黎明国花伝 星読の姉妹 (富士見L文庫)
星を読む力を宿す姉妹が、荒廃した国と民を救うために女王の陰謀へ立ち向かう和風ファンタジー。離れ離れになった姉妹の運命が、国の未来と重なっていく。
作品情報
運命を背負う姉妹が、荒れた国を変えるために立ち上がる。
KADOKAWA 公式ページで、受賞作「黎明の国の姉妹」から改題された富士見L文庫刊行作として ISBN、発売日、ページ数を確認した。
書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA/富士見書房
- 発売日
- 2016-06-11
- ページ数
- 272ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.7 x 1.2 x 14.9 cm
- ISBN-13
- 9784040709512
- ISBN-10
- 4040709519
- 価格
- 10 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論/文芸作品
女でありながら武人の姉・スウェンと、知に秀でる妹・ルシェ。身体のどこかに浮く花の形の痣と、「星読の力」と呼ばれる予知能力を合わせ持つ女王が国を治める黎明国で、姉妹は二人ともが女王候補の資質を持ちながら、辺境の地で隠れ暮らしていた。しかし女王の陰謀で肉親を殺され、離ればなれに暮らすことを余儀なくされた姉妹は、苦しむ民のため女王と戦うことを決意する。荒廃した大地に立つ運命の姉妹のグランドロマン、開幕!
●喜咲冬子:第3回ラノベ文芸大賞にて「黎明国花伝 星読の姉妹」(受賞後改題改稿)が審査員特別賞を受賞。
レビュー
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借りて読んで気に入り読み返すため改めて購読しました
喜咲冬子氏のデビュー作です この作品全3巻を読んで以来、氏の新作は必ず読んでいます そのくらい充分に舞台設定・登場人物設定・物語の動き・国内外の動静など 綿密に構築された魅力的なファンタジー古代歴史小説です 世界の辺境、大陸から海を隔てた諸島群に女王が統治する国が在る その王統を巡り数代に亘る人々の思惑が明暗入り乱れ 主人公3姉弟妹の過酷な闘いがメインストーリーです じっくり解釈しながら読み進めるタイプの読者にお勧めです -- 近年こちら富士見レーベルでは軽めの作品を 「黎明~」のように厚みのある設定で構築した作品は 集英社オレンジ文庫で上梓の傾向です 全作品をレビューはしていませんが(そのうち書くかも) オレンジの作品はどの作品もハズレ無し読み応えのある出来栄えです
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アジア風のヒストリカルもの
このレーベルにしては、珍しい内容というか雰囲気だなーと思いました。 どういう雰囲気かというと……、帚木 蓬生氏の「日御子」みたいな雰囲気です。読んでない人にはわからないたとえですよね。すみません。 世界観は、しっかりしていたと思います。 とは言え、書店で流し読みした時には、前半十数ページがほぼ設定の解説に費やされているのを見て、げんなりしました。買うのをためらいすらしました。 けれど、腰を落ち着けて読んでみると、時系列で分かりやすかったし、するする頭に入ってきたし、不思議と穏やかな語り口で、思ったほど面倒臭くはなかったです。 アジアンな世界観で、薬や食べ物、街の雰囲気、服など、しっかり設定がしてありました。ここら辺は、上橋菜穂子氏の世界観の作り方を思わせます。 固有名詞も雰囲気がありました。結構好きな世界観です。 主人公は、特に設けていないように思われます。あえて言うなら、サブタイトルに出てくる「星読の姉妹」の、妹の方が主人公になってるのでしょうか。明るくて顔が広くて、あちこち飛び回ってるけど、お転婆という言葉では片づけられない何かを持っている子です。 お姉さんの方は、武人です。中国の三国志の英雄を思い起こさせる性格です。単なるカッコいい系女子かと思ったら、違った。 女王の暴政を止めるために蜂起するこの二人の王女の姿が、描かれています。 作中では、年単位で時間を飛ばしていたりするので、「実在する歴史人物の一生を、かいつまんで一冊の小説にまとめた」という雰囲気。登場人物たちの描写はあっさりしていますが、厚みというか、奥行きのようなものはあると思います。 好きな物語だけど、この作家さんはこのレーベルじゃないところから本を出した方が売れるんじゃないかなーと思いました。上橋菜穂子さんとか、荻原規子さんのような雰囲気を持っているので、児童書でもいけるかも。 総括としては、購入したことを後悔するような物語ではありませんよー、ということでしょうか。
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もう一捻り欲しい
雰囲気に惹かれ読みました。 物語は面白かったです。 ただ、話が動き出すまでに少し時間がかかるのと、ようやくハラハラドキドキとなってきたところで終わってしまい、もう一捻り欲しいなぁ・・・と。 これで完結だと思っていたのですが、続編が出るのですね。次巻に期待してみます!
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登場人物に人間味が感じられない
お話はよくできていて、面白いことは面白かったです。 でも、なんというか、最初から最後まで「あらすじ」を読んでいるような感じなんですよね。 二人の姉妹とその兄(実際はいとこ同士になるのかな)の3兄弟が主な登場人物で、ちゃんと会話もあって、恋やら悩みやら描かれており、陰謀があったりハラハラドキドキもそれなりにあるんですけど、まったく感情移入できないというか。
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- 富士見ラノベ文芸大賞 第3回(2015年) ・審査員特別賞