作品情報
漱石を起点に、近代文学の意識と自然の交差を考える批評。
1969年の群像新人文学賞評論部門当選作。のちに柄谷行人の文学論集に収録され、批評家としての出発点を示す論考として読まれている。
書籍情報
- 出版社
- 岩波書店
- 発売日
- 2016-01-09
- ページ数
- 424ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 12.9 x 3.3 x 18.8 cm
- ISBN-13
- 9784000611008
- ISBN-10
- 4000611003
- 価格
- 4748 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/評論・文学研究/論文集・講演集・対談集
60年代末に文芸批評家としてデビューした著者の今日にいたるまでの全文学評論から,著者自身が精選改稿した12篇を収録.さらに各作品を解説する序文をあらたに付した.修士論文のダレル論から,近代文学の終りを見据えた漱石論まで,著者の文学的営為の全体像が一望のもとに.思想家柄谷行人の原点を知るための決定版.
柄谷行人(からたに こうじん) 1941年生まれ.思想家. 『定本 柄谷行人集』(全5巻,岩波書店),『哲学の起源』(岩波書店),『トランスクリティーク』 『定本 日本近代文学の起源』 『世界史の構造』(岩波現代文庫),『世界共和国へ』(岩波新書),『遊動論』(文春新書),『帝国の構造』(青土社),『倫理21』(平凡社ライブラリー)ほか著書多数.
レビュー
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柄谷さんの深くにあるもの
柄谷さんのファンです。読み応えは期待通り、文学を対象にするときの柄谷さんの、いつもよりcloseな心の距離感が感じられる本で、定期的に読み返してしまいます。ファンの方はぜひ。
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文学批評とは何か
柄谷行人という人を全く知らなかった。本の案内を見ていてこの人物について興味を覚えた。文学についてどんなことが描かれているのか、批評とはどういうことを言うのか非常に興味を持ち本書を購入した。内容的には少し難しいところもあるが、読んでいく内にこういう本の書き方もあるのかと感心させられた。これからもう少しこの柄谷行人という人の本を購入してみようと思います。
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TOC
アレクサンドリア・カルテットの弁証法 漱石試論:意識と自然 意味という病:マクベス論 歴史と自然:森鴎外論 坂口安吾『日本文化私観』について 歴史について。 漱石の多様性(講演) 坂口安吾その可能性の中心 夢の世界:島尾敏雄 中上健次とフォークナー 翻訳者の四迷 文学の衰滅。
関連する文学賞
- 群像新人文学賞 第12回(1969年) ・受賞