日本の文学賞

受賞作品一覧

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クリア

16344 件の受賞作品

遊廓島心中譚

霜月流 しもつき りゅう
文学賞: 江戸川乱歩賞
カテゴリー
ジャンル小説
受賞対象
新人
選考方式
公募

幕末の横浜・港崎遊廓を舞台に、父の死の真相を追う町娘・伊佐の視点で事件と恋が交錯する本格ミステリです。遊女屋や攘夷派の陰謀、英国海軍将校メイソンとの関係が重なり、歴史劇としての厚みと謎解きの推進力を両立させています。

主題 幕末横浜遊廓家族の死の真相本格ミステリ
272ページ

桜越しに空を撮る

歳内沙都 さいない さと
カテゴリー
ジャンル小説
受賞対象
新人
選考方式
公募

中学校の卒業式の日、主人公の萌は、親友の美緒が不登校になってしまった二年前の事件を思い出す。卒業式という節目に甦る記憶と謎を鮮やかに描いた青春ミステリ短編。第2回創元ミステリ短編賞受賞作。選評は大倉崇裕・北村薫・辻堂ゆめによる。

主題 青春友情謎解き学校記憶
70ページ

妖精女王マブの洞窟

マブソン青眼 まぶそん せいがん
カテゴリー
俳句・俳諧
受賞対象
プロ
選考方式
選考

現代俳句協会賞の受賞作として、妖精マブという存在を手がかりに、アニミズムの感覚から現代を見つめ直す句集。異界の気配をまとった言葉と、日常の景色をずらして立ち上げる視点が印象的。

主題 現代俳句アニミズム妖精日常のずらし異界感
92ページ

万の枝

石田郷子 いしだ きょうこ
文学賞: 俳人協会賞
カテゴリー
俳句・俳諧
受賞対象
プロ
選考方式
公募

季節の移ろいと生活の細部を丹念にすくい、伸びやかな言葉で広がる句集。

主題 季節生活自然句集
202ページ

海山

谷口智行 たにぐち ともゆき
文学賞: 俳人協会賞
カテゴリー
俳句・俳諧
受賞対象
プロ
選考方式
公募

海と山の往還を軸に、自然の厚みと人の営みを静かに響かせる句集。

主題 海山自然句集
153ページ

澤

小澤實 おざわ みのる
文学賞: 蛇笏賞
カテゴリー
俳句・俳諧
受賞対象
プロ
選考方式
推薦

晩年の視線と静謐な観察を重ね、季語や風景の奥にひそむ感情を掬い上げる俳句集。簡潔で強い推進力をもつ。

主題 俳句自然晩年静謐
188ページ

夜景の奥

カテゴリー
俳句・俳諧
受賞対象
新人
選考方式
推薦

夜景の光と影に心の動きを重ね、都市と個人の距離感を見つめる句集。

主題 夜景都市句集余韻
172ページ

耳梨

カテゴリー
俳句・俳諧
受賞対象
新人
選考方式
推薦

古代の地名と土地の記憶を手がかりに、風土と身体感覚を響かせる第一句集。

主題 古代土地記憶句集
188ページ

玉響

正木ゆう子 まさき ゆうこ
文学賞: 詩歌文学館賞
カテゴリー
詩・現代詩
受賞対象
プロ
選考方式
選考

『玉響』は、正木ゆう子が『羽羽』以後7年間に作った約300句を収める第六句集。露を表す書名のもと、身体と心、食べ物や飲み物、山や海、喜びと悲しみを、季節の光と生の感覚に結び付けて詠む。

主題 露と光自然と生きもの季節の移ろい生と死日常
208ページ

ぢべたくちべた

松岡政則 まつおか まさのり
文学賞: 詩歌文学館賞
カテゴリー
詩・現代詩
受賞対象
プロ
選考方式
選考

松岡政則の詩集。異国の市場、食べもの、旅の風景、道ばたの祠などをめぐりながら、地べたに近い場所から人の暮らしと言葉の運動を見つめる。耳に残る口語と自在な表記で、身体感覚と社会へのまなざしを交差させる。

