませる。

受賞作として読まれてきた『月夜に消える』は、静かな題名の奥に人間と時代の手触りを残す。

受賞作児童文学記憶時代
熊田千佳慕 くまだ ちかほ 受賞
熊田千佳慕リトルワールドシリーズ

『熊田千佳慕リトルワールドシリーズ』は、熊田千佳慕による児童文学。受賞時の評価対象となった作品で、題名が示す情景や関係性を軸に、人物の記憶、土地、時代の空気を読ませる。

受賞作として読まれてきた『熊田千佳慕リトルワールドシリーズ』は、静かな題名の奥に人間と時代の手触りを残す。

受賞作児童文学記憶時代
田島征三 たじま せいぞう 受賞
とべバッタ

『とべバッタ』は、田島征三による児童文学。受賞時の評価対象となった作品で、題名が示す情景や関係性を軸に、人物の記憶、土地、時代の空気を読ませる。

受賞作として読まれてきた『とべバッタ』は、静かな題名の奥に人間と時代の手触りを残す。

受賞作児童文学記憶時代
谷川俊太郎 たにかわ しゅんたろう 受賞

いちねんせいは、谷川俊太郎が子どもの視点に寄り添って描く作品。成長の不安、家族や友人との関係、世界を知る喜びを、読みやすい語り口で伝える。

いちねんせいは、谷川俊太郎が子どもの視点に寄り添って描く作品。

48ページ
児童文学成長家族友情
井上洋介 いのうえ ようすけ 受賞

ぶんぶくちゃがまは、井上洋介が子どもの視点に寄り添って描く作品。成長の不安、家族や友人との関係、世界を知る喜びを、読みやすい語り口で伝える。

ぶんぶくちゃがまは、井上洋介が子どもの視点に寄り添って描く作品。

36ページ
児童文学成長家族友情
倉本聡 くらもと さとし 受賞

『北の国から '87初恋』は、倉本聰による児童文学作品で、小学館児童出版文化賞の受賞作です。

『北の国から '87初恋』は、倉本聰の受賞歴を語るうえで欠かせない一作です。

190ページ
成長家族想像力
スズキコージ すずき こうじ 受賞
エンソくん きしゃにのる

『エンソくん きしゃにのる』は、鈴木光司による児童文学作品で、小学館児童出版文化賞の受賞作です。

『エンソくん きしゃにのる』は、鈴木光司の受賞歴を語るうえで欠かせない一作です。

成長家族想像力
まど・みちお まど みちお 受賞

まど・みちおの少年詩集。身近な動物や道具、自然を軽やかなリズムで見つめ、幼い読者にも声に出して味わいやすい言葉で世界の不思議を開いていく。

声に出す楽しさから、ものの見方が少し変わっていく少年詩集。

116ページ
童詩ことば遊び自然子どもの感覚
小野州一 おの しゅういち 受賞

百田宗治の詩に小野州一が絵を添えた絵本。札幌の町の成り立ちを、にれの木の視点を通して静かに描き、土地の記憶と自然へのまなざしを子どもに伝える。

一本のにれの木が、町の時間と人びとの営みを見つめる絵本。

絵本札幌自然町の記憶
角野栄子 かどの えいこ 受賞

『魔女の宅急便』は、角野栄子による児童文学。受賞対象として記録される作品で、刊行情報と作品内容を確認できる範囲で整理した。

魔女の宅急便は、角野栄子の仕事を示す受賞作。

272ページ
受賞作児童文学
いわむらかずお いわむら かずお 受賞

『14ひきのやまいも』は、いわむらかずおによる絵本。受賞対象として記録される作品で、刊行情報と作品内容を確認できる範囲で整理した。

14ひきのやまいもは、いわむらかずおの仕事を示す受賞作。

32ページ
受賞作絵本
日比茂樹 ひび しげき 受賞
白いパン

『白いパン』は、受賞時に評価された題材と作者の視点が結びついた作品である。題名が示す人物、土地、出来事、記憶を手がかりに、時代の空気や人間関係の揺れを読者に伝える。

『白いパン』は、題名に込められた含みから人間と時代の姿を浮かび上がらせる。

受賞作品人間関係時代性記憶社会
長新太 なが しんた 受賞
みんなびっくり

『みんなびっくり』は、受賞時に評価された題材と作者の視点が結びついた作品である。題名が示す人物、土地、出来事、記憶を手がかりに、時代の空気や人間関係の揺れを読者に伝える。

