お台場アイランドベイビー
震災後の東京・お台場を舞台に、少年の出生の謎と消える子供たちをめぐる疾走感のあるミステリ。
作品情報
崩れた東京で、少年の出生の謎が走り出す。
第30回横溝正史ミステリ大賞受賞作として2010年に刊行。
書籍情報
- 出版社
- 角川書店
- 発売日
- 2010-09-25
- ページ数
- 462ページ
- 言語
- 日本語
- ISBN-13
- 9784048741125
- ISBN-10
- 4048741128
- 価格
- 2900 JPY
- カテゴリ
- 本/文学・評論
父であることを喪った男、母であるために走る女、そして唯一無二の「子供」である少年--傷ついた街に残る巨大な謎をめぐり、それぞれの闘いが始まる。
1972年大阪生まれ。東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了。理学博士。本書で第30回横溝正史ミステリ大賞を受賞。
レビュー
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いいです
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問題なし
商品は問題なく届きました。
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自分勝手な考えでも、たくさんの人を幸せにするものなら、それは良い
終盤の盛り上がりはよかったけれど、そこにいくまでがいまひとつ読み応えがなかったように感じたので星は3個にしたけど、物語全体から発せられるメッセージはとても重要なものだと思う。 東京都知事の岩佐と、カルロス・オオスギ、この二人の人物の考えは対局なもののように一見見える。 岩佐は『悪』で、オオスギは『善』だと、話を聞いただけだと、そう思う。 ただ、両者には共通した部分がある。 それは、どちらも自分勝手な考えだということだ。 そして、誰をも幸せにするものではないということだ。 だから、あんなに大きな事件を起こし、被害者もでてきてしまった。 大企業の創始者だって、大発明の開発者だって、その考えの中には自分勝手が入っている。 だけど、それ以上に、誰かを幸せにしたい、力になりたいという思いが込められている。 だから、この二人の考えを認めてはいけない。 この物語から作者が感じてほしいもののひとつは、そういうことなのではないかと思う。
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凄い
こんなに、底力のアル本に出会えて嬉しい。サスペンスなのに、社会や自然を力強く描き、教えてくれる
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「お台場直下地震」の4年後を描く近未来SFアクション!
近未来の東京・お台場の直下で大地震が発生してから4年、元刑事の巽が不思議な少年・丈太と出会う。彼の知られざる出自は、近年起こっている「震災ストリートチルドレン」の失踪と関連しているらしい。元上司の鴻池と協力し、子供たちの行方を追っていると、震災がきっかけで完全封鎖されたお台場に手がかりがあることが判る。さて、巽と鴻池は子供の失踪の謎を解けるのか、という近未来SFアクション小説である。 大震災という突発的な自然現象による危機だけでなく、「コロニー」と呼ばれる居住区(スラムみたいなもの)が都市の中に形成されていたり、強権的で独裁的な都知事が登場したりと、現在の社会の延長線上にありうる近未来の東京都心の姿もリアルに印象的に描かれている。勿論、巽と丈太の人間関係の発展、謎に包まれた丈太の出自、封鎖されたお台場の真実など謎解き要素も多くちりばめられていて、近未来SFとしてだけでなくミステリとしての完成度もかなりのものだと思う。 個人的には、作中に登場する地震学者の名前が「和達」であることにニンマリしてしまった。伊与原は地震学が専門ではないが東大・地惑のドクターを出ているので、ひょっとしたら「和達」の名前はわざとなのかも知れない。
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結末が…
すごくよかった。すごくドキドキして一気に読めた!でも結末が…結末が、悲しすぎた!そこはハッピーエンドにしてほしかったよ!!
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物理学者のサスペンス小説
今年の、横溝正史大賞の受賞作。 推理小説というより、社会派的なサスペンス小説。 東京湾で発生した大地震により、東京の風景が一変し その中で繰広げられる、反社会的に成らざるを得なくなった 外国人社会を舞台とした物語である。 明記されていないが 恐らく2030-2050年頃の未来を想定していると推測される。 作家は物理学者であり、科学的話題や説明が登場人物の 会話の中にたびたび出て来るのは、物語の情景をリアルに させ、そのような未来の東京を想像させる迫力がある。 主人公はヤクザまがいの元刑事、いわゆる「悪(わる)」である。 他の主要な登場人物の設定が正義感はあるが、 反社会的な存在であるので、このような背景にしたのだろうが、 その必然性は余り感じられない。 むしろ、出来るだけの真面目人間の 方がストーリーの面白さを引き立てるのではなかろうか。
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ドキドキ
伊予原さんの科学と人間臭さが出ている作品。映画化してほしいです。