小説現代長編新人賞
しょうせつげんだいちょうへんしんじんしょう
講談社が主催し、雑誌『小説現代』で募集される長編新人小説公募文学賞。
- 創設年
- 2006
- 主催
- 講談社
- カテゴリー
- 一般文芸・大衆小説
- 選考方式
- 公募
- 受賞対象
- 新人
- 開催頻度
- 年1回
- 締切時期
- 7月頃
- 発表時期
- 1〜2月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
2006年にリニューアルされ開始。ジャンルを問わず、受賞者には賞状と総額300万円が贈られる。
賞品
- 主賞品
- 賞状及び300万円
- 賞金
- 3,000,000円
関連の賞
- 文学賞の一覧
- 小説現代新人賞
- 小説現代推理新人賞
- 日本の小説家一覧
公式情報
https://tree-novel.com/works/8342d5f08cde27773cc6f65032c7fe9c.html過去の受賞者
地球に宇宙人がやって来たのは、「私」が中学二年生のときだった。彼らはすでに言葉を捨てており、人間とコミュニケーションを取ることはできないが、声の無い彼らは人間、特に女性の声を聞くと「宝石」と呼ばれる綺麗な石を排出する。忌み嫌う故郷を捨て都会に出た「私」は、学費や生活費を奨学金で支援してもらう代わりに「宇宙人の店」で働き、宇宙人に音読して宝石を回収することを仕事にする。同僚のカナリアとの交流や、りょうちゃんとの出会いが日々を彩る中、捨ててきた故郷への思いは募るばかりだった。大嫌いな母、育ててくれたおばあちゃん、いじめを繰り返す同級生、近所ののろちゃん——。のろちゃんの死を知った「私」は久しぶりに故郷に帰り、都会もまた憧れの場所ではなかったと自覚する。そして「私」は、宇宙人の星への移住という提案に乗ることを決める。
故郷を求める痛切なメモワール。
スーパー「かぐらや」の店長・有賀太輔は、一人娘のカヨ子が美少女戦士「カレイド・メルシー」として宇宙人の侵略者「ディスランダー」と戦っていることを知ってしまう。娘を危険から守ろうと、太輔は敵の宇宙船に乗り込みディスランダーと交渉しようとするが、そこで明かされた彼らの驚きの正体とは。ヒーローものの王道設定に「父娘の絆」と「対話による和解」というテーマを織り込んだ、コメディタッチのSFエンターテインメント。第20回小説現代長編新人賞受賞作。
怪人よりもはるかに強いメルシーは、すぐに人々のヒーローになった。しかし、その正体を知った父親が動き出す。
葬儀関係のプロ集団「株式会社C・F・C」に新入社員の東雲が配属された。事故・事件・自殺など損傷の激しい遺体を専門に扱う「二課」に所属する五人の納棺師たちは、それぞれ深い喪失を抱えながら、遺体を生前の面影に復元する仕事に全力を尽くす。「なぜ命を絶ったのか」「遺された者はどう生きるのか」——死と向き合い続けることで、やがて彼らは明日を生きる微かな光を見出していく。
「どんなに考えても、探しても、人が死んだ理由なんて絶対に見つからないんだよ」
ある夏の夜、大学生の若梅は仲間との肝試しの帰り道に声をかけられる。「ひさしぶり、梅ちゃん」——それは友人の身体に乗り移った、死んだはずの初恋の人、小梅だった。アルバイトに夏祭り、そしてデート。失った時間を取り戻すように、若梅は彼女とささやかな願いを一つひとつ叶えていく。いつかは身体を返さなくてはいけない、それでも——。「もう一度会いたい」という真っ直ぐな願いが起こす奇跡は、一つじゃない。純度100%のタイムリミット・ラブストーリー。
「いつまでこの身体を借りられるのかな」
刊行時に『雪渡の黒つぐみ』へ改題された受賞作。伴天連弾圧の進む奥州で、声色を武器にする忍びが権力の陰謀へ踏み込む。
声色を武器にする忍びが、雪深い奥州の陰謀へ踏み込む。
中学生の若菜を中心に、部活の空気や仲間との関係が揺れる卒業までの日々を描く青春小説。
「特別になりたい」少女たちの、卒業までの痛みと輝き。
山間の町で暮らす母が、ラップバトルに挑む息子をきっかけに、親子の関係を取り戻していく物語。
息子のラップバトルをきっかけに、母と子はもう一度言葉を交わし始める。
事故で亡くした幼なじみを忘れてしまった少年が、記憶と喪失に向き合いながら再生していく物語。
忘れてしまった幼なじみの記憶が、少年を喪失と再生の時間へ導く。
父を失い心を閉ざした高校生が、くらげ乞いをする後輩との出会いを通じて再生していく青春小説。
父を失った少年は、くらげ乞いをする後輩との出会いから、もう一度世界を見つめ始める。
異星から来た存在「惑星難民X」をめぐって、共生や移住、同調圧力を描く社会派長編。
異星から来た隣人を前に、人びとは共に生きることの意味を問われる。
長野の冬、断熱性能の高い「まほうの家」を買った家族のまわりで、得体の知れない恐怖が立ちのぼるホラー小説。
冬の長野で、家族は新しい家に潜む正体不明の恐怖と向き合う。
寺子屋で算術を教える桃が、学び直したい青年や秀才の子どもたちと向き合う江戸の人情物語。
寺子屋で学びを求める人々に、桃は算術と生きる力を手渡していく。
春秋末期の衛国で、盗掘を生業にする少年小旋風が、華麗な琴をめぐってのし上がろうとする歴史長編。
一張の琴をめぐる野心が、衛国の人々を大きく揺り動かす。
地獄に堕ちた女郎が、蜘蛛になりたいという願いを抱えながら閻魔の指令に従う、異様な熱量のデビュー作。
閻魔の命で地獄を巡り、日誌を綴る女郎。その胸には、蜘蛛へ変わりたいという願いがある。
江戸寛政期、種苗屋「なずな屋」を営む若夫婦の暮らしと人情を、花と商いを通して描くデビュー作。
花と商いに支えられた江戸の種苗屋で、若夫婦の暮らしが息づく。
江戸の歌舞伎小屋・森田座を舞台に、若手役者の梅村濱次が預かった朝顔をきっかけに騒動へ巻き込まれる時代小説。
預かった変わり朝顔が品評会へ持ち出され、盗難騒ぎへと発展していく江戸の芝居小屋の謎を描く。
週末は六本木で遊ぶ商社OLが、ワーキングホリデー資金を稼ぐために始めたバイトをきっかけに、やくざに追われて海外へ逃げることになる波瀾万丈の青春小説。
愛と仁義を胸に、OLが異国で走り出すワーキングホリデー。
元禄期の江戸を舞台に、浪人の新井伝蔵(のちの新井白石)が将軍綱吉の側近から警固役を求められ、政権をめぐる陰謀へ踏み込んでいく歴史長編。学問と剣の腕を併せ持つ若き白石が、誰に仕え、いかに己の才を生かすかを描く。
陰謀が渦巻く江戸で、若き新井白石は封じていた剣を再び手にし、自らの仕えるべき主を見定める。