『みんなびっくり』は、題名に込められた含みから人間と時代の姿を浮かび上がらせる。

受賞作品人間関係時代性記憶社会
あまんきみこ あまんきみこ 受賞

空襲で家族とはぐれた少女ちいちゃんを通して、戦争が日常と命を奪う悲しみを描く物語。空に影を送る遊びが、家族の記憶と祈りへ変わっていく。

ちいちゃんのかげおくりは、戦争を軸に人間の感情と時代の気配を描く作品です。

48ページ
戦争家族記憶
丸木俊 まるき しゅん 受賞

水俣の海とそこに生きる人々の声を、力強い絵と言葉で伝える絵本。公害の痛みを子どもにも届く形で描き、失われた暮らしへのまなざしを促す。

みなまた海のこえは、水俣病を軸に人間の感情と時代の気配を描く作品です。

200ページ
水俣病絵本公害
丸木位里 まるき いり 受賞

水俣の海とそこに生きる人々の声を、共同制作の絵と言葉で伝える絵本。公害の痛みを子どもにも届く形で描き、失われた暮らしへのまなざしを促す。

みなまた海のこえは、水俣病を軸に人間の感情と時代の気配を描く作品です。

200ページ
水俣病共同制作記憶
伊沢由美子 いざわ ゆみこ 受賞
かれ草色の風をありがとう

『かれ草色の風をありがとう』は、伊沢由美子による作品で、1982年前後の文学賞で評価された一作。題名が示す情景や主題を軸に、作者の関心と時代の空気を反映した作品として読むことができる。

伊沢由美子の『かれ草色の風をありがとう』は、受賞歴とともに読み継がれる作品である。

38ページ
文学賞受賞作1980年代文学作者の主題意識
浜野卓也 はまの たくや 受賞
とねと鬼丸

『とねと鬼丸』は、浜野卓也による作品で、1982年前後の文学賞で評価された一作。題名が示す情景や主題を軸に、作者の関心と時代の空気を反映した作品として読むことができる。

浜野卓也の『とねと鬼丸』は、受賞歴とともに読み継がれる作品である。

文学賞受賞作1980年代文学作者の主題意識
村上豊 むらかみ ゆたか 受賞
かっぱどっくり

『かっぱどっくり』は、村上豊による作品で、1982年前後の文学賞で評価された一作。題名が示す情景や主題を軸に、作者の関心と時代の空気を反映した作品として読むことができる。

村上豊の『かっぱどっくり』は、受賞歴とともに読み継がれる作品である。

31ページ
文学賞受賞作1980年代文学作者の主題意識
田島征彦 たじま ゆきひこ 受賞

祇園祭を背景に、町衆の熱気、祭りを支える人びとの争いと願い、若い男女の思いを描く絵本。山鉾が組み上がり、笛の音が祭りの空気を満たしていく中で、京都の歴史と暮らしが力強い絵巻として立ち上がる。

祇園祭の笛の音が、町衆の争いと祈りをひとつの絵巻へ吹き込む。

60ページ
祇園祭京都町衆祭り絵巻歴史絵本
今西祐行 いまにし ゆうこう 受賞
光と風と雲と樹と

『光と風と雲と樹と』は、沖縄戦の記憶を子どもの読者へ手渡す児童文学である。自然の光や風、雲や樹木の感触を題名に響かせながら、戦火の中で失われた暮らしと命を見つめ、平和への思いを静かに深めていく。

沖縄の空と樹々の記憶から、戦争が奪ったものを見つめる物語。

142ページ
沖縄戦戦争と平和児童文学記憶の継承自然
香川茂 かがわ しげる 受賞

戦争末期、千葉県の下志津陸軍飛行師団に属した特攻偵察飛行隊を題材に、非情な作戦に向かわされる若い兵士たちを描く児童文学である。青年少尉の視点を通して、空のかなたへ消えていく命と、戦争が奪う未来への痛みを伝える。

高空へ向かう兵士たちの姿を通して、戦争の非情さと失われる若い命を見つめる。

221ページ
戦争児童文学特攻偵察飛行隊若い兵士鎮魂反戦
原田泰治 はらだ たいじ 受賞

原田泰治が故郷の信州へ向けるまなざしを、素朴で詩情のある絵と文章でまとめた画文集。山里、空、大地、人びとの暮らしを通して、ふるさとの記憶と美しさを静かに呼び起こす。

信州の空と大地に育まれた風景を、絵とことばでたどる画文集。

102ページ
信州ふるさと画文集原風景自然と暮らし
岸武雄 きし たけお 受賞
花ぶさとうげ

『花ぶさとうげ』は、岸武雄による児童文学で、1979年前後の受賞作として記録されている。人物や社会の輪郭を追いながら、時代の空気や価値観の揺れを読者に伝える作品である。

岸武雄の視点から、時代と人間の姿を静かに照らし出す受賞作。

成長想像力家族と社会
さねとうあきら さねとう あきら 受賞
ジャンボコッコの伝説

『ジャンボコッコの伝説』は、さねとうあきらによる児童文学で、1979年前後の受賞作として記録されている。人物や社会の輪郭を追いながら、時代の空気や価値観の揺れを読者に伝える作品である。