主題 旅異国身体言葉社会
104ページ

水平線

三井ゆき みつい ゆき
文学賞: 詩歌文学館賞
カテゴリー
詩・現代詩
受賞対象
プロ
選考方式
選考

石川県輪島市出身の歌人・三井ゆきが、金沢で暮らしながら、日本海の水平線や白山を仰ぐ日々を詠んだ第九歌集。平成から令和へ移る時間のなかで、故郷の能登と自然に向き合い、自身を解き放つ感覚を短歌に結晶させている。

主題 能登日本海白山自然との一体感故郷
248ページ

澤

小澤實 おざわ みのる
文学賞: 俳句四季大賞
カテゴリー
俳句・俳諧
受賞対象
プロ
選考方式
公募

新潟医科大学に集った俳人教授たちの歩みと、俳句と学問が交差した背景をたどる評論。

主題 俳句教授学問評論
72ページ

月と書く

池田澄子 いけだ すみこ
カテゴリー
文学総合・文芸総合
受賞対象
プロ
選考方式
公募

『月と書く』は、池田澄子による第八句集。人に会いにくかった時期の思い、戦火への怒りや絶望、日々のふとした感情を、口語を自在に用いた三百三十二句で映し出す。

主題 俳句出会いと別れ日常戦争と平和月
188ページ

夜景の奥

浅川芳直 あさかわ よしなお
文学賞: 田中裕明賞
カテゴリー
俳句・俳諧
受賞対象
プロ
選考方式
公募

東北の風土と日々の感覚を足場に、光、雪、震災の記憶、若い生活の手触りを詠んだ浅川芳直の第一句集。平成14年秋から令和5年1月までの286句を収め、写生の確かさと静かな叙情を重ねている。

主題 東北の風土光と雪震災の記憶日常の写生青春
172ページ

日々未来

南十二国 みなみ じゅうにこく
文学賞: 田中裕明賞
カテゴリー
俳句・俳諧
受賞対象
プロ
選考方式
公募

南十二国が2007年から2022年までに詠んだ句を収めた第一句集。身近な生き物や季節の景を、明るく素朴なまなざしと平明な言葉で捉え、日々の時間に新鮮な驚きを見いだしていく。

主題 俳句季節日常自然未来
190ページ
第12回(2024年) 星野立子賞

雨滴

山西雅子 やまにし まさこ
カテゴリー
俳句・俳諧
受賞対象
プロ
選考方式
公募

雨の粒が落ちるたびに移ろう景色と感情を、澄んだ視点で結んだ句集。

主題 雨季節景色句集
184ページ

ブレス記号

文学賞: 俳壇賞
カテゴリー
俳句・俳諧
受賞対象
新人
選考方式
公募

俳壇賞受賞作として、句を連ねながら言葉の切れ目や息づかいを探る俳句作品。雑誌掲載作であり、単行本としての書誌は確認できない。

主題 俳句呼吸季節感言葉の間雑誌掲載

阿波踊

勝村博 かつむら ひろし
カテゴリー
俳句・俳諧
受賞対象
プロ
選考方式
公募

阿波踊の会場へ着く場面から、踊り手、鳴り物、観客の熱気、夜更けの街までを三十句で描く俳句連作。祭りの音と光、人の動きが重なり、終演後に残る余韻までを捉えている。

主題 俳句阿波踊祭り音夜の街

つめ

カテゴリー
文学総合・文芸総合
受賞対象
不問
選考方式
公募

「つめ」は、二階堂晃子の詩集『悲しみの向こうに―故郷・双葉町を奪われて』の第二章「介護日記」に収められた詩である。2024年度第20回日本詩歌句随筆評論協会賞の詩部門で協会賞を受賞した。

