横溝正史ミステリ&ホラー大賞
よこみぞせいしみすてりあんどほらーたいしょう
KADOKAWA主催の公募新人文学賞。ミステリとホラーを対象とし、横溝正史にちなんで設立された。
- 創設年
- 1981
- 主催
- KADOKAWA
- カテゴリー
- ジャンル小説
- 選考方式
- 公募
- 受賞対象
- 新人
- 開催頻度
- 年1回
- 締切時期
- 9月頃
- 発表時期
- 4月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
横溝正史ミステリ&ホラー大賞は、KADOKAWAが主催する公募新人文学賞。1981年創設の横溝正史ミステリ大賞と日本ホラー小説大賞を統合し、広義のミステリ小説または広義のホラー小説を対象とする。第47回の大賞は正賞の金田一耕助像と副賞300万円、優秀賞は30万円、読者賞は賞金なし。郵送・Web応募の締切は2026年9月30日で、2027年4月頃に結果発表予定。
賞品
- 主賞品
- 金田一耕助像と賞金500万円
- 賞金
- 5,000,000円
- 優秀賞30万円
- 奨励賞20万円
- テレビ東京賞100万円(第22回-第30回)
- カクヨム賞:iPad Pro 12.9 inch Wi-Fi 256GB + Apple Magic Keyboard
関連の賞
- 日本ホラー小説大賞
- 小説 野性時代 新人賞
公式情報
https://kadobun.jp/awards/yokomizo/過去の受賞者
漆掻きのアルバイトに応募した美大生・洞口航は、面接担当の住民・淑恵に見込まれてとある集落へ赴く。しかし到着すると淑恵は既に他界しており、区長から「初髪下ろし」なる奇妙な儀式の執行役を頼まれる。この集落では、女性が死ぬと古来の成人儀式になぞらえた「髪下ろし」を行って成仏を促すという。儀式までの数日間、村と淑恵をめぐる秘密が次第に明かされ、あの世へ誘う死霊の罠が迫る中、航は生き延びる方法を探る。
女が死ぬと、古来の「髪上げ」ならぬ「髪下ろし」をして成仏を促す――奇妙な儀式に巻き込まれた美大生の恐怖と生存の物語。
若狭の港町に伝わる人魚伝説を舞台に、「圧倒的な美しさ」をめぐる怪異と人間の業を描く連作短編集。高校時代に「私、人魚かもしれん」と秘密を打ち明けた同級生・水嶋の記憶とともに、人魚の血がもたらす美貌と呪いの連鎖が四つの物語で紡がれる。ミステリとホラー両面を備えた著者・綿原芹のデビュー作。
「目の前にいるのは本物の魔だ。恐ろしいのは、そう思っているのに抗いがたい魅力を感じていることだ」
精神科医の紙森千里は、「死に至る夢」を見たと訴える患者の相次ぐ不審死に直面する。悪夢は彼女自身にも「感染」し、謎の儀式に参列する夢を見始める。一方、都市伝説〈呪夢〉を追うオカルトライターの伊東壮太は、死亡した同業者のメモ「鍵は夢詣」からある孤島の奇妙な祭祀の存在を知る。二つの調査線が孤島の忌まわしい因習に交差するとき、「死の順番」が迫ってくる。第45回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈読者賞〉受賞作。受賞時タイトル「夢に棲みつくもの」を改題・改稿して刊行。
その悪夢、見れば、死ぬ――順番が来るまでに、解呪の鍵を探し出せ。
若狭の港町に伝わる人魚伝説を背景に、「圧倒的な美しさ」をめぐる人魚と人間の怪異を描いた連作短編集。人魚の血を飲んだことで美貌を手に入れた少女と、その存在に翻弄される人間たちの悲劇を、ルッキズムや美への執着というテーマとともに幻想的かつ恐ろしく描く。選考委員の綾辻行人氏は「ミステリ的なセンスのよさも感じる。そして、怖い」と評し、米澤穂信氏は「この小説には深みと悲哀がある」と賞賛した。
「目の前にいるのは本物の魔だ。恐ろしいのは、そう思っているのに抗いがたい魅力を感じていることだ」
因習に囚われた一族の屋敷で、髪と死をめぐる怪奇探偵小説が展開する。
髪を口に詰める因習が怪事件へつながる。
第44回横溝正史ミステリ&ホラー大賞のカクヨム賞受賞作。公開情報では小説投稿サイト掲載が中心で、単独書籍化は未確認。
雷と因習をめぐる物語として選考に残った。
正体不明の灰色の雲に覆われた町で、葵と紫子の友情と、学校や町を揺るがす不穏な事件が絡み合うスクールホラー。
大嫌い、大好き。だからお願い、地獄に落ちて。
漫画家志望の少年・秋人が怪異に襲われ、失踪した兄の行方を追うなかで、探偵メイとリズが異形の影を追うホラー・ミステリー。