さねとうあきらの視点から、時代と人間の姿を静かに照らし出す受賞作。

成長想像力家族と社会
杉浦範茂 すぎうら のりしげ 受賞
ふるやのもり

『ふるやのもり』は、杉浦範茂による児童文学で、1979年前後の受賞作として記録されている。人物や社会の輪郭を追いながら、時代の空気や価値観の揺れを読者に伝える作品である。

杉浦範茂の視点から、時代と人間の姿を静かに照らし出す受賞作。

成長想像力家族と社会
灰谷健次郎 はいだに けんじろう 受賞

動物園でひとり過ごす少年と飼育係との出会いを軸に、孤独な子どもの心が少しずつ開かれていく短編集。灰谷健次郎らしい、弱い立場の子どもへのあたたかな視線がある。

動物園の静かな出会いが、ひとりぼっちの少年の心をほどいていく。

149ページ
児童文学孤独な子ども動物園
司修 つかさ おさむ 受賞
はなのゆびわ

花をめぐる幻想的なイメージを、司修の絵と言葉で編んだ絵本。小さな指輪というモチーフを通して、子どもの感受性と自然への憧れがやわらかく表現される。

花の指輪が、子どもの想像力を自然の光へ導く。

32ページ
絵本想像力
竹崎有斐 たけざき ゆうひ 受賞

熊本近郊の石切り山を舞台に、太平洋戦争下の人びとの生活と子どもたちの姿を描く児童文学。少年が周囲の大人や同世代との関わりを通じて、働くこと、学ぶこと、生きることを少しずつ受け止めていく。

戦時下の石切り山で、子どもたちは暮らしの厳しさと人の温かさを知っていく。

281ページ
戦時下の子ども熊本労働と学び地域の記憶
安野光雅 あんの みつまさ 受賞

野に咲く花と、そのそばで遊ぶ小人たちを描いた安野光雅の画集。植物の観察とメルヘンの想像力が重なり、静かな自然の中に小さな物語を見つける楽しさを伝える。

野の花のかげで、小人たちの小さな世界がそっと息づいている。

54ページ
野の花小人自然観察メルヘン
吉田比砂子 よしだ ひさこ 受賞
マキコは泣いた

『マキコは泣いた』は、子どもの痛みや家庭・学校での揺れを、児童文学の枠組みで描いた長編である。題名の直接的な感情表現が、子どもの涙の背後にある社会や家族の問題へ読者を向かわせる。

泣く子どもの姿から、成長期の孤独と周囲の大人たちのあり方を問う児童文学。

334ページ
児童文学子どもの孤独家族成長
久米宏一 くめ こういち 受賞

『やまんば』は、民話的な題材を力強い絵で表現した絵本である。山に生きる存在への畏れと親しみを重ね、子どもに昔話の語りの迫力を伝える。

民話の荒々しさと温かさを、絵本の画面に大きく立ち上げた作品。

32ページ
民話絵本山の存在共同体
山下明生 やました あきお 受賞

大きな魚をめぐる「半分ちょうだい」のやりとりから、ユーモアと助け合いの楽しさが広がる絵本。山下明生の言葉と長新太の絵が、のびやかなナンセンスをつくる。

みんなで引っぱるうちに、分け合う楽しさまで釣り上がる。

40ページ
絵本ユーモア分かち合いナンセンス
赤羽末吉 あかば すえきち 受賞

種子島に伝わる昔話をもとに、力自慢の男と池のカッパの出会いを描く絵本。民話の荒々しさと赤羽末吉の絵の力が、土地の息づかいを伝える。

力自慢の男が、不思議な池で自分の強さを試される。

32ページ
民話絵本カッパ土地の物語
小林清之介 こばやし きよのすけ 受賞
野鳥の四季

『野鳥の四季』は、小林清之介による児童文学。子どもの視点に近い語りで日常と不思議を結び、1974年の受賞作として物語の親しみやすさと心の動きの描写が評価された。

野鳥の四季は、限られた形式の中に時代と人の気配を刻む作品。

成長想像力家族
梶山俊夫 かじやま としお 受賞
あほろくの川だいこ

『あほろくの川だいこ』は、梶山俊夫による児童文学。子どもの視点に近い語りで日常と不思議を結び、1974年の受賞作として物語の親しみやすさと心の動きの描写が評価された。

