日本の文学賞

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創元ミステリ短編賞

そうげんみすてりたんぺんしょう

東京創元社が主催する短編推理小説を対象とした公募新人文学賞。

推理小説短編小説
創設年
1994
主催
東京創元社
カテゴリー
ジャンル小説
選考方式
公募
受賞対象
新人
開催頻度
年1回
賞のステータス
活動中

説明

1994年度より『創元推理短編賞』として開始され、2004年度に『ミステリーズ!短編賞』、2005年度に『ミステリーズ!新人賞』と改称され、2023年度より『創元ミステリ短編賞』に改称された。受賞作は雑誌『創元推理』『創元推理21』『ミステリーズ!』『紙魚の手帖』に掲載される。

賞品

主賞品
正賞:懐中時計
賞金
300,000円

関連の賞

  • 鮎川哲也賞
  • 創元SF短編賞
  • 創元推理評論賞

公式情報

https://www.tsogen.co.jp/award/sogenmystery/

過去の受賞者

ジョウシャカズヤ じょうしゃ かずや 受賞
中年交差点ゲーム

妻子とともに暮らす中年サラリーマンの俺は、飲み会の翌朝、京都市内の交差点で目覚めた。そこまで飲んだ記憶はないのに、と訝りながら帰宅したところ、娘から意外すぎる一言を掛けられて――昨晩、俺の身に何が起きたんだ? 第3回創元ミステリ短編賞受賞作。

飲み会の翌朝、俺は京都の交差点で目覚めた。これは途方もない事態の始まりに過ぎなかった

日常の謎記憶喪失中年サラリーマン京都家族
鷲羽巧 わしゅう たくみ 受賞
幽霊写真

七回忌をきっかけに見つかった、亡くなった父を写したフィルム。しかし写真に印字された撮影日は、父が亡くなった翌日の日付だった。存在するはずのない写真に困惑した娘・あんりは、写真店の若き店主に相談を持ちかける。写真という記録媒体の本質に迫る、精緻なロジックで組み上げられた本格ミステリ短編。

「写真は、痕跡なんです。そのひとが、かつてそこにいたことを、証している」

69ページ
写真記憶家族幽霊謎解き痕跡
歳内沙都 さいない さと 受賞

中学校の卒業式の日、主人公の萌は、親友の美緒が不登校になってしまった二年前の事件を思い出す。卒業式という節目に甦る記憶と謎を鮮やかに描いた青春ミステリ短編。第2回創元ミステリ短編賞受賞作。選評は大倉崇裕・北村薫・辻堂ゆめによる。