主題 介護家族記憶詩
172ページ

ファインダー

古田秀 ふるた ひで
文学賞: 北斗賞
カテゴリー
俳句・俳諧
受賞対象
新人
選考方式
公募

ファインダーという題を軸に、視線や焦点の揺れを手がかりへ変える俳句作品。

主題 視線焦点俳句作品

変声期

加藤右馬 かとう うま
カテゴリー
俳句・俳諧
受賞対象
新人
選考方式
公募

声の変化をきっかけに、自分の輪郭が変わっていく感覚をすくい取る句集。

主題 声変化句集自己

半睡の文字

野城知里 のじょう ちさと
カテゴリー
俳句・俳諧
受賞対象
新人
選考方式
公募

眠りと覚醒のあわいを漂うように、言葉の気配を丁寧に掬う句集。

主題 眠り言葉余白句集

大野林火論ー抒情とヒューマニズム

村上喜代子 むらかみ きよこ
カテゴリー
評論・批評
受賞対象
プロ

大野林火の俳句と人柄をたどりながら、俳人としての実践とヒューマニズムを読み解く評論書。句集の精読を通して、林火の広がりを静かに描く。

主題 大野林火俳句史評伝ヒューマニズム句集読解
288ページ

新潟医科大学の俳人教授たち

中本真人 なかもと まさと
カテゴリー
評論・批評
受賞対象
プロ

新潟医科大学に集った俳人教授たちの歩みと、俳句と学問が交差した背景をたどる評論。

主題 俳句教授学問評論
72ページ

名句水先案内

小川軽舟 おがわ けいしゅう
カテゴリー
評論・批評
受賞対象
プロ

季節ごとの名句を手がかりに、俳句の読み方と鑑賞の視点を案内する評論書。伝統の名句を現在の読みへつなげ、俳句の面白さを広く開く。

主題 俳句鑑賞季節名句入門評論
264ページ

DTOPIA

安堂ホセ あんどう ほせ
文学賞: 芥川龍之介賞
カテゴリー
純文学
受賞対象
新人
選考方式
非公募

『DTOPIA(デートピア)』は安堂ホセの小説である。ポリネシアを舞台にした恋愛リアリティショーで、一人の女性をめぐる各国出身の男性たちと、番組を消費する視聴者の姿を描き、第172回芥川龍之介賞を受賞した。

主題 恋愛リアリティショージェンダーと人種物語の消費
160ページ

ゲーテはすべてを言った

鈴木結生 すずき ゆい
文学賞: 芥川龍之介賞
カテゴリー
純文学
受賞対象
新人
選考方式
非公募

『ゲーテはすべてを言った』は、高名なゲーテ学者・博把統一が、家族との夕食で自分の知らないゲーテの名言に出会うことから始まる小説である。ティーバッグのタグに記された言葉の原典を探す過程で、研究生活の記憶をたどり、創作と学問の意味を問い直す。

主題 ゲーテ引用と原典学問創作記憶
192ページ

藍を継ぐ海

伊与原新 いよはら あらた
文学賞: 直木三十五賞
カテゴリー
一般文芸・大衆小説
受賞対象
プロ
選考方式
公募

『藍を継ぐ海』は、科学が照らす未来と、人びとが土地に受け継ぐものを描く五つの物語。

主題 科学地域継承自然
272ページ

恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ

川上弘美 かわかみ ひろみ
文学賞: 野間文芸賞
カテゴリー
純文学
受賞対象
プロ
選考方式
選考

幼少期をカリフォルニアで過ごした小説家の朝見は、離婚や手術を経たアン、作詞家のカズと、半世紀ほどの時を越えて東京で再会する。三人が酒席や会話を重ねるうちに、記憶、老い、恋とも友情とも名づけきれない感情がゆるやかに交わり、人生の時間が静かに照らし返されていく。

主題 六十代の恋愛記憶と時間幼少期のアメリカ再会と距離感老いの自由
296ページ

伊邪那岐命の悲しみ

小灘一紀 こなだ いちき
文学賞: 日本芸術院賞
カテゴリー
芸術総合・メディア芸術
受賞対象
プロ
選考方式
推薦

小灘一紀が『古事記』の神話に取材して描いた洋画。火の神を生んだ伊邪那美命を失った伊邪那岐命の悲しみを起点に、生と死に向き合う古代の精神世界を表現する。

主題 古事記伊邪那岐命生と死喪失神話