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人形剣士<ドールブレイブ>は絶ち切れない 一等審問官ガルノーの監視記録 (MF文庫J)

MF文庫Jライトノベル新人賞

人形剣士<ドールブレイブ>は絶ち切れない 一等審問官ガルノーの監視記録 (MF文庫J)

林若葉

人形を操る剣士と監視役の審問官を中心に、疑いと任務、そして絆が絡み合う正統派ファンタジー。応募時タイトルから改題され、受賞作として刊行された。

正統派ファンタジー人形剣士監視任務

作品情報

監視する者とされる者の距離が、事件の奥にある絆を照らす。

第14回MF文庫Jライトノベル新人賞最優秀賞受賞作。刊行時は『人形剣士<ドールブレイブ>は絶ち切れない』として文庫化された。

レビュー要約

  • 構成のまとまりと戦闘場面の見せ方が評価された一方、改稿によるキャラクター面の強化も期待された。王道の題材に独自の関係性を重ねた点が核になっている。

書籍情報

出版社
KADOKAWA
発売日
2018-12-25
ページ数
328ページ
言語
日本語
サイズ
10.6 x 1.6 x 15 cm
ISBN-13
9784040653815
ISBN-10
4040653815
価格
350 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

最優秀賞を受賞した、決して絶ち切れることがない、二人の絆の物語。 人形剣士ブレイスにはある疑いが掛けられている。奴は人形のリネットと共に魔獣を狩る独自の戦闘スタイルで名を馳せている……が、実はリネットが人間なのではないか、という疑いだ。本物の少女を操って戦っているのなら、それは攻撃魔法とされ重大な犯罪行為に値する。奴の悪行の証拠を掴むために私、ガルノー・ギルトフッド一等審問官は三ヶ月の間、監視任務に当たっていた。そんな中、世間を騒がせている「陽炎事件」の首謀者、幻術使いのバーズ捜索に同行することに。ブレイスの活躍もあり、事件は収束したがそれは、更なる陰謀の序章でもあった――。最優秀賞を受賞した、決して絶ち切れることがない、二人の絆の物語。

レビュー

  • さすが最優秀賞

    MF文庫の新人賞最優秀賞ということで読んでみました。 もともとシリアスなテーマが好きなのでとても気に入りました。 文章も読みやすくおすすめです。

  • 同行者の女が異端審問官

    攻撃魔法を使ったものは理由はどうあれとにかく死刑の世界。 攻撃魔法の定義はとにかく雑の一言で、物を動かして敵にぶつける魔法はセーフ、火をぶつけるのはアウト等。 まあ法整備が追い付いてないのは自覚しているらしいのだが、魔物から町を魔法で過去に守っていた人を殺したり(遡及)、それをやめてくれといった町人を皆殺しとやりたい放題(おそらく子供含め)。 兄を殺されそうになった妹が、兄を殺したら恨みますと言っただけで反乱分子だから殺しましたの一言で終わらせる。 こんな雑で、読んでヘイトがたまる組織に同行者(サブヒロイン)が所属していて、話の半分がその女の自分語りで終わります。 正直本気で敵の方を応援してしまいました、なにせ敵はそんな雑な理由で家族を殺された遺族ばかりなのですから。 主人公の旅の理由もスッキリしない理由でしたし読後感はよくないです。 これを最優秀賞にしたのはさすがにどうかと思いました。

  • これで賞とってるの?

    文章が上手くスラスラと読める。物語も王道ファンタジーで隙が無い。ただどうにも腑に落ちないのは審問官ってそんなお人好しで務まるのかね、という疑問。そこがご都合主義過ぎて、人間関係がどうにも希薄で愛着が湧かないなぁ。 これで賞をとったみたいだが、この時の審査員の目は曇っていたのかな。

  • 主役と脇は逆で良かったのでは

    なぜこのサブタイトル,そして審問官である女性視点なのかということがわからず, 確かに横柄で疑うだけだった彼女が,徐々に変わっていく様子は悪くなかったものの, 一方では人形剣士の少年と,人形の少女との絆や戦い,そして彼の苦悩も描かれるため, 結果,紙幅も含めてお互いに食い合ってしまっており,どちらも掘り下げ不足に感じます. また,中盤からじわじわと広がる不気味な謎や,そこからの盛り上げなどは悪くなく, 特に人形の少女に起きる変化は,序盤のイラストとの対比もあってグッとくるのですが, いわゆるラストバトルの相手が小物というのか,ポッと出の相手でこれまた乗り切れず…. 『監視記録』とありますが,彼女を通じてというより,彼ら自身が前に出てきており, これなら少年の視点で審問官は脇,少年と少女の物語でも良かったのではと思いました.

  • 楽しめた

    たぶん私の読み方が悪かったのだと思うが、語り手がガルノー視点であるということに気がついたのが中盤あたりであった。 そしてガルノー視点で考えるとたしかに人形剣士のブレイスは不気味に映る。 たが一読者として、いい大人が一人で観客なしの人形劇をやってる変人&変態だとしても受け入れるしかない。もしかしたら欺く策なのか考慮する。 ガルノーの動きに注目するが、ガルノーが語り手でガルノーはただの何も考えてないアホの子だということがはっきりわかってしまう。 なのでブレイスとガルノーが喧嘩したとしてもガルノーは確実アホであることが確定しているので味方することはできない。そこは読んでいて辛かった。 ただストーリーはもう一人の登場人物によって大きく動く。まぁ陽炎事件へと関与していくわけだ。 私は思う。これはガルノーの成長物語なのだと。 次巻がでるのか不明だが、文書力は申し分ないし、表現力もある、というか引き込まれた。 次巻がでれば買うかもしれないな。

  • 最優秀賞も頷ける。

    まず思ったのは文章の巧みさ。 本当に新人さんとは思えないほど読みやすい文章で、頭の中に情景がスラスラと入ってきます。構成もいいしやテーマも重厚で、なるほど、確かに最優秀賞を受賞しただけはあると感じました。審査員のお偉い先生方はこういう作品は大好物でしょう。 ただ、他の方も評価してらっしゃるように、 「面白いか面白くないか」、あるいは、「楽しいか楽しくないか」 で考えてしまえば、 確かに、面白みに欠けたつまらない作品と見えてしまいます。テーマがあるので仕方がないとはいえ、個人的には全体的に重すぎて(人が死にすぎぃ!)、ページを捲るたびに疲れてしまいました。娯楽のためのラノベなのに、どうして疲れてまで読んでいるんだろう、と思ったこともしばしば。まあ、私の好みの問題なのですが……。 重いテーマを重く描く。それは凄い才能だと思います。多分ハマる人にはとことんハマる作品だと思いますので、実際にページを捲ってみることをお勧めします。

  • 褒めるところは、文章力がある

    この作品は、文章こそそれなりだが、物語の語り部であるガルノーが性格悪すぎてきわめて不快なのでその文章の良さと消し去っている上、詰め込み過ぎて話もとっちらかった印象。 結果的に、面白くないし、どうしてコレに大賞を渡した?と思ってしまった。 案の定二巻にはほとんど(もしかしたら全く)レビューもついておらず、失敗としか言いようがない。 新人賞作品として一巻は売れても、続きは売れないのでは一発屋も良いところ。これだけ書ける作者なのにこれを出版させた結果、躓かせ、要らぬ汚点が残ってしまったかもしれない。 作者にとって、よからぬ傷にならなければいいが。 流石MF文庫J。女の子の可愛さしか見てない文庫である。

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