異形と兄の失踪が結びつくとき、驚愕の展開が待つ。
生活保護の現場で働くケースワーカーが、同僚の不正と貧困の連鎖に巻き込まれ、普通の生活から転げ落ちていく。社会の底を描くノワール。
夏の終わり、善意も正しさも簡単に崩れていく。
架空のキャラクターだった少女レオナが「殺された」ことから、ひとりの少年の喪失と執着があぶり出される。現実と虚構の境界が揺れる青春ミステリ。
キャラクターは、なぜ殺されたのか。
SMバーで働く女性が、殺害の代償として報酬が与えられるという裏サイトに巻き込まれ、欲望と暴力が連鎖する。過激な題材を真正面から押し切るノワール長編。
地獄へ堕ちるか、欲望に呑まれるか。
元刑事の尾木と三人の居候、そして家出少女の同居生活が、事件と再生へとつながっていく人情ミステリ。
居候たちの静かな日常に、ひとりの家出少女が波紋を広げる。
Vietnam難民船から救出された妊婦の双子を軸に、遺伝子と宿命をめぐる謀略が展開するヒューマン・ミステリ。
異常なまでに発展した文明の先で、人類の宿命が動き出す。
社会にもてあそばれた三人の女と一人の男が、逆転不能の状況で起死回生の作戦に乗り出すクライム・アクション。
負け犬たちが、果てしない欲望だけを頼りに戦う。
夏休みに学園で起きた死体事件を、難解な仮説を立てる高校生たちが追う青春ミステリ。
事件よりも、仮説を組み立てる高校生たちの熱量が際立つ。
1905年の上海を舞台に、日本人詐欺師・伊沢修が革命家たちの依頼に巻き込まれていく歴史サスペンス。騙し合いの連鎖の中で、革命のための武器調達という危険な取引が動き出す。
革命のための武器を、騙して奪い取る。
谷川トンネル内で核燃料輸送車列が正体不明のテロ集団に占拠される。機動隊、自衛隊、報道陣が現場に集結する中、緊迫した籠城・交渉劇が展開するサスペンス小説。第19回横溝正史ミステリ大賞佳作受賞作を改稿した長編。
第19回横溝正史ミステリ大賞(1999年)奨励賞受賞作。著者は「小笠原あむ」名義で応募し、のちに「小笠原慧」として第20回同賞の大賞を「DZ」で受賞した精神科医・岡田尊司。受賞後、単行本としての刊行は確認されていない未刊作品。
第19回横溝正史ミステリ大賞の候補作。著者が「曖原睦稀」名義で応募したミステリ作品。候補止まりで受賞には至らず、単行本として出版された記録は確認できない。著者の小川勝己は翌第20回で「葬列」により大賞を受賞しデビューした。
フィットネスクラブを舞台に、健康産業の裏側で進む利権争いと事件の謎を描いた長編ミステリです。第16回横溝正史賞優秀作らしく、派手な着想とトリックの切れ味が前面に出ています。
健康産業の裏で、利権と謎が静かにせめぎ合う。
高校ゴルフ界を舞台に、死んだ友人の真相を追うミステリー。第16回横溝正史ミステリ大賞の佳作として発表された。
友人の死の真相を、ゴルフ場を背景にたどっていく。
横溝正史ミステリ大賞の佳作として確認できるが、書籍化は確認できなかった。
Amazon JP、NDL OPAC、出版社公式で書籍化は確認できなかった。
女性刑事RIKOを主人公とするシリーズの第1作。刑事視点のハードボイルド的要素とサスペンスを併せ持つ作品。
RIKOが、事件の底にある闇へ切り込む。
閉ざされた屋敷と再現された現場を舞台に、見えない冷血鬼へと迫る本格推理。人物の思惑が重なり、事件の輪郭が変わっていく。
屋敷に再現された現場から、次の惨劇が始まる。
第14回横溝正史賞の候補作として記録された作品。単独書籍化は確認できず、発表誌掲載作として残っている。
候補作として残る、都市の陰影を描く一編。
鏡の国を思わせる設定でスパイ要素を含む、謀略とアイデンティティをめぐる長編ミステリ。
謎の人物「灰姫」をめぐって、謀略が幾重にも重なっていく。
19世紀末のロンドンへ飛び込んだ女子大生が、ホームズたちと難事件に挑む。タイムスリップとパスティーシュの楽しさが重なる受賞作。
時空を越えたロンドンで、瑞希は名探偵たちと事件に向き合う。
一本のビデオテープを見た若者たちが、同日同時刻に死ぬ。呪いの伝播と真相の追跡を軸にした、日本ホラーの流れを変えた作品。
見てはいけない映像は、すでに見られてしまった。
海上保安庁の巡視船で船長が殺され、海に閉ざされた密室のなかで容疑者が乗組員に絞られていく海洋ミステリー。
海の上の密室が、静かに悲劇を深めていく。
大阪で起きた強盗殺人事件をめぐり、弁護士・朝日岳之助が冤罪に挑む法廷ミステリー。
強盗殺人事件の自白に、弁護士が冤罪の可能性を見いだす。
