日本の文学賞

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東京中野文学賞 とうきょうなかのぶんがくしょう

第1回(2022年)

小説

受賞者

5名
原浩一郎 はら こういちろう 大賞
悔いの華

東京中野文学賞大賞受賞作。悔いと花のイメージを軸に、人の記憶や関係の残り香をたどる小説。

悔いは華のように、あとから静かにひらく。

小説記憶悔い中野関係
菊一馬絽 きくいち まろ 佳作
鬼祓い桃園神社

神社と祓いのイメージを用いながら、人の恐れや救いのありかを探る佳作。幻想的な舞台の中で、消えないものに触れようとする。

祓いの名を借りて、消えないものに触れる。

小説神社祓い民俗幻想
大塚雅美 おおつか まさみ 佳作
にゅうらいふ

新しい暮らしへ踏み出す気配を、関係の温度や身体の手触りとともに描く佳作。

新しい生活は、少しずつ身体に触れてくる。

小説生活身体若者再出発
北森春土 きたもり はると 中野区賞
始発電車は午前五時

始発を待つ朝の時間を通して、ひとりの視点が少しずつ解けていく小説。駅へ向かう静かな時間が物語の入口になる。

午前五時、まだ誰もいない駅に物語が始まる。

小説時間通学
高城つかさ たかぎ つかさ 監督特別賞
ささやかな音を聴く

日常の小さな音に耳を澄ませながら、人の気配や季節の移ろいを描く小説。静かな聴取が物語を前に進める。

耳を澄ますほどに、世界はかすかに震える。

小説日常感覚季節