中学校の卒業式。萌は、親友の美緒が不登校になってしまった、二年前の事件を思い出す……。

70ページ
青春友情謎解き学校記憶
小倉千明 おぐら ちあき 受賞

再会した同級生たちが、過去の水難事故の真相と自分たちの嘘に向き合う連作短編集。

再会した同級生たちが、過去の水難事故の真相と自分たちの嘘に向き合う連作短編集。

288ページ
再会過去の事故連作短編集
水見はがね みずみ はがね 受賞

ミステリ研究会の二人組が、朝から高級コーヒーを飲み残す男をはじめ、五つの謎に挑む。

ミステリ研究会の二人組が、朝から高級コーヒーを飲み残す男をはじめ、五つの謎に挑む。

288ページ
短編集大学ミステリ研究会謎解き
真門浩平 しんもん こうへい 受賞
ルナティック・レトリーバー

卒業式の日に、萌の中で二年前の事件の記憶が甦る。中学校を舞台に、友情と謎が交差する青春ミステリ短編。

卒業式の日、忘れられない二年前の事件が甦る。

青春友情謎解き学校記憶
柳川一 受賞

若き日の江戸川乱歩を主人公に、古書店《三人書房》をめぐる謎を描く連作集

乱歩の若き日と古書店の謎が、ひとつながりの物語になる

240ページ
ミステリ連作短編集江戸川乱歩古書東京創元社
村嶋祝人 優秀賞
百円玉

団地の一室での清掃作業が、昔の記憶を呼び起こす短編

団地の部屋での作業が、過去の記憶をそっと開いていく

ミステリ短編団地東京創元社
大島清昭 おおしま きよあき 受賞
影踏亭の怪談

怪談作家の姉と弟の調査を軸に、怪異と密室殺人が交差する短編

怪談の取材先で起きた密室殺人が、もうひとつの謎を呼び込む

32ページ
ミステリ怪談電子書籍東京創元社
大和浩則 受賞
噛む老人

認知症の老人が人を噛んだ理由をたどる、静かな悪意の短編

もの言えぬ老人の一噛みが、事件の輪郭を変えていく

26ページ
ミステリ短編電子書籍東京創元社
床品美帆 受賞
二万人の目撃者

二万人の視聴者という証言を手がかりに、アリバイの謎へ迫る短編

二万人の目撃者が、ひとつのアリバイを支えている

30ページ
ミステリ短編電子書籍東京創元社
齊藤飛鳥 さいとう あすか 受賞
屍実盛

『平家物語』の実盛伝説を下敷きにした、歴史ミステリの短編

五つの屍の中から、ひとりの武将の遺体を探し出す

33ページ
ミステリ歴史ミステリ電子書籍東京創元社
丹野一郎 たんの いちろう 優秀賞
未知との遭遇

2017年の優秀賞として選ばれた、軽妙さのある短編

未知の存在との遭遇が、思わぬ方向へ転がっていく

20ページ
ミステリ短編電子書籍東京創元社
該当なし
伊吹亜門 いぶき あもん 受賞
監獄舎の殺人

明治初年の監獄舎を舞台に、死刑囚の死の謎を追う時代ミステリ

斬首直前に殺された囚人の死に、もう一段深い理由がある

24ページ
ミステリ時代ミステリ電子書籍東京創元社
榊林銘 さかきばやし めい 佳作

十五秒という極限の時間の中で、死と反撃の駆け引きを描く短編

死神から与えられた十五秒が、反撃の時間に変わる

304ページ
ミステリ短編連作短編集東京創元社
浅ノ宮遼 あさのみや りょう 受賞

医療現場の謎を題材にした、臨床医の視点が生きる医療ミステリ

脳病変が消えた理由をめぐって、学生たちと講師の勝負が始まる

432ページ
ミステリ医療連作短編集東京創元社
櫻田智也 さくらだ ともや 受賞

昆虫好きの青年・魞沢泉が、街角で起きる不可思議な事件を解き明かす連作短編集

昆虫を追う目が、いつのまにか事件の真相にも届いている

223ページ
ミステリ連作短編集日常の謎昆虫東京創元社
近田鳶迩 受賞
かんがえるひとになりかけ

殺されたあと胎児に憑依した男の、奇妙な時間を描く短編

殺されたはずの男が、胎児として目覚める

30ページ
ミステリ短編電子書籍東京創元社

一冊の誌面に収録された、2012年受賞者の佳作短編

誌面のなかで、まるい記号の意味が少しずつほどける

335ページ
ミステリ短編新人賞東京創元社
天野暁月 佳作

仏教をめぐる知的なやりとりが印象に残る佳作短編

誌面に、和尚の言葉と謎の輪郭が静かに立ち上がる

335ページ
ミステリ短編宗教東京創元社
該当なし

