動く不動産 (角川文庫 あ 24-2)
土地売買と登記をめぐる不正から、不審死と過去の被害がつながっていく横溝正史賞受賞作。
作品情報
大阪の司法書士のもとに舞い込んだ一件が、街の闇をあぶり出す。
大阪の司法書士兼お好み焼き屋に持ち込まれた登記依頼から、土地制度の矛盾と事件の真相が立ち上がる。
書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 1998-04-01
- ページ数
- 318ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784041909027
- ISBN-10
- 4041909023
- 価格
- 204 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
義兄の伸太から父危篤の報せを受け、由佳は13年ぶりに大阪へ帰郷する。そんな時、司法書士兼お好み焼き屋を営む伸太に、土地登記の依頼が舞い込むが…。日本の土地制度の矛盾を抉った横溝正史賞受賞作。
レビュー
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司法書士です
司法書士が主役の小説があり、しかも横溝正史賞を受賞していたと聞いて読んでみました。 男女のバディもので、一種の密室トリックなんかもあるのですが、誰かを訪問しては、そこで得られた情報をもとに、また次の誰かを訪問する、という展開はハードボイルドものによくある手法です。 さらに、司法書士資格の取得者である著者ならではの知識で、法務局に行って登記簿を閲覧し、そこからヒントを得るなど、いろんな要素が盛り沢山でした。 私のような若い司法書士も、昔の登記制度との違いが新鮮だったりで、楽しめました。 ミステリーとしての完成度が高く、主役でお好み焼き屋と司法書士を兼業する太った男のキャラは十分に立っており、その点も 良かったです。 密室トリックには少し無理があるかなと思いましたが、星を1つ減らすほどの瑕疵ではないかなと思い、星5つとしました。
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読み急ぐ!
次から次と読み急ぎます。テンポが良いですね。
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30年以上前の小説だが読み返して面白かった。
姉小路祐さんのデビュー作、30年以上たっているとは思えない面白さ。不動産が簡単に動かされてしまうことが話の中心だが、業界のことを知らない自分にも一気読みできました。
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古いが中々の作品……
美人の主人公と、血の繋がっていない冴えない義兄とが不動産がらみの事件を追うという物語。 その事件への核心に迫っていく手段が、司法書士ならでは……と云う展開に、出来過ぎでは??と、思うではないが、中々良くできていて、面白い。