悪いコのススメ (MF文庫J)
『青春ビターテロリズム』として第18回MF文庫Jライトノベル新人賞の優秀賞を受賞し、『悪いコのススメ』へ改題して刊行された学園小説。学力主義にゆがめられた進学校で、夏目蓮は退学を決めた後輩・星宮胡桃に誘われ、学校への反逆を企てる。
作品情報
歪んだ学校に、二人だけの反逆を刻む青春小説。
人格否定や学力差別が日常となった進学校を舞台に、夏目蓮と星宮胡桃が学校へ宣戦を布告する。放課後の部室を拠点にした二人の反抗は、優等生であることや大人の常識を問い直しながら、危うい関係と青春の衝動を描き出す。
書籍情報
- 出版社
- KADOKAWA
- 発売日
- 2022-12-23
- ページ数
- 328ページ
- 言語
- 日本語
- サイズ
- 10.7 x 1.5 x 15 cm
- ISBN-13
- 9784046819383
- ISBN-10
- 4046819383
- 価格
- 726 JPY
- カテゴリ
- 本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル
この世界は間違っている。だから、僕たちは復讐をするんだ。 「先輩、私と一緒にこの学校に復讐しませんか?」 暴言。人格否定。学力差別。価値観が歪んだこの進学校で、その後輩は突然僕に手を差し伸べた。 黒髪に隠したインナーカラーをなびかせ、悪戯っぽく微笑む彼女の名前は星宮胡桃。 「私、退学するんです。でも、逃げただけになるのは絶対に嫌――だから先輩、一緒に学校を壊しましょう」 有無を言わさず手を握らされ、巻き込まれる。二人ぼっちの反逆の日々。 放課後、二人きりの部室で、僕らはテロを企てる。そして、不純異性交遊に勤しむ。罪を重ね、唇を重ね、背徳的に堕ちていく。 「ねえ、先輩。キスも立派な反抗になると思いませんか?」 これは常識を捨て、優等生をやめ、大人への反逆を誓う――そんな僕らの、悪いコのススメ。
レビュー
-
一見あるあるに見えるが、意外とあるあるじゃなく面白い
なんと付き合ってないんですよねこれ。そこがいいとこですね。後輩かわいい。 あるあるっぽく見えて、すごく似た作品を挙げろと言われると意外と無い気がします。 あるみっくさんのイラストも素晴らしいですし、10巻くらいまで続いてほしいです。
-
こういうの
好き
-
何かを成そうという士気が低い
成績至上主義の学校に対して反旗を翻そうという内容。 しかし主人公たちの行動は、ただ学校に不満を言いたいだけのように感じられ、本格的な解決への行動が伴わない。 やり場のないフラストレーションが不完全燃焼を起こしていくような作品。
-
典型的な青春ラノベも,特筆すべき点が少なく
※以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 私立高校での厳しい成績カーストや,教師陣の暴言,横暴といった設定はともかく, このご時世に,それらが外部に漏れていないことに,冒頭から強い違和感を覚えます. また,青春へのほろ苦さへの対比ということなのか,少女の側から始められる行為は, 唐突なこともそうですが,いささか狙いすぎにも映り,繰り返されるたびにしらけます. このほか,二人のキャラクタや関係,物語の展開など,典型的な青春ラノベであり, 残念ながら特筆すべき点が少なく,それだけに細かい部分での粗が目立っている印象. ドラマチックに畳まれる終盤も,彼女が抱える家庭の問題や,巻き込まれた人たちなど, いろいろと使い捨てにされているようで,せめて強く引き込まれるものがほしかったです.