美しい姉妹と語り手の歪んだ関係を描く、陰影の濃い連作短編集

姉妹のあいだで膨らむ悪意が、じわじわと輪郭を持つ

246ページ
ミステリ連作短編集イヤミス東京創元社
商人の空誓文

2012年の誌面に掲載された、短編として読ませる一編

誌面のなかで、商いと誓いのあいだのひずみが浮かび上がる

ミステリ短編東京創元社
深緑野分 佳作
オーブランの少女

2012年の誌面に掲載された、少女の存在感が印象的な短編

誌面に、少女の姿と物語の不穏さがくっきり残る

ミステリ短編東京創元社
該当なし
梓崎優 受賞

受賞作を含む、新鋭たちの出発点をまとめた受賞作品集

五人の新鋭の受賞作をひと巻にまとめた、出発点の一冊

304ページ
ミステリ受賞作集短編集東京創元社
市井豊 いちい ゆたか 佳作

大学の文芸サークルを舞台に、軽妙な会話と謎解きが弾むユーモア・ミステリ

芸術学部祭の熱気のなかで、奇妙な事件が次々とほどけていく

231ページ
ミステリ連作短編集ユーモア大学東京創元社
沢村浩輔 受賞

山道の無人駅から始まる、不思議でチャーミングな連作短編集

夜の床屋に灯る明かりが、思いがけない謎へ誘う

309ページ
ミステリ連作短編集日常の謎東京創元社
秋梨惟喬 受賞

水滸伝の時代を思わせる世界で、弱者を救う知恵と機転が光る中華ミステリ

中華世界の片隅で、少女と老侠客の推理が始まる

285ページ
ミステリ中華ミステリ連作短編集東京創元社
滝田務雄 候補

田舎町の刑事・黒川鈴木を主人公に、肩の力が抜けたユーモアと謎解きを両立させた連作短編集

のどかな田舎に、どうしようもなくややこしい事件が起きる

236ページ
ミステリ連作短編集ユーモア警察東京創元社
高井忍 たかい しのぶ 受賞

歴史の定説をずらしながら、巌流島や池田屋事件の真相を組み替える歴史ミステリ

よく知られた歴史の裏に、もうひとつの真相が立ち上がる

315ページ
ミステリ歴史ミステリ連作短編集東京創元社
該当なし
加藤実秋 かとう みあき 受賞

バーを舞台にした連作短編集として広がった、加藤実秋のデビュー作

夜のバーに集う人々の輪の中で、謎が少しずつほどけていく

275ページ
ミステリ連作短編集バーデビュー作東京創元社
獅子宮敏彦 ししみや としひこ 受賞

架空王朝を舞台に、不可思議な出来事と禁書の謎を結びつける連作ミステリ

王朝の宮廷に潜む禁書の謎が、壮大な連作へつながる

349ページ
ミステリ架空王朝連作東京創元社
山岡都 やまおか みやこ 受賞

『創元推理21〈2002年秋号〉』に掲載された、日常の違和感を細やかに掬う短編

秋号の誌面で、身近な風景が少しだけ不穏にずれる

383ページ
ミステリ短編日常の謎東京創元社
氷上恭子 ひょうがみ きょうこ 受賞
とりのなきうた

『創元推理21〈2001年冬号〉』に掲載された、幻想性の強い短編

冬号の誌面に、幻想的で残酷な余韻が残る

ミステリ短編幻想東京創元社
伊神貴世 いがみ きよ 佳作

『創元推理20 人形の夢』に収録された、怪談めいた雰囲気をもつ短編

人形の夢をめぐる誌面に、怪異の気配がそっと混じる

255ページ
ミステリ短編怪異東京創元社
奥宮和典 おくみや かずのり 佳作

古典的な探偵小説の空気を受け継いだ、静かな余韻のある短編

古い本格ミステリの香りを残す、静かな謎の一編

407ページ
ミステリ短編探偵小説東京創元社
該当なし
大倉崇裕 おおくら たかひろ 佳作
三人目の幽霊
緑川宝 みどりかわ たから 佳作
喪のしごと
伊井圭 いい けい 受賞

明治42年の東京を舞台に、石川啄木と金田一京助が浅草十二階の幽霊騒動に挑む連作本格ミステリです。第3回創元推理短編賞受賞作を含み、時代の空気と謎解きの楽しさを両立させています。

浅草十二階の幽霊騒動が、啄木と京助の探偵譚を動かし始める。

249ページ
明治時代東京石川啄木金田一京助本格ミステリ
該当なし
剣持鷹士 けんもち たかし 受賞

若き弁護士が持ち込まれる事件を親友とともにほどいていく、論理の切れ味が光るリーガル・ミステリ短編集。

あきらめのいい依頼人ほど、話はややこしい。

283ページ
法廷証言推理