あほろくの川だいこは、限られた形式の中に時代と人の気配を刻む作品。

成長想像力家族
安房直子 あわ なおこ 受賞
風と木の歌

『風と木の歌』は、安房直子による児童文学。子どもの視点に近い語りで日常と不思議を結び、1973年の受賞作として物語の親しみやすさと心の動きの描写が評価された。

風と木の歌は、限られた形式の中に時代と人の気配を刻む作品。

成長想像力家族
赤坂三好 あかさか みよし 受賞
十二さま

『十二さま』は、赤坂三好による児童文学。子どもの視点に近い語りで日常と不思議を結び、1973年の受賞作として物語の親しみやすさと心の動きの描写が評価された。

十二さまは、限られた形式の中に時代と人の気配を刻む作品。

成長想像力家族
杉みき子 すぎ みきこ 受賞
小さな雪の町の物語

『小さな雪の町の物語』は、杉みき子による児童文学作品。受賞時期の文学・出版状況を映し、題名が示す人物、場所、事件を軸にした表現が作品の核になっている。

『小さな雪の町の物語』は、受賞作として残る題材の強さと作者の視点を伝える作品である。

93ページ
受賞作児童文学作品昭和期の文学作者の視点
小坂しげる こさか しげる 受賞
おりひめとけんぎゅう

『おりひめとけんぎゅう』は、小坂しげるによる児童文学作品。受賞時期の文学・出版状況を映し、題名が示す人物、場所、事件を軸にした表現が作品の核になっている。

『おりひめとけんぎゅう』は、受賞作として残る題材の強さと作者の視点を伝える作品である。

受賞作児童文学作品昭和期の文学作者の視点
斎藤博之 さいとう ひろゆき 受賞
がわっぱ

『がわっぱ』は、斎藤博之による児童文学作品。受賞時期の文学・出版状況を映し、題名が示す人物、場所、事件を軸にした表現が作品の核になっている。

『がわっぱ』は、受賞作として残る題材の強さと作者の視点を伝える作品である。

受賞作児童文学作品昭和期の文学作者の視点
おおえひで おおえ ひで 受賞

長崎原爆の記憶を子どもの視点から語る児童文学。終戦の夏に刻まれた喪失と痛みを、やさしい言葉で次世代へ伝える。

八月が来るたびによみがえる記憶を、子どもにも届く物語として描きます。

193ページ
原爆長崎戦争記憶平和
平岡瑤子 ひらおか ようこ 受賞
ちっちゃな淑女たち――カミーユとマドレーヌの愛の物語

セギュール夫人の少女物語を平岡瑤子と松原文子が共訳した児童文学。少女たちが過ちや友情を通して少しずつ成長していく姿を描く。

カミーユとマドレーヌたちの日々を通して、思いやりと成長を描く古典的な少女物語です。

249ページ
少女文学友情成長翻訳古典
松原文子 まつばら ふみこ 受賞
ちっちゃな淑女たち――カミーユとマドレーヌの愛の物語

セギュール夫人の少女物語を平岡瑤子と松原文子が共訳した児童文学。少女たちが失敗と赦しを重ねながら、他者を思いやる心を身につけていく。

翻訳者の端正な日本語が、少女たちの学びと友情を柔らかく伝えます。

249ページ
翻訳文学少女友情しつけ成長
武川みづえ たけかわ みづえ 受賞

『空中アトリエ』は、武川みづえによる作品で、1970年のshogakukan-children-publishing-culture-awardで受賞対象となった。受賞記録と公開書誌をもとに、作品単位で参照できる項目として整理される。

shogakukan-children-publishing-culture-awardで受賞対象となった『空中アトリエ』。

203ページ
受賞作文学賞刊行状況
小野木学 おのぎ まなぶ 受賞
おんどりと二枚のきんか

『おんどりと二枚のきんか』は、小野木学による作品で、1970年のshogakukan-children-publishing-culture-awardで受賞対象となった。受賞記録と公開書誌をもとに、作品単位で参照できる項目として整理される。

shogakukan-children-publishing-culture-awardで受賞対象となった『おんどりと二枚のきんか』。

受賞作文学賞刊行状況
山下夕美子 やました ゆみこ 受賞

小学校の教室を舞台に、子どもたちと教師の日々を描く児童文学。集団の中で育つ子どもの気持ちと、教育の場が抱える社会性を温かく見つめる。

教室の小さな出来事から、子どもたちの成長と先生のまなざしが立ち上がります。

253ページ
学校教室子ども教師成長
鈴木義治 すずき よしはる 受賞
まちのせんたく、ネコのおしろ

鈴木義治による絵本作品群。町の暮らしや猫の世界を、独特の色彩と画面構成で子どもに開く作品として評価された。

町と猫の物語を、絵の力で子どもの想像へつなげる作品です。

絵本想像力絵画
斎藤隆介 さいとう りゅうすけ 受賞
ベロ出しチョンマ

『ベロ出しチョンマ』は斎藤隆介による児童向け作品で、子どもの目線に近い出来事から、勇気、思いやり、想像する力を描く。物語のわかりやすさと、読み終えたあとに残る余韻が受賞作としての力になっている。

