小学館ライトノベル大賞 ガガガ文庫部門 しょうがくかんライトノベルたいしょう がががぶんこぶもん
第5回(2010年)
受賞者
5名失恋で生きる希望を失った三浦加奈は、学校の屋上で「ライオン」「ブリキ」「カカシ」と呼び合う少年少女に出会う。『オズの魔法使い』になぞらえた関係の中で、傷ついた若者たちが復讐と救いの境目を揺れながら、居場所を取り戻していく青春小説。
屋上に集まった傷だらけの少年少女が、復讐の先に自分の居場所を探す。
軽音部で居場所をなくした兎田晃吉は、物置部屋でギターを鳴らしていたところを漫研の兎毛成結奈に見られる。文化祭を前に、認められない者たちが集まり、軽音部へのリベンジに向けて走り出す青春ロック小説。
笑われ者のギター少年と漫研の少女が、文化祭で世界をねじ伏せにいく。
平凡な高校生・増川唐人の腹から、寄生虫が進化した美少女サナが飛び出してくる。宿主から栄養をもらう代わりに彼を守り、さらに恋人になると言い出すサナによって、唐人の日常は奇妙なラブコメへ変わっていく。
寄生虫の美少女が腹から現れ、平穏な日常をキセイ系ラブコメへ変える。
人との距離をうまく測れない少年少女の恋愛と痛みを、ずれた認識の積み重なりとして描く青春小説。受賞時の『From~とある不幸の手紙』から刊行時に『キミとは致命的なズレがある』へ改題され、違和感そのものを物語の核に据えている。
すれ違いでは済まない認識のずれが、恋と痛みを決定的に変えていく。
受賞時の『ここめが生き肝を食べた。』は、刊行時に『赤鬼はもう泣かない』へ改題された。鬼や民話的なモチーフを下敷きに、ギャグとキャラクターの勢いで押し切るライトノベルとして展開する。
鬼のモチーフを勢いのある会話とギャグで走らせる、変化球の青春ライトノベル。