わたしの赤ちゃん: あなたは、桜の樹の下に眠っているの…
鈴木 政子
敗戦直後の旧満州を舞台に、暴力によって妊娠した千代が帰国後の選択と、その後も消えない記憶を抱えて生きる姿を描く。引き揚げの経験を伝える聞き書きをもとにした、第18回北九州市自分史文学賞大賞受賞作。
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鈴木 政子
敗戦直後の旧満州を舞台に、暴力によって妊娠した千代が帰国後の選択と、その後も消えない記憶を抱えて生きる姿を描く。引き揚げの経験を伝える聞き書きをもとにした、第18回北九州市自分史文学賞大賞受賞作。
George Pelecanos
一九七〇年代のワシントン近郊で起きた人種暴力の記憶が、年月を経て再び当事者たちを呼び戻す犯罪小説。罪、償い、友情の変化を、街の歴史と音楽の感触をまとわせて描く。
長田 弘
古今東西の書物をモチーフにした長田弘の詩集。二十五冊の本をめぐる二十五篇を通じて、読書が人の記憶、世界へのまなざし、ことばの手触りをどう変えるかを描く。
吉岡 暁
三昧聖の伝承を思わせる題名を持つホラー小説。死者、埋葬、土地の記憶をめぐる不穏な空気を、怪談的な手触りで描く作品です。
細川 周平
日系ブラジル人の思い、ことば、芸能をたどり、移民の経験から文化が作られる過程を描く評論。遠く離れた土地で受け継がれる記憶と表現を丁寧に掘り起こす。
田中 ロミオ, mebae
『AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜』は田中ロミオの青春小説。受賞対象となった作品として、作者の関心が凝縮され、時代や生活の感覚をそれぞれの文体で掘り下げている。
南木 佳士
『草すべり、その他の短篇』は南木佳士による作品で、泉鏡花文学賞で受賞に選ばれた。文藝春秋から2008年に刊行された書籍で、受賞作としての位置づけと刊行形態の双方が確認できる。
荒山 徹 他
『媼繁昌記』は、藤本泉の初期受賞作で、のちの民俗的・土俗的な題材への関心をうかがわせる作品である。人間関係のもつれや土地の空気を背景に、共同体の内側にある因縁を読ませる。
ルイーズ ペニー, 長野 きよみ
ケベックの小村で起きた死をきっかけに、ガマシュ警部が住民たちの関係と隠された感情を解きほぐすミステリ。穏やかな村の表情と、人の心の暗がりが対照をなす。