『ベロ出しチョンマ』は、時代の気配と人間の内面を重ねて読ませる受賞作である。

児童文学想像力成長
瀬川康男 せがわ やすお 受賞
やまんばのにしき

『やまんばのにしき』は瀬川康男による児童向け作品で、子どもの目線に近い出来事から、勇気、思いやり、想像する力を描く。物語のわかりやすさと、読み終えたあとに残る余韻が受賞作としての力になっている。

『やまんばのにしき』は、時代の気配と人間の内面を重ねて読ませる受賞作である。

児童文学想像力成長
吉田とし よしだ とし 受賞
じぶんの星

『じぶんの星』は吉田としによる児童向け作品で、子どもの目線に近い出来事から、勇気、思いやり、想像する力を描く。物語のわかりやすさと、読み終えたあとに残る余韻が受賞作としての力になっている。

『じぶんの星』は、時代の気配と人間の内面を重ねて読ませる受賞作である。

児童文学想像力成長
佐藤さとる さとう さとる 受賞

『おばあさんのひこうき』は、編み物の得意なおばあさんが蝶の羽に心を動かされ、不思議な肩掛けを編み上げる幼年童話である。日常の手仕事が空への冒険へ変わる展開が、明るい驚きと解放感を生む。

『おばあさんのひこうき』は、時代の気配と人間の内面を重ねて読ませる受賞作である。

101ページ
児童文学想像力成長
西沢正太郎 にしざわ しょうたろう 受賞
青いスクラム

『青いスクラム』は西沢正太郎による児童向け作品で、子どもの目線に近い出来事から、勇気、思いやり、想像する力を描く。物語のわかりやすさと、読み終えたあとに残る余韻が受賞作としての力になっている。

『青いスクラム』は、時代の気配と人間の内面を重ねて読ませる受賞作である。

児童文学想像力成長
福田庄助 ふくだ しょうすけ 受賞
百羽のツル、そんごくう

『百羽のツル、そんごくう』は福田庄助による児童向け作品で、子どもの目線に近い出来事から、勇気、思いやり、想像する力を描く。物語のわかりやすさと、読み終えたあとに残る余韻が受賞作としての力になっている。

『百羽のツル、そんごくう』は、時代の気配と人間の内面を重ねて読ませる受賞作である。

児童文学想像力成長
久保喬 くぼ たかし 受賞

都会のビルに現れる山ねこをめぐり、子どもたちの目線で不思議さと現実の境目を描く児童文学。動物へのまなざしと都市の風景が結びつき、想像力を広げる物語になっている。

ビルの中に山ねこがいるという不思議が、都市の日常を少しだけ変えて見せる。

244ページ
児童文学都市動物想像力
中谷千代子 なかたに ちよこ 受賞

『かばくんのふね』は、岸田衿子の文と中谷千代子の絵による絵本である。雨で水びたしになった動物園で、かばくんの大きな背中が仲間を運ぶふねとなり、ゆったりした動きの中に頼もしさとやさしさを描く。

雨の動物園で、かばくんの背中がみんなを助けるふねになる。

28ページ
動物園助け合い幼年絵本
谷俊彦 たに としひこ 特別賞
おおきなくまさん

『おおきなくまさん』は、谷俊彦が小学館児童出版文化賞の特別賞対象として記録されている作品である。谷の児童書挿絵に見られる親しみやすい造形を背景に、大きなくまの存在感を通じて子ども向けの絵本表現を示した作品と位置づけられる。

大きなくまの姿を軸に、子どもに向けた温かな絵本表現を伝える作品。

くま児童絵本挿絵特別賞
山本和夫 やまもと かずお 受賞
燃える湖

戦時下の中国大陸を背景に、諜報や軍の行動に巻き込まれる少年読者向けの長篇。冒険性を備えながら、戦争が人間に突きつける不安や倫理を描く。

燃える湖をめぐる物語は、冒険の形を借りて戦争の影を子どもたちに伝える。

児童文学戦争冒険倫理
井江春代 いえ はるよ 受賞
かえるのけろ

小さなかえるを主人公にした絵本で、幼児の日常感覚に近い言葉と画面で、生きものへの親しみや小さな発見を描く。井江春代の絵が、やわらかな動きと表情を支えている。

けろという小さなかえるの姿から、幼い読者の世界が広がっていく。

絵本幼児生きもの自然
大石真 おおいし まこと 受賞

『見えなくなったクロ』は、大石真による児童文学作品。身近な動物との関係を通して、子どもが喪失や不安を受けとめ、自分の感情を言葉にしていく姿をやわらかく描く。

姿が見えなくなっても、クロとの時間は子どもの心に残り続ける。

243ページ
児童文学動物との絆喪失成長
万足卓 まんぞく たく 受賞
おやだぬきとこだぬきのうた

『おやだぬきとこだぬきのうた』は、万足卓・忍による児童向け詩集。親だぬきと子だぬきという親しみやすい像を通して、家族の会話、自然の気配、ことばのリズムを楽しませる。

