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ウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネー (電撃文庫 み 19-1)

電撃小説大賞

ウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネー (電撃文庫 み 19-1)

三河ごーすと

書籍情報

出版社
アスキー・メディアワークス
発売日
2012-02-10
ページ数
296ページ
言語
日本語
サイズ
10.8 x 1.4 x 15 cm
ISBN-13
9784048862738
ISBN-10
4048862731
価格
1 JPY
カテゴリ
本/コミック・ラノベ・BL/ライトノベル

「奪うことだけが正義なんだよ」 「なぜ奪われる哀しさがわからないの」 地下貧民街に生まれ幼い頃から暴力と略奪の中で孤独に生き、地上で安穏と暮らす人間を憎んできた十七歳のジェイファ。地下を脱出した彼は中流平民街に上がると同時に一軒の豪邸に盗みに入る。しかし冬瀬陽月《ふゆせはるつき》に遭遇、捕縛されてしまう。豪邸の持ち主である冬瀬一郎は、ジェイファを許す代わりにある条件を突きつける。それは陽月と組み 『ウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネー』 という、魔術師と戦士の二人一組で相手ペアと戦う競技のプロになることだった!? 第18回電撃小説大賞〈銀賞〉受賞作。

レビュー

  • 先は読めるが面白い

    わかりやすいくらい丁寧な伏線を張っているので、敵の正体やどうやってバトルに勝利するかなど先が読めますが、 決して悪い意味ではないです。 期待を裏切らないでくれたという安心感があります。 よくあるハーレム物ではなく、ヒロインがきっちり決まっている点も好印象です。 好みもあるでしょうが、個人的には理由もなくモテまくる展開に食傷気味でした。 TCGの要素を抜き出したバトルも面白いです。 TCGをやったことがない私でも、ビジュアルを頭に思い浮かべることができ、 わかりづらいということはありませんでした。 ただ、残念な点があるとすれば、タイトルに「マネー」とついているのですから、 金で無双しまくる敵に対して、貧乏人が勝利するというかたちにしてほしかったです。 電撃大賞銀賞も納得の出来でした。

  • 設定は魅力的

    3つの階級に隔てられた差別が当たり前に存在する世界で、他者から奪い底辺から這い上がろうとする主人公の設定からしてライトノベルとしては珍しく興味を惹かれました。 インフレしがちなバトル物でありながら、カードゲームを元にしたルールの縛りを用いることで駆け引きの要素を持たせているのも面白い。 登場人物に関しては主人公は中々個性を発揮できていると思います。 他者から奪ってやると豪語しながら悪人にはなりきれない主人公は、ぬるいとも感じ取れますが読者層を考えれば良い塩梅でしょう。 ツンデレ、と言うか性根には優しさを秘めるものの妙な所でひねくれていて口の悪い不良少年といった感じで個人的には好感が持てます。 話の作りとか登場人物の描写は十分な出来だと思うのですが、一方で文章が何とも読みづらいというか馴染めませんでした。 基本は多視点の三人称だと思うのですが、途中で一人称の文が入ることが頻繁にあるので急ブレーキを掛けられたようで気が削がれます。 戦闘の場面においては平均以上だとは思いますが、スキルやカードの効果があまりに強力過ぎるものやコストが釣り合っていないものがあるなど、粗もあります。 文章がもっと洗練されていればそれだけで星1つ追加できるんですが、続刊ではどうなっているのか。 変わり種のバトル物が読みたければ良い作品となるかもしれません。

  • 格差社会へのアイロニーを込めたエクストリーム・バトル

    世帯年収200万円未満は地下貧民街、200万円以上1億円未満は中流平民街、1億円超は天空高等民街に 住む超格差社会。不正な手段で地下貧民街を脱し、自分たちから搾取する者たちから盗みを働くため 中流平民街へやって来たジェイファは早速目星を付けた屋敷に闖入するが、あっさり全裸の少女に 捕まってしまい、わけの分からないまま有無を言わさず家主である冬瀬一郎の命により件の少女・ 冬瀬陽月と組まされ、冬瀬皿次と改名させられた上、ウィザード&ウォーリアー・ウィズ・マネー (通称WWWM;ダブルス・マネー)なる二人一組で行われるゲームに参加させられる羽目に――というのが 序盤のあらすじ。 架空のエクストリーム・スポーツを題材としているためある程度は仕方のないことではあるが、 序盤の多くをWWWMのルール説明に割いているが、動画のプレイバックや復帰前哨戦である アマチュアとの戦いを通じてうまくルールを読者に擦り込ませようとしている工夫がなされており、 なおかつ連勝街道をひた走っていた陽月と彼女のかつてのパートナーである木崎美紀を不思議なまでに 再起不能になるまで追い詰めた仮面の強奪者(シークレット・スナッチャー)と 仮面の五色魔術師(オールラウンダー)が何者なのかという謎をうまく呈示し、更に終盤において もう一捻りを利かせているのが分かる。 作者としてみれば形を変えた部落差別が存在するディストピアを描きたかったのだろうが、 現実世界において中間層がなくなりつつあることを鑑みれば、ある意味において現実世界よりも 作品世界の方がマシになってしまったことは執筆当時の作者ですら予測することができなかったのだろう。 また、個人年収ではなく世帯年収が物差しとなっているところは作者の設定ミスなのか それとも今後の展開の伏線となるのかは第2巻以降で明らかになるのだろう。 (5人家族で一人あたり40万円稼げば中流平民街に住めるが、一人世帯では200万円未満であれば 地下貧民街から出られないという、一人世帯に不利な設定になっている)

