吉川英治文学賞
よしかわえいじぶんがくしょう
公益財団法人吉川英治国民文化振興会が主催し、講談社が後援する大衆小説を対象とした文学賞。
- 創設年
- 1967
- 主催
- 公益財団法人吉川英治国民文化振興会
- カテゴリー
- 一般文芸・大衆小説
- 選考方式
- 公募
- 受賞対象
- プロ
- 開催頻度
- 年1回
- 発表時期
- 3月頃
- 賞のステータス
- 活動中
説明
吉川英治文学賞は、1967年に公益財団法人吉川英治国民文化振興会が設立・主催し、講談社が後援する文学賞である。大衆小説を対象とし、当初は功労賞的側面が強かったが、近年は具体的な作品が評価対象となっている。受賞者には正賞として賞牌、副賞として300万円が授与される。
賞品
- 主賞品
- 正賞として賞牌、副賞として300万円
- 賞金
- 3,000,000円
選考情報
選考プロセス
| 段階 | 審査員 | 通過率 | 発表 |
|---|---|---|---|
| 最終選考 | 選考委員の合議 | — | — |
関連の賞
- 吉川英治賞
- 吉川英治文学新人賞
- 吉川英治文庫賞
- 吉川英治文化賞
公式情報
https://www.kodansha.co.jp/awards/yoshikawaeiji-cf過去の受賞者
『大雪物語』は、藤田宜永による受賞作。人物の選択、時代や場所の空気、語りの余韻を通じて、読後に残る問いを描く作品として整理した。
『大雪物語』は、受賞歴と書誌情報をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。
『東京零年』は、赤川次郎による受賞作。人物の選択、時代や場所の空気、語りの余韻を通じて、読後に残る問いを描く作品として整理した。
『東京零年』は、受賞歴と書誌情報をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。
「平蔵狩り」は、逢坂剛による吉川英治文学賞の対象作品である。受賞・候補記録から確認できる中心作品として、人物、時代、社会、記憶の交差を読ませる作品として整理した。
逢坂剛の「平蔵狩り」は、受賞歴と書誌確認の経路をあわせて読むことで輪郭が見えてくる作品である。
『海と月の迷路』は、大沢在昌による小説の受賞作である。受賞記録と公開書誌をもとに、人物の選択、記憶、時代や社会との関係を描く作品として整理できる。
『海と月の迷路』は、受賞作としての輪郭を通じて、人と時代の関係を見つめる作品である。
『オリンピックの身代金』は、東京オリンピックを目前にした高度成長期の東京を舞台に、爆破計画と捜査を描く奥田英朗の長編サスペンス。
祝祭へ向かう都市の明るさの下で、貧しさと怒りが火を噴く。
『火怨』は、2000年の受賞対象となった文学作品です。題名が示すイメージを軸に、作者の関心や同時代の表現感覚がうかがえる作品として位置づけられます。
『火怨』は、題名の余韻から作品世界へ読者を引き込む文学作品です。
『怒濤のごとく』は、吉川英治文学賞の受賞作で、歴史や社会の大きな流れの中で人物を描く長編小説です。
『怒濤のごとく』は、受賞対象となった作品の主題と語り口が端的に表れた一作です。
『星の衣』は、高橋治による文学作品です。受賞対象として扱われた作品で、題名が示す世界を軸に、人物の心の動きや時代の気配を描きます。
『星の衣』は、高橋治の作風と受賞年の文学的関心を伝える作品です。
『夢のまた夢』は津本陽による作品です。津本, 陽, 1929-2018から1999.6に刊行が確認できる一冊で、受賞対象となった時期の作者の関心と語り口を伝えます。
『夢のまた夢』は、津本陽の受賞対象となった作品です。
『花影の花 大石内蔵助の妻』は、忠臣蔵の中心人物として語られがちな大石内蔵助ではなく、その妻りくの生涯に光を当てる平岩弓枝の歴史長編である。討ち入り後を生きる妻と遺児の時間を通して、忠義の物語の陰にある女性の人生を描く。
忠臣蔵の陰にいた大石りくの生涯を、哀切に描く歴史長編。
『會津士魂』は、早乙女貢による文学作品。受賞時の評価対象となった作品で、題名が示す情景や関係性を軸に、人物の記憶、土地、時代の空気を読ませる。
受賞作として読まれてきた『會津士魂』は、静かな題名の奥に人間と時代の手触りを残す。
『腹鼓記』は狸や狐、人間が入り乱れる奇想天外な長篇で、『不忠臣蔵』は忠義の物語を反転させる連作的な時代小説です。井上ひさしらしい笑いと批評精神で、歴史や伝説の型を組み替えます。
