作品情報
クラウドとスレッドの語感が、そのまま世界設定の緊張を支える。
KADOKAWA系の正式書誌で確認したライトノベル。受賞時タイトルから刊行時タイトルへ対応づけた。
書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 2025-06-20
- ページ数
- 342ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.5 x 1.5 x 14.8 cm
- ISBN-13
- 9784040759401
- ISBN-10
- 4040759400
- 価格
- 858 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
地獄と化した世界。希望は一本の鎖。 それは救いの名をした地獄の続き―― 灼熱の地と化した地表、空に築かれた都市。都市の上層に生きる人間による理不尽な支配と死が蔓延る世界で、下層に生きる少年カイナは人々の自由の為、反逆の刃を振るう。――それが、自分の願いだと信じて。
レビュー
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面白かったです
突如、地上は灼熱の大地に飲まれ、そこから現れる化け物により、人類は滅亡の危機に瀕してしまう。そんな中、空の雲から謎の一本の鎖が伸び、人々はその雲の糸を支えとして、空中都市を作り、そこに生活圏を移した。限られた物資の中、人々はその空中都市の中でさえ、上層と下層で格差を生み出し、下層に生まれた主人公が、そんな格差をなくすために奮闘する物語。 主人公への上層からの抑圧、過去の出来事、それらからくる主人公の心理描写は主人公の行動原理を支えるしっかりとした下地になっているように感じ、個人的にはとても好みな作品でした。 また、物語全体を通しての様々な転換点における作者の大胆な舵取りにはとても驚かせてもらいました。 強いて言うなら、序盤がなんとも言えないですね。後半あたりからエンジンがかなり温まってきており、とても楽しめました。
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満点をつけられない理由
突如として地球が地獄と化してしまった世界。人類は壊滅的打撃を受け、謎のセーフティゾーンで細々と暮らしている。そんな小さなスケールになっても人は上級民と下級民に別れてカーストごっこをしている。下級民の戦士である主人公がこの現状から革命へと挑むという物語。不思議な世界観、魅力的な敵、激しい戦闘、そして最後は少し切ない。自由を主軸においた、考えさせられる作品です。ただ序盤の言葉使いがあまりにも汚くて、辟易としました。男子高校生だってあそこまで酷くはない。ここら辺の良し悪しは読み手の個性によるでしょう。
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