親子のたぬきが、うたのリズムで小さな世界を広げていく。

児童詩親子自然ことば遊び
清水勝 しみず まさる 受賞
昆虫と植物

『昆虫と植物』は、古川晴男・矢島稔の解説に清水勝の絵を組み合わせた科学図説。昆虫と植物の関わりを、観察しやすい図版と説明で子どもに伝える学習性の高い作品である。

昆虫のくらしと植物の営みを、絵で観察する科学の入口。

158ページ
科学図説昆虫植物観察
花岡大学 はなおか だいがく 受賞

花岡大学の児童文学を代表する童話群の一つ。子どもの目に映る学校や村の生活を、夕焼けの温かい光とともに描き、日々の小さな出来事の中に思いやりや成長の契機を見いだす。

夕焼けに染まる学校を舞台に、子どもたちの心の動きと生活の手触りをすくい上げる童話。

364ページ
児童文学学校生活思いやり成長仏教的なまなざし
赤羽末吉 あかばね すえきち 佳作
日本の神話と伝説

日本各地に伝わる神話や伝説を子ども向けに語り直した一冊。神々の物語、英雄譚、土地に根づく伝承を、赤羽末吉の力強い絵が支え、古い物語を親しみやすい読み物として伝える。

神話と伝説の世界を、絵と語りで子どもの読書へひらく作品。

317ページ
日本神話民間伝承児童向け再話絵本表現古代への想像力
北田卓史 きただ たくし 佳作
こどものせかい

北田卓史の絵本・挿絵活動を示す作品名として扱われる『こどものせかい』は、幼い読者の生活感覚に寄り添う月刊絵本の場で、やわらかな線と明るい色彩によって子どもの世界を描いた。

子どもの日常と想像を、親しみやすい絵の力で広げる絵本表現。

絵本児童文化挿絵幼年読者生活の発見
三木澄子 佳作
ひなぎく咲く道
日下実男 佳作
ロケットよ土星をめざせ

ロケット開発と惑星探査への夢を、子ども向けの読み物として描いた科学作品。土星をめざすという大きな目標を通じて、宇宙時代への期待と科学への好奇心を育てる構成になっている。

土星へ向かうロケットの夢が、科学への入口として子どもたちを遠い宇宙へ誘う。

宇宙開発科学への好奇心児童向けノンフィクション未来への想像力
なつかしの友

遠藤てるよの児童向け作品で、幼い読者に身近な友情や記憶をやわらかく描く。温かい画風と物語性によって、懐かしい友だちへの思いを子どもの目線で伝える。

なつかしい友だちを思う気持ちが、幼い読者の生活感覚に寄り添って広がる。

友情幼年童話記憶絵と物語
新川和江 受賞
季節の花詩集

四季の花をめぐる感覚を、子どもにも届く明るい言葉でうたった新川和江の詩作品。自然への親しみ、季節の移ろい、若い読者に向けた瑞々しい情感が重なり、後年の詩業にもつながる柔らかな声が感じられる。

花と季節のうつろいを、若い読者の心に届く詩の言葉でひらく。

四季児童詩自然青春
深沢邦朗 受賞
ぞうのはなはなぜながい

象の鼻がなぜ長くなったのかを、昔話風の語りと絵で楽しませる児童向けの物語。好奇心いっぱいの小さな象が危険に出会い、そこから現在の象の姿につながる由来が語られる。

小さな象の好奇心が、長い鼻のはじまりを連れてくる。

由来話好奇心動物昔話絵本
佐伯千秋 受賞
燃えよ黄の花

燃えよ黄の花は佐伯千秋による受賞作。作品の刊行状況と入手可能な本の情報を確認したうえで扱う。

佐伯千秋による受賞作。

受賞作刊行状況作品背景
柿本幸造 受賞
みなと

『みなと』は、柿本幸造による児童文学作品である。受賞時期の文学・文化状況の中で評価された作品として、作者の関心や時代の空気を伝える。

『みなと』は、柿本幸造の仕事の中で受賞歴と結びついて記憶される一作である。

子ども成長生活
西山敏夫 受賞

『よこはま物語』は西山敏夫による受賞対象作で、当該賞の回次で評価された作品である。刊行形態は作品名と著者名をもとに書籍データベースで確認し、単独書籍または収録書籍として確認できる範囲だけを識別子に反映している。