笑いと奇想によって、忠義や伝説の物語が別の角度から立ち上がります。
終着駅という場所に人生の帰結や偶然の出会いを重ねた小説。犯罪小説の緊張と人間ドラマをあわせ持ち、到着点に立つ人々の過去を浮かび上がらせる。
『終着駅』は、結城昌治の受賞作として、題名に込められた象徴から人間の記憶や感情を照らし出す。
『静かなノモンハン』は、受賞時に評価された題材と作者の視点が結びついた作品である。題名が示す人物、土地、出来事、記憶を手がかりに、時代の空気や人間関係の揺れを読者に伝える。
『静かなノモンハン』は、題名に込められた含みから人間と時代の姿を浮かび上がらせる。
『天の川の太陽』は、壬申の乱を題材にした黒岩重吾の歴史長編。大化の改新後、天智天皇のもとで立場を狭められていく大海人皇子を中心に、額田王との関係、朝廷内の権力争い、東アジア情勢までを重ね、古代日本が揺れ動く時代を大きなスケールで描く。
兄の政権に追い詰められた大海人皇子が、やがて古代日本を震わせる大乱へ踏み出していく。
渡辺淳一が吉川英治文学賞を受賞した二つの歴史小説。『遠き落日』は野口英世の生涯を、会津の貧しい少年時代から渡米後の研究生活まで、医学の栄光と人間的な弱さを合わせて描く。『長崎ロシア遊女館』は幕末から明治へ移る長崎を舞台に、医学、異国との接触、遊女たちの哀歓を短編連作的に描く。
医学への情熱と時代の夜明けを、人間の弱さや欲望まで含めて描く歴史小説群。
『ふぉん・しいほるとの娘』は、吉村昭による文学作品で、1979年前後の受賞作として記録されている。人物や社会の輪郭を追いながら、時代の空気や価値観の揺れを読者に伝える作品である。
吉村昭の視点から、時代と人間の姿を静かに照らし出す受賞作。
江戸の町を舞台に、捕物、剣客の市井生活、闇の仕事人の世界を描いた池波正太郎の代表的シリーズ群。人情、食、剣、裏社会の掟が緊密に結びつき、時代小説の楽しさを広げた。
江戸の明暗を、剣と人情と食の匂いで描き分けるシリーズ群。
『青春の門』筑豊篇は、炭鉱地帯に生まれた伊吹信介の成長を描く大河小説の出発点である。個人の青春を、戦後社会、労働、家族、故郷の記憶と結びつけて描く。
筑豊の炭鉱地帯を背景に、若者の成長と戦後日本の息遣いを描く大河小説。
若者の群像を描く長編小説『青春の門』で知られる
『武田信玄』は、新田次郎による文学作品。吉川英治文学賞の受賞作として、作者の主題意識と文体の特徴を示す一作です。
武田信玄は、吉川英治文学賞で評価された新田次郎の作品です。
山岳小説を得意とした作家
『兵卒の鬣』は、水上勉による文学作品。吉川英治文学賞の受賞作として、作者の主題意識と文体の特徴を示す一作です。
兵卒の鬣は、吉川英治文学賞で評価された水上勉の作品です。
社会派の小説を執筆する作家
『世に棲む日日』は、司馬遼太郎による作品。受賞時期の文学・出版状況を映し、題名が示す人物、場所、事件を軸にした表現が作品の核になっている。
『世に棲む日日』は、受賞作として残る題材の強さと作者の視点を伝える作品である。
日本を代表する歴史小説家の一人
『口紅と鏡、幽霊になった男』は源氏鶏太による小説。都会的な会話と人情味を通じて、男女関係や日常の可笑しみを描く。
口紅と鏡、幽霊になった男は、時代の陰影の中で人が抱える痛みと意志を見つめる作品。
大衆文学の新境地を開拓した作家
『三国志 英雄ここにあり』は柴田錬三郎による歴史小説。三国志の英雄たちを活写し、乱世における野心と人間味を描く。
三国志 英雄ここにありは、時代の陰影の中で人が抱える痛みと意志を見つめる作品。
歴史時代小説を得意とした作家
『しぐれ茶屋おりく』は川口松太郎による時代小説。茶屋を舞台に、芸と情、江戸情緒の中で生きる女性の姿を描く。
しぐれ茶屋おりくは、時代の陰影の中で人が抱える痛みと意志を見つめる作品。
日本の大衆文学作家として知られる
徳川家康の生涯を大河的な構成で描く歴史小説。戦国から江戸へ向かう時代の転換を、政治、戦、忍耐の物語として広く読ませる。
徳川家康は、歴史小説を軸に山岡荘八の視線が凝縮された受賞作である。
日本の歴史小説家、『徳川家康』などの作品で知られる
昭和史の闇を掘り起こすノンフィクション的仕事と、犯罪・逃亡をめぐる小説群があわせて評価された受賞対象。社会の裏面を追う視線が清張文学の射程を示す。
昭和史発掘、花氷、逃亡は、昭和史を軸に松本清張の視線が凝縮された受賞作である。
日本の推理小説作家、社会派ミステリーの先駆者として知られる