横溝正史ミステリ大賞の候補作として記録されているが、書籍化は確認できなかった。
Amazon JP、NDL OPAC、出版社公式で書籍化は確認できなかった。
東京の出版記念会から惨劇が始まり、ロンドン、ブリュージュ、パリへと舞台を広げながら事件が連鎖していく本格ミステリー。第7回横溝正史賞受賞作として発表された服部まゆみのデビュー作。
深紅の薔薇が届いた瞬間から、物語はヨーロッパと東京をまたぐ迷宮へ変わる。
戦後40年を経て、遺産を残して死んだポーランド系ユダヤ人女性の素性と真相を、国際記者が追いかけるミステリー。第7回横溝正史賞の佳作として刊行された。
遺産の背後にある来歴をたどるほど、人物の輪郭は深い謎を帯びていく。
横溝正史ミステリ&ホラー大賞の候補作として記録されているが、Amazon JP、NDL、出版社公式のいずれでも単行本化は確認できなかった。
書籍版は確認できない。
第7回横溝正史賞の候補作として記録されているが、Amazon JP、NDL、出版社公式の順で確認しても単行本化は見つからなかった。
書籍版は確認できない。
南カリフォルニアで暮らす女性が、13年ぶりのニューヨーク滞在を通して夫の家族との距離や、血族の儀式が生む息苦しさに向き合う芥川賞受賞作。異文化のあいだで揺れる生活感と、家族の緊張が静かに積み重なる。
血族の儀式に向き合うことで、主人公の居場所が少しずつ揺らいでいく。
切手の図柄に隠された暗号をめぐる、石井竜生・井原まなみの合作ミステリー。
図柄の暗号を解きながら、事件の輪郭が見えていく。
横溝正史ミステリ大賞の佳作として確認できるが、書籍化は確認できなかった。
Amazon JP、NDL OPAC、出版社公式で書籍化は確認できなかった。
横溝正史ミステリ大賞の候補作として確認できるが、書籍化は確認できなかった。
Amazon JP、NDL OPAC、出版社公式で書籍化は確認できなかった。
戦時下の犯罪と逃亡を軸に、激情に突き動かされる人物の脱獄劇を描く横溝正史ミステリ大賞受賞作。
戦時下の犯罪と逃亡を軸に、激情の脱獄劇を描く。
"篝り火の蔭に……" は 横溝正史ミステリ大賞 の発表作として確認できる初期作品。単独の書籍化や ISBN は確認できなかった。
横溝正史ミステリ大賞 の発表作として確認できる初期作品。
"宙の狂詩曲" は 横溝正史ミステリ大賞 の発表作として確認できる初期作品。単独の書籍化や ISBN は確認できなかった。
横溝正史ミステリ大賞 の発表作として確認できる初期作品。
"泥の翼" は 横溝正史ミステリ大賞 の発表作として確認できる初期作品。単独の書籍化や ISBN は確認できなかった。
横溝正史ミステリ大賞 の発表作として確認できる初期作品。
"フェミニスト殺人事件" は 横溝正史ミステリ大賞 の発表作として確認できる初期作品。単独の書籍化や ISBN は確認できなかった。
横溝正史ミステリ大賞 の発表作として確認できる初期作品。
時代の暗い情動を映す傑作長編。横溝正史賞受賞作 (提供元: 出版情報登録センター(JPRO))
時代の暗い情動を映す傑作長編。横溝正史賞受賞作 (提供元: 出版情報登録センター(JPRO))
芳岡道太の初期作として発表された作品で、書籍化は確認できなかった。
芳岡道太の初期作として発表された作品で、書籍化は確認できなかった。
速水拓三の初期作として発表された作品で、書籍化は確認できなかった。
速水拓三の初期作として発表された作品で、書籍化は確認できなかった。
政界を影で動かすと噂される女占い師と、事件の背後を追うルポライターたちを軸に、歌に結びついた不穏な謎が広がっていく。妖しさと社会性が重なる、横溝正史賞らしいミステリー。
七つのお祝いに結びついた謎が、事件の闇を深くする。
横溝正史賞の候補作として発表された短編で、葡萄屋敷という題が呼び込む閉ざされた空気や、過去の匂いを静かにたどる。家の記憶と人の関係が、ゆっくりと陰影を帯びる作品。
葡萄屋敷の記憶に、静かな別れを告げる。
横溝正史賞の候補作として発表された短編で、念の系譜という題が示すように、思い込みや記憶の連なりが人の行動を縛る感覚をたどる。静かな圧迫感が残る作品。
念が連なるたび、過去の影が濃くなる。
横溝正史賞の候補作として発表された短編で、夕映えに赤く燃えるという題名に重なる、終わり際の熱や高まりを静かに描く。日が沈む前の濃い色合いが、余韻として残る作品。
夕映えの赤が、終わりの熱をそのまま映す。