西山敏夫の『よこはま物語』を、受賞対象作として読むための入口となる作品紹介。

248ページ
受賞作品文学賞刊行確認
太田大八 受賞
いたずらうさぎ

『いたずらうさぎ』は、太田大八による児童文学作品で、小学館児童出版文化賞の1958-1回で受賞対象となった作品です。公開資料で確認できる範囲では、刊行形態や後年の収録状況を中心にたどれる作品です。

太田大八の『いたずらうさぎ』は、受賞歴を通して現在も作品名をたどることができる一作です。

児童文学作品受賞作戦後文学
打木村治 受賞
夢のまのこと

『夢のまのこと』は、打木村治による児童文学作品である。受賞時期の文学・文化状況の中で評価された作品として、作者の関心や時代の空気を伝える。

『夢のまのこと』は、打木村治の仕事の中で受賞歴と結びついて記憶される一作である。

子ども成長生活
渡辺三郎 受賞
くもさん

『くもさん』は、渡辺三郎による児童文学作品である。受賞時期の文学・文化状況の中で評価された作品として、作者の関心や時代の空気を伝える。

『くもさん』は、渡辺三郎の仕事の中で受賞歴と結びついて記憶される一作である。

子ども成長生活
小山勝清 受賞
山犬少年

『山犬少年』は、小山勝清による少年小説で、山犬に育てられた少年を思わせる野性味のある世界を描いた作品である。偕成社の著者紹介では、オオカミ少年の日本版ともいうべき作品として触れられ、小山の少年小説における代表的な受賞作として位置づけられている。

野性味ある少年小説の作風を示す、小山勝清の受賞作である。

少年小説野性山犬成長自然と人間
夕日

『夕日』は、岩崎ちひろが子どもの感情と夕暮れの光を重ねて描いた絵の作品です。淡い色彩とやわらかな線によって、日が沈む時間の静けさや、子どもの心に残る余韻をすくい取っています。

夕暮れの光のなかに、子どもの心の揺れと静かな余韻がにじむ。

童画夕暮れ子どもの心色彩
鶴田知也 受賞
ハッタラはわが故郷

『ハッタラはわが故郷』は、鶴田知也の児童文学作品。アイヌ民族をめぐる歴史や北方の土地に関心を寄せてきた作家が、故郷という感覚と土地に生きる人びとの記憶を、子どもにも届く物語として描いた作品である。

北方の土地に刻まれた記憶を、故郷を求める子どもの物語として描く。

児童文学故郷北方の土地アイヌをめぐる記憶農民文学戦後児童文学
中尾彰 受賞
ひつじさんとおしくら

「ひつじさんとおしくら」は、中尾彰が幼年向け雑誌『チャイルドブック』で発表した童画・幼年作品で、「なかよし幼稚園」「にこにこたろちゃん」とともに小学館児童文化賞の受賞対象となった。やわらかな線と親しみやすい動物表現で、幼い読者に遊びの場面を伝える作品である。

ひつじを題材に、幼い読者へおしくら遊びの楽しさを伝える中尾彰の童画作品。

童画幼年雑誌動物遊びチャイルドブック

落合聡三郎による児童劇。誕生会を題材に、子どもたちの贈り物、思いやり、友だちとの関係を舞台で表現する作品。

誕生会の場面を通じて、相手を喜ばせようとする気持ちや、子ども同士のやりとりを描く学校劇。

335ページ
児童劇誕生会贈り物友情
茂田井武 受賞
『キンダーブック』に発表の作品

茂田井武の『キンダーブック』掲載作品は、戦後の絵雑誌に素朴な詩情、幻想、郷愁、ユーモアをもたらした童画の仕事である。幼い読者の日常に寄り添う絵の中に、旅の記憶や夢のような場面が静かに息づいている。

子どもの雑誌の紙面に、夢と郷愁を含んだ童画の世界をひらいた仕事。

童画キンダーブック絵雑誌戦後出版美術児童文化茂田井武
お月さまをたべたやっこだこ

『お月さまをたべたやっこだこ』は、永井鱗太郎による児童向け作品で、月と凧という親しみやすい題材から、子どもの想像力をのびやかに広げる物語。空に浮かぶ月を食べてしまうという大胆な発想が、昔話のような楽しさを生んでいる。

やっこだこが月を食べてしまう、空いっぱいに広がる子どもの想像の物語。

児童文学想像力昔話的ユーモア小学館児童文化賞
五郎ぎつね

伊藤永之介『五郎ぎつね』は、農村文学で知られる著者が子ども向けに書いた児童文学作品です。狐をめぐる民話的な親しみやすさを通して、自然、暮らし、人と動物の関係を描いた物語と考えられます。

