創元ミステリ短編賞 そうげんみすてりたんぺんしょう
第32回(2025年)
推理小説短編小説
受賞者
2名
中年交差点ゲーム
妻子とともに暮らす中年サラリーマンの俺は、飲み会の翌朝、京都市内の交差点で目覚めた。そこまで飲んだ記憶はないのに、と訝りながら帰宅したところ、娘から意外すぎる一言を掛けられて――昨晩、俺の身に何が起きたんだ? 第3回創元ミステリ短編賞受賞作。
飲み会の翌朝、俺は京都の交差点で目覚めた。これは途方もない事態の始まりに過ぎなかった
日常の謎記憶喪失中年サラリーマン京都家族
幽霊写真
七回忌をきっかけに見つかった、亡くなった父を写したフィルム。しかし写真に印字された撮影日は、父が亡くなった翌日の日付だった。存在するはずのない写真に困惑した娘・あんりは、写真店の若き店主に相談を持ちかける。写真という記録媒体の本質に迫る、精緻なロジックで組み上げられた本格ミステリ短編。
「写真は、痕跡なんです。そのひとが、かつてそこにいたことを、証している」
69ページ
写真記憶家族幽霊謎解き痕跡