日本の文学賞

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7030 件の新刊

線量計と奥の細道
幻戯書房

線量計と奥の細道

ドリアン助川

東日本大震災後、著者が線量計を携えて『奥の細道』の行程をたどった旅の記録。古典の道筋と現代の放射能汚染が重なり、土地の声を聞くエッセイになっている。

星夜航行 上巻
新潮社

星夜航行 上巻

飯嶋 和一

『星夜航行』は、飯嶋和一が九年を費やして完成させた歴史小説で、第12回舟橋聖一文学賞を受賞しました。三河の馬飼いから徳川家に取り立てられた沢瀬甚五郎が、信康事件、堺・薩摩・博多・呂宋への流転、そして秀吉の朝鮮出兵に巻き込まれていく姿を通じて、権力に翻弄されても屈しない人間の良心を描きます。

火のないところに煙は
新潮社

火のないところに煙は

芦沢 央

怪談執筆の依頼を受けた作家が、かつて体験した凄惨な記憶と向き合い、神楽坂を舞台にした不可解な事件を小説として追う連作ミステリ。実話めいた語り口で怪異と犯罪の境界を曖昧にしながら、最後にひとつの恐ろしい真相へ読者を導く。

わたしと いろんなねこ
あかね書房

わたしと いろんなねこ

おくはらゆめ

小学三年生のあやが、けんかやすれ違いで心細さを抱えるなか、家に現れる大きなねこや小さなねこと出会う童話。日常とふしぎのあわいを行き来しながら、思い出や決心が少しずつ形になっていく。

勇者保険のご加入はブレイヴカンパニーへ! (GA文庫)
SBクリエイティブ

勇者保険のご加入はブレイヴカンパニーへ! (GA文庫)

冬空 こうじ, 白蘇 ふぁみ

冒険者向け保険を扱う小さな会社を舞台に、契約者の安否確認や遺品回収に向かう調査員ヒカゲと、修行として送り込まれた世間知らずの姫が騒動を起こす異世界ファンタジー。勇者の冒険を保険業務の側から描く発想が特徴。

神様の住所
朝日出版社

神様の住所

九螺ささら

九螺ささらの初著書である『神様の住所』は、短歌と自己解説を組み合わせ、日常の感覚、夢、宇宙、身体、言葉遊びを往復する作品集である。短い歌を手がかりに、作者自身の発想の回路を開いて見せるような構成で、短歌を読む楽しさを散文のリズムでも伝えている。

帰れぬ人びと (講談社文芸文庫 さS 1)
講談社

帰れぬ人びと (講談社文芸文庫 さS 1)

鷺沢 萠

父が女性と暮らす家へ続く川べりの道を、ひとり歩く少年を描いた最初期作品集の表題作。大人になる直前の老成や、帰るべき場所を持たない喪失感が、静かな筆致のなかで立ち上がる。