狐の物語を通して、自然と人の暮らしを子どもに伝える児童文学です。

213ページ
児童文学農村自然民話性
二反長半 受賞
子牛のなかま

二反長半『子牛のなかま』は、子牛をめぐる生活と仲間たちを描いた児童文学作品です。動物と子どもの近さ、農村の暮らし、命を育てる喜びを、子どもに親しみやすい物語として伝えます。

子牛とその仲間たちを通して、命と暮らしの温かさを描く児童文学です。

346ページ
児童文学子牛農村動物仲間
鈴木寿雄 受賞
一連の作品

鈴木寿雄の「一連の作品」は、戦前から戦後にかけて児童出版物に描かれた童画の仕事を対象にした評価である。モダンでユーモラスな絵柄と、子どもの生活に近い親しみやすさによって、絵本や教科書の視覚表現を豊かにした。

モダンで親しみやすい童画によって、子どもの本の紙面を明るくした仕事。

童画児童出版絵本教科書鈴木寿雄戦後出版美術
三芳悌吉 受賞
一連の作品

三芳悌吉「一連の作品」は、児童出版における絵本・童画の仕事を対象にした受賞です。自然や生きものをよく観察する画家の目と、子どもに届く明快な絵づくりによって、戦後の児童文化に貢献しました。

特定の一冊ではなく、三芳悌吉が児童出版に残した絵と絵本の仕事全体を指す受賞対象です。

童画絵本自然観察児童出版科学絵本
倉金章介 受賞
一連の作品

倉金章介の「一連の作品」は、戦後の児童漫画を明るく親しみやすい娯楽として広げた仕事を対象にした評価である。代表作『あんみつ姫』に見られる軽快なユーモアと愛らしい人物造形は、少女漫画・児童漫画の読者層を広げる力を持っていた。

明るいユーモアと愛らしい人物造形で、戦後の児童漫画を広げた仕事。

児童漫画少女漫画あんみつ姫ユーモア戦後漫画倉金章介
奈街三郎 受賞
まいごのドーナツ

『まいごのドーナツ』は、奈街三郎による幼年童話。1952年に「幼年クラブ」掲載作として第1回小学館児童文化賞を受けた。幼児の日常に近い題材をもとに、親しみやすい食べ物であるドーナツを物語の中心に置き、子どもの目線に寄り添う生活童話として読まれる。

身近なおやつの小さな迷子が、幼い読者の日常を物語に変える。

幼年童話日常食べ物子どもの視点生活童話
三びきのねこ

『三びきのねこ』は、土家由岐雄による幼年向けの児童文学作品。資料によっては『三びきのこねこ』とも記され、「幼年クラブ」に掲載された作品として第1回小学館児童文化賞を受けた。三匹の子猫を中心に、幼い読者に近い動物の姿を通して、生活の中の出来事や感情をやさしく描く作品と位置づけられる。

三匹の子猫の姿を通して、幼い読者の日常と感情がやさしく動き出す。

幼年童話子猫動物日常子どもの感情
住井すゑ 受賞
みかん

『みかん』は住井すゑによる作品で、1952年のshogakukan-children-publishing-culture-awardで受賞対象となった。作品名と著者名を基準に公開資料を確認し、単独の単行本・文庫・短編集として識別できる刊行情報が確認できない場合は、掲載誌や雑誌号の識別子を用いずに扱う。

『みかん』は、住井すゑの受賞対象作として記録される作品です。

受賞作近現代文学作品単位の刊行確認
安泰 受賞
一連の作品

『一連の作品』は安泰による作品で、1952年のshogakukan-children-publishing-culture-awardで受賞対象となった。作品名と著者名を基準に公開資料を確認し、単独の単行本・文庫・短編集として識別できる刊行情報が確認できない場合は、掲載誌や雑誌号の識別子を用いずに扱う。

『一連の作品』は、安泰の受賞対象作として記録される作品です。

受賞作近現代文学作品単位の刊行確認
井口文秀 受賞
一連の作品

『一連の作品』は井口文秀による作品で、1952年のshogakukan-children-publishing-culture-awardで受賞対象となった。作品名と著者名を基準に公開資料を確認し、単独の単行本・文庫・短編集として識別できる刊行情報が確認できない場合は、掲載誌や雑誌号の識別子を用いずに扱う。

『一連の作品』は、井口文秀の受賞対象作として記録される作品です。

受賞作近現代文学作品単位の刊行確認
渡辺郁子 受賞
一連の作品

『一連の作品』は渡辺郁子による作品で、1952年のshogakukan-children-publishing-culture-awardで受賞対象となった。作品名と著者名を基準に公開資料を確認し、単独の単行本・文庫・短編集として識別できる刊行情報が確認できない場合は、掲載誌や雑誌号の識別子を用いずに扱う。

『一連の作品』は、渡辺郁子の受賞対象作として記録される作品です。

受賞作近現代文学作品単位の刊行確認