  • よかった!(ネタバレ注意)

    面白かったです! プロローグから一章、二章……と、まんまに引っ張られていきました(笑) ラストの最終戦直前には緊張させられます。 主人公と一緒に成長するヒロインも良い。 文章はやや堅めですが、かといって読みにくいわけではなく、ページをめくる手が止まりません。 皿次と陽月の背中がムズムズするような恋愛(?)シーンには思わず笑ってしまいます(当人たちにしてみれば笑い事ではないでしょうけど笑)。 キャラクターにも感情移入できます。 木崎さんはもちろん、悪役二人にも 。 一郎さんは当初は大嫌いでしたが(しかし個性がないとそもそもキャラクターを嫌うことすらできない)、エピローグで株がグイと上がりました。いいなあ、こういうの。 残念なのは、みなさんも気づくと思いますが、伏線がやたら露骨で、展開が読めてしまうところ。 あと序盤の主人公のセリフに違和感が。 タイトルもどうにかしてほしいです……長いです…… でも。 ラストのバトルは燃えますし、テーマ(?)も深い。 はい。 ぶっちゃけ超面白いです← 楽しい時間を過ごさせてもらいました。 次巻がでたら、もちろん喜んで買います。

  • 設定は面白そう

    高評価につられて買いましたが、期待外れでした。 ・文章 「である」調で文章をよく締めているが、文意にそぐわない使われ方が何点か キャラクターの行動について逐一理由を説明しているので、テンポに乗って読めない よく短い語彙で「○○だ」と文章の合間に説明が入るが、重要な言葉でもなく読み辛くさせるだけになっている 感心する文章もなく、読みづらさを全体的に感じました ・物語 差別が行き届いた世界と書いてある割に各階級との交流がすんなり行き過ぎてると感じた 主人公の人格が素直なヤンキーにしか思えない。アンダースラムの盗人って柄には・・・ 登場人物が主人公に対して親切すぎる ご都合主義が好きな人ならお勧めできそうです 作者が巻末で「好きな仕事しかやらない」と宣言していましたが この作品を通じてそれがよく伝わってきます

  • 電撃文庫銀賞の凄さ!

    やはり、また面白いのは銀賞です! 狼と香辛料 ストライク・ザ・ブラッド はたらく魔王さま などなどの銀賞受賞者の方はたいてい面白くなおかつ売れるんですが… やっぱり一番面白い! ていうか、電撃文庫はわざと狙って銀賞に面白いのをもってきてるのかな? 今回の銀賞受賞作品もたいへん読みごたえあり面白いです。 是非とも読んで下さい! 電撃と言ったら銀賞作品!

  • 銀賞以上の価値あり!!

    本作品は、大賞のエスケイプと並んで、最も面白い 作品でした。 全体的に、ラブコメのような甘い雰囲気があるわけでもなく、 現実の貧困層とウォール街の関係をそのまま表している ような構図で、リアリティがあり、引き込まれやすい 世界観です。 主人公は、最初はスラム街の不良を地で行くような タイプの少年で、女の子にもまったく遠慮なく行動するような感じで、 ヒロインは、とにかく優秀だが頭が固いというかデレる様子が全然みられなかったから どう展開してくんだこれ・・・と最初は不安にさせられましたが、 最終的にはしてやられましたね〜〜〜。。 敵のコンビについては、かなり早い段階で予想できちゃうのが 少し不満でした。もう少しヒントを少なくするとか、 回りくどい書き方にするとか、ひとひねり欲しかったですね。 全体的に良くまとまっていて面白かったです。 続編は、出るのかわかりにくい終わり方だったので、 なんともいえませんが、出たら読みたいですね。

  • あと一歩、いや、半歩!w

    伏線がモロバレなのが惜しいところ。 中盤辺りでオチが全て読めてしまいました、2巻ではもう少し仄めかす程度になっているといいなぁ。 いきなりダメ出しを書きましたが、素直に「楽しめた!」と言える作品でした。 キャラが生き生きしていて好感が持てますね、応援したくなります。 人を思いやる気持ちを胸に、諦めず困難に立ち向かう、実に王道なストーリー展開ですので、万人受けするのではないかなぁと。 残念系や日常系、萌え系が流行している中での直球なので、ある意味新鮮でした。 世界観や戦闘システムの設定も好評価です。 まだまだ風呂敷を広げれそうですね。 次はマネー要素も押し出して来てほしいなぁ。 続刊に期待大です。 ただ、初っ端から「最強じゃないか」と思ってしまう敵が登場したので、次はどうするつもりなのか若干心配です。笑 ★はちょっと甘いかもしれませんが、応援の気持